MARC JACOBS以来のドラマティック フランスの図書館司書の黒のジャケット
もう20年ほども前
学生だったわたしは時給820円のアルバイト代が入ると
Gジャン(デニムのジャケット)を買うために
うろうろ神戸の街をさまよっていた。
あの頃の神戸はアナバなお店が山側や海側に点在していて
ランチを抜いても、うろうろ足で探してショッピングを楽しんでいた
学生だったわたしはお給料日のたびにGジャンを探しているのに
買い物に行くとワンピースや鞄
別のかわいいものが見つかり、なかなかGジャンを
手に入れることができなかった
「今回のお給料は必ずGジャンを買うぞ」と
意気込んだのに
今度もまた、MARC JACOBSで黒のいい感じのジャケットと
出逢ってしまい
わたしの時給820円×・・・=は、Gジャンではなく
黒のジャケットに変わった
黒のジャケットは
カジュアルな時もフォーマルな時も
デートの時も、夜遊びの時も
とんでもない頻度で着まわされた
たぶんあれから一度も買えてないGジャンよりも
使用頻度は高かったと想像できる
あれから20年
黒のジャケットは定番だからこそ
「欲しい!」と感情が揺さぶられるまで抜群の
ドラマティックな要素が必要で
就職活動の時に仕方なく買った黒のスーツ以来
買うことはなかった
そして、先日
その定番の黒のジャケットでドラマティックなものを
見つけた
ライブラリアンって?
どうも、フランスの”図書館司書さん”からきている名前だそうだ
サイト引用
フランスの由緒ある図書館で働く図書館員(ライブラリアン)たち
花柄のシャツ、ストールとデニム、ボーダーTシャツ
ロングスカートと白いスニーカーに腕まくり…
黒のジャケットの中にそれぞれの個性がきらめく
ジャケットという決められた枠の中で好きなものを楽しむ
そんなオシャレを楽しむフランスの人たちが目に浮かんで
久しぶりにジャケットが欲しくなった
ラフに着こなしたり、ここぞという仕事のときに
羽織ったり、賢い黒のジャケットは
”フランスの図書館司書” というドラマティックな展開で
再びわたしの欲しいものリストに加わった
長い相棒になることは間違いなさそうだ