血液恐怖症の克服

まずは私の性格について簡単に書こうと思ふ。

根は真面目で繊細すぎるほど繊細。たぶんHSPというのに当てはまるかもしれない。(感受性が強く、傷つきやすい。)幼い頃は、全く笑わず、ほとんど話さず、物を買って〜と駄駄をこねることもなく、友達と外で遊ぶより家で何時間も絵を書いているような変わったコだった。親にとっては全く手のかからない良い子だったとのことで、大人になった今の方が手がかかると言う(笑)

ちなみに幼い頃から犬が大好きで、それは今も変わっていない。(幼い頃の夢は漫画家になることだった。)

そして実は、幼い頃血液恐怖症だった。幼いながらに自分では病的だと思うほど、本物の血に限らず、映画の中で流れる血も駄目だった。(当時は、本気で悩んでいた。)

幼稚園でアニメを見せられる時間に観たアニメ(タイトル忘れた)に登場するライオン?(曖昧)がライオン?を氷の上に叩きつけ、叩きつけられたライオンが血だらけになるシーンにさしかかった時、最初はおとなしく観ていた私がパニックを起こして大泣きしたというエピソードがある。。(普段あまり泣かないので)先生もパニックになっていた。

とにかく幼い頃は、理由もなく赤い血がたまらなく怖かった。鮮血の強烈なインパクトが幼い私にとっては刺激的すぎて、本能的な恐怖心に結びついてしまっていたのだろうか。そのトラウマ映画の最たるものが「もののけ姫」。公開当時、ジブリ好きな親がビデオを買ってきて私も観させられた。泣きはしなかったものの、怖くて別の部屋で目と耳を塞いで震えていたのを覚えている。今は「もののけ姫」の凄さが理解できるようになり、好きにまでなったけど一昔前までは幼い頃にトラウマを植え付けられたこの映画を好きになれなかった。親の本棚の一角にその新品のビデオが飾られていて、その存在自体が嫌で親に「もののけ姫のビデオ捨てて」と言った記憶があるくらい。

当時コンビニのトイレにも人気だったせいかその映画のポスターが貼ってあった。そのポスターを見るたびに、冷や汗が出て心臓が締め付けられるような感覚がした。そしてそのポスターを剥がしたい気持ちになった。そのことを親に相談すると「大人になれば治る」の一言で片付けられてしまったが私はこの恐怖症が一生治らなかったらどうしようと不安で眠れない日もあった。

今はそのトラウマも克服し、映画などで血が流れるシーンを観てもパニックを起こさず冷静でいられるようになった。もちろんグロテスク過ぎるのは苦手だけど。

私みたいな人がいるのかな?この話をして共感してくれた人が今までいなかったからわからないけど、血液恐怖症は大人になればたぶん克服できるものだと今では思える。

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