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カンボジア銀行おすすめTOP7!初めてでも安心な口座開設の完全ガイド

海外の銀行は日本国内の銀行と比べて金利が高い場合があり、海外銀行の口座開設は資産形成の有効な手段のひとつです
なかでも、カンボジア銀行は独自の制度による多くのメリットがあります。

今回は、カンボジアの銀行を利用する際のメリットや、当国の銀行でも特におすすめの銀行をランキング形式でご紹介します。

カンボジアは経済成長が目ざましく資産形成に適した環境

カンボジアはここ10年ほど、コロナという例外を除いて、毎年に渡って以下のようなGDP成長率を示しています。
● 2012年:7.31%
● 2013年:7.36%
● 2014年:7.14%
● 2015年:6.97%
● 2016年:6.93%
● 2017年:7.00%
● 2018年:7.47%
● 2019年:7.05%
● 2020年:-3.10%(コロナの影響でマイナス成長)
● 2021年:3.03%
● 2022年:5.10%
参照:CEIC

高いGDP成長率に加えて、30歳以下の若年層が国内人口の多くを占めており、豊富な労働力を確保できることから今後の成長にも期待が寄せられています。

さらに政府が外資の誘致に積極的で、外国人が国内の銀行に口座を開設する際にも、法制を整備してさまざまな優遇措置を採っています。
好調な経済を維持・発展させるために政府も投資の促進に意欲的な姿勢を見せている点が、カンボジアでの銀行口座開設のメリットに結びついているのです。

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カンボジアで銀行口座を開設する5つのメリット

先に述べたように、カンボジアでは政府の政策もあり、外国人が銀行口座を開設する際にさまざまなメリットがあります。
ここでは、カンボジアの銀行のメリットを5つに分けてご説明します。

①ドルによる資産の保有が可能

カンボジア国内では、一部地域を除いて自国通貨のリエルではなく、米ドルが主軸通貨です。
国内の大部分で米ドルが流通しているため、銀行預金も原則としてドル建て扱いとなります。

日本人がカンボジアの銀行に口座を開設すると、円とドルで資産を保有できます。
円とドルの両方の資産を持つことで、為替リスク対策が可能です。

②定期預金の金利が非常に高水準

カンボジアではGDP成長率がほぼ毎年上昇しており、好経済に支えられて銀行預金の利率も高くなっています。
特に、顧客が一定の期間に渡って資産を預ける定期預金では、見返りとして非常に高い金利を設定しているのが特徴です。

後ほど詳しくご紹介しますが、多くの銀行で定期預金は5%前後という高金利が設定されています。
2024年現在の日本国内銀行では考えられないような高利息は、カンボジアの銀行で定期預金を行う大きなメリットといえるでしょう。

③非居住者でも口座の開設が可能

カンボジアでは、原則として非居住者でも国内口座の開設が可能です。
東南アジア諸国の多くが口座開設を国内居住者に限定するなか、際立った措置といえます。
カンボジア国外に居住しながら預金金利が発生するので、生活の拠点を移さずに資産を形成できます。

ただし、近年は非居住者の口座開設を制限している銀行もあるので、事前に確認が必要です。
また、預金口座の利息は課税対象(利息分源泉)となり、非居住者には14%が適用される点にも注意しましょう。

④オンラインでの口座開設にも対応

カンボジアでは、非居住者による口座開設に加えて、銀行によってオンラインで手続きを完結できます。
外出不要で口座を開設できる環境は、非常に便利に感じられるでしょう。

もっとも、オンライン対応であってもパスポートや収入を証明する書類のほか、場合によって外国公証書などが必要な点にはご注意ください。

⑤海外への送金が無制限

カンボジアの経済活動が活発な要因として、政府の積極的な外資誘致政策が挙げられます。
政府の法整備により、カンボジアの銀行では、海外への送金に明確な規制がありません。

明確な規制がないため、海外への送金は手数料こそあるものの、実質的には無制限です。
カンボジア政府の後押しもあり、流動性の高い資産運用が保障されている点もカンボジアに口座を保有するメリットといえます。

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カンボジア銀行で口座を開設する際のデメリット5つ

カンボジアで銀行口座を開設する際のメリットについてご説明しましたが、デメリットも存在します。
デメリットについても把握し、口座開設でつまずくことがないようにしましょう。

①銀行が破綻した場合でも無保証

日本国内の銀行にはペイオフ(預金保証)制度が設定されています。
ペイオフ制度とは、万が一銀行が破綻した場合でも、利息の付く預金口座の元本1,000万円までは払い戻しを保証するものです。

ペイオフ制度は日本国内での円取引には適用されますが、外貨預金は対象外です。
また、カンボジア国内でもペイオフ制度は導入されていません。

経済成長が活発なカンボジアで、突如として銀行が破綻するとは非常に考えにくいですが、万が一のリスクは想定しておいたほうがよいでしょう。

②長期の取引がない資金が凍結されるリスク

カンボジアの銀行では、一定期間、口座に入出金がないと資産が凍結されてしまう場合があります。
資産凍結までの期限を1年に設定しており、解除には現地窓口での手続きや手数料が必要なケースが多いです。

うっかり放置して、資産を動かせなくなるという事態は避けましょう。
定期預金で長期のプランを組み、利息の受け取りを満期に設定した場合なども、資産が凍結となる可能性があるので要注意です。
なお業者のアフターサポートでは、少額の入金を行うなど資産凍結に対応したサービスを提供している場合があります。

③定期預金は途中解約が原則的に不可能

カンボジアの銀行の多くは、定期預金の途中解約に対応していません。
途中解約が可能であっても、解約手数料が発生したり、利息が下がったりするケースがほとんどです。
また、解約は口座開設から一定期間のみ可能という銀行も多いです。
特に定期預金を途中解約すると、カンボジアの銀行ならではの高金利が無効になってしまうので、メリットの大半が消失してしまいます。

急な出費などで資金のやりくりに困らないよう、契約時に預金の額や期間を慎重に設定しておく必要があります。

④銀行によっては現地への渡航が必要

カンボジアでは、銀行によって口座開設時に現地の公証役場での書類発行が必要な場合があります。
現地への渡航は、直行便で片道6時間、他国経由だと片道約7〜10時間です。(直行便は2024年6月現在で運休中)
渡航費用を含めると、時間とお金の両面で大きなコストになります。

また、日本の公証役場で発行する外国公証書などの提出を求める銀行もあるので要注意です。
国内で手続きが完結するとはいえ、手間は感じやすいでしょう。

⑤口座開設時に一定額以上の預金が必要な銀行が多数

カンボジアの銀行では、口座を開設する条件として、一定額以上の預金を設定している場合が少なくありません。
銀行にもよりますが、定期預金を開設する際の必要預金額は100〜500ドルが相場です。

1ドル100円と仮定すると約1〜5万円ですが、円安の状況ではより金額は大きくなります。
必ずしも無料で口座を開設できるわけではないと覚えておきましょう。

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カンボジアのおすすめ銀行TOP7

ここまでカンボジアの銀行の特徴についてご説明しましたが、カンボジア国内でも特におすすめの銀行をランキング形式でご紹介します。
この記事でご紹介する銀行は次の7つです。

  1. フィリップ銀行

  2. Jトラストロイヤル銀行

  3. アクレダ銀行

  4. ABA銀行

  5. カナディア銀行

  6. サタパナ銀行

  7. プノンペン商業銀行

各銀行の特徴を比較したい場合は、以下の表もご覧ください。

※1:手続きは次のように分類 簡単=オンライン完結・少し手間=国内公証役場などで書類を取得・手間=現地で開設
※2:普通預金口座の最低預金額は個人口座のものです。

では、各銀行について詳しくご紹介します。
なお、記事中のデータは2024年6月現在のもので、変更される可能性があります。

1位:フィリップ銀行 | 最大金利が驚異の7%台の多国籍銀行

フィリップ銀行は定期預金の金利が最大で7%を超える、ほかでも類を見ない高品質なサービスが特徴です。
フィリップ銀行について、詳しく見ていきましょう。

【カンボジア国内に70以上の支店を置く中規模銀行】
フィリップ銀行はシンガポールに本社を置き、東南アジアを中心に2024年現在で15か国に事業を展開しています。

企業・小売・機関など幅広い顧客に高品質で革新的なサービスを提供しています。
世界に5,000以上の従業員と100万人以上の顧客を抱え、社の保有資産は350億ドル、株主の保有資産は15億ドル以上です。

カンボジア国内には70以上の支店を持つ中規模銀行です。
1975年の創業以来、莫大な資産と高度なサービスを背景に多くの顧客から支持を得ています。

【利息を受け取るタイミングを選択可能で最大利率は7%以上】
フィリップ銀行では、定期預金の利息を受け取れるタイミングを満期または毎月のいずれかより選択できます。
フィリップ銀行の定期預金プランは以下の通りです。

アンナアドバイザーズHPより

※上記プラン以外にも最短3ヶ月〜の短期プランがあります。

いずれのプランを選択しても36ヶ月後の利息は7%以上であり、業界でも最高水準の高金利はやはり大きな魅力といえるでしょう。

【オンラインで口座開設をほぼ完了できるので手軽】
フィリップ銀行では、口座開設時に銀行員との面談が必要ですが、面談はオンライン環境に対応しています。
面談後、必要書類を郵送すれば口座開設手続きは完了となります。

必要書類はパスポートや戸籍謄本だけでよく、公証役場を訪れる必要はありません。
ほぼオンラインで手続きを完結でき、必要書類も少ないので、海外の銀行口座を初めて開設する方でも負担は少なく感じられるでしょう。

【アンナアドバイザーズ経由なら日本語でサポート可能】
フィリップ銀行では、カンボジア現地支店の銀行員との面談(オンライン可)を経て口座を開設しますが、日本人デスクがありません。
日本語に対応していないため、英語での面談が必要です。

専門用語などもあり、日常会話や観光より高度な英語力が要求されるため、気後れする方も少なくはないかもしれません。
サポート内容にはスタッフによる日本語でのご案内のほか、書類の取次(送料は弊社負担)なども含まれます。
より手軽に口座を開設したい方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。

【フィリップ銀行はサービスの総合力が高くあらゆる方におすすめ】
フィリップ銀行は最大金利が7%と業界屈指の高水準で、最低預金額が100USDと手軽に口座を開設できる点が魅力です。
手続きが手軽で、公証役場まで足を運ぶ必要もないため、初心者でも口座開設のハードルは低いでしょう。

ただし、通常の申し込みでは日本語に非対応なので要注意です。
弊社を経由すれば、銀行員との英語面談をスタッフが代行しますので、言語を気にすることなく口座開設が可能になります。

2位:アクレダ銀行 |日本の大手銀行とも提携するメガバンク

アクレダ銀行は1993年に中小企業救済のNGOとして設立され、2003年に商業銀行としての認可を受けました。
カンボジア国内に264支店、1,420台のATMを展開する国内最大級のネットワークが特徴です。
三井住友銀行が筆頭株主で、オリックスも株を保有しており、日本とも緊密な関係にあります。
アクレダ銀行について詳しく見ていきましょう。

【定期預金のプランは3種類から選択可能】
アクレダ銀行の定期預金には3つのプランがあり、選択したプランによって利息を受け取れるタイミングが異なります。
アクレダ銀行の定期預金プランは以下の通りです。

アンナアドバイザーズHPより

預金期間やプランによって細かく金利が設定されており、より流動性の高い資産運用を期待できます。
特に36ヶ月以上のプランは3ヶ月ごとに5.70〜6.25%の利息が受け取れるため、資産形成の効果を感じやすいでしょう。

【日本国内からの郵送による口座開設手続きに対応】
アクレダ銀行では、口座開設にあたって必要書類を郵送します。
必要な書類の中には、外国公証書が含まれるため、国内の公証役場に足を運ぶ必要があります。
自治体にもよりますが、公証役場は法務局の管轄内で、窓口業務は原則として平日のみなので要注意です。

郵送のやり取りのみで口座を開設できますが、契約者ご本人または代理人が公証役場に出向くという手間がかかります。

【アクレダ銀行は多彩な選択肢から最適なプランを選びたい方におすすめ】
アクレダ銀行には3種類の定期預金プランがあり、プランに応じて利息が発生します。
顧客のニーズに合わせた多彩な選択肢が魅力で、資産形成の計画を細かくカスタマイズしやすいのが特徴です。

日系企業が株の約3分の1を保有していることから、日本人顧客へのサポートも手厚いです。
きめ細かなサービスは、カンボジア国内外から多くの支持を得ています。

3位:Jトラストロイヤル銀行 | 信頼感抜群の日系銀行

Jトラストロイヤル銀行は、J Trust Royal Bankが旧ANZ Royal Bankの株式の過半数を取得し、2019年にカンボジアでの事業を開始しました。

前進となるANZ Royal Bankはカンボジアに深く根ざしており、日本とカンボジアの企業が共同で経営に携わっています。
Jトラストロイヤル銀行の特徴を詳しく見ていきましょう。

【定期預金のプランは非常にシンプルかつ高金利】
Jトラストロイヤル銀行の定期預金は以下のプラン1つのみです。

最低預金額が非常に高額なものの、プランはシンプルかつ5%という高金利なのが特徴です。
預金額が大きいことから必然的に得られる利息も増え、資産形成の見通しが立てやすいのが魅力といえるでしょう。

【日系銀行であるため日本語への対応は万全】
Jトラストロイヤル銀行はJトラスト株式会社(東京証券取引所 スタンダード市場 (証券コード:8508))が株の55%を保有しています。
東京証券取引所に登録のある日系企業が経営の主導権を握っており、経営母体が安定しているという特徴があります。

日系企業が株の過半数を保有していることから、日本語への対応も完璧です。
日本人スタッフが常駐しているため、言語の壁を感じることなく、口座を開設できるでしょう。

【アンナアドバイザーズではオンライン手続きもサポート】
Jトラストロイヤル銀行では、口座開設にあたっては必要書類をPDFで送付し、銀行員とのオンライン面談を行います。
日本人スタッフとの面談ですので、言語の違いによる齟齬がない点は安心です。

ただし、初めての海外口座開設では不安もあるかもしれません。
弊社では、当行との手続きをオンラインまたは東京オフィスにてサポートいたします。
書類のデータ化や銀行員との面談シミュレーションなどは、ぜひ弊社にお任せください。

【Jトラストロイヤル銀行は本格的に資産形成したい方におすすめ】
Jトラストロイヤル銀行の最大の特徴は、最低預金額が100,000USDと群を抜いて高い点です。
口座を開設するにはかなりの資金が必要となりますが、開設時から期間満了まで日本語によるフルサポートを受けられます。
口座開設の手続きも簡単で、日本語でのオンライン面談と書類のデータ送付のみで完了します。

定期預金が金利5%で入金額も大きいことから必然的にリターンも多くなるため、より本格的に資産形成したい方向けといえます。

4位:ABA銀行 | 最優秀受賞歴もある信頼の外資系銀行

ABA銀行は1996年に設立された、資金・預金・融資におけるカンボジア最大の商業銀行で、世界有数の大規模銀行カナダ・ナショナル銀行の系列です。
85の支店、1,300台を超えるATMを設置しており、中小企業・個人を含む顧客は220万人を突破しています。

定期預金の金利は毎月または満了後の受け取りを選択可能で、以下のようにプランが設定されています。

アンナアドバイザーズHPより

【複数年にわたってバンク・オブ・ザ・イヤーに選出される優良銀行】
ABA銀行は過去に5回ほど、アジアマネー誌のバンク・オブ・ザ・イヤーに選出されており、国内きっての優良銀行として名高いです。
ユーロマネー誌においても、2014年から2022年までカンボジアの最優秀銀行として表彰されています。

専門機関からの評価も高く、実績・権威性ともに国内最高峰の銀行といえます。

【日本語対応&郵送手続きで口座開設がカンタン】
ABA銀行は金利の高さに加えて、口座開設手続きが国内で完了する点も大きな魅力です。
日本人スタッフが常駐しており、言語によるコミュニケーション問題をクリアーできます。
口座開設の際にはパスポートや収入証明書のほか、外国公証書が必要です。
国内で手続きは完了しますが、公証役場で書類を取得する必要がある点にご注意ください。

【ABA銀行は信頼性を重視したい方におすすめ】
ABA銀行は国内最大規模を誇り、専門誌からの評価も高いのが特徴です。
複数の専門誌から最優秀の評価を得ており、銀行に信頼性を求める方には特におすすめです。

定期預金の金利も高水準で、安心感のある資産形成に非常に適しています。

5位:カナディア銀行 | 高い金利とプラン選択が魅力の外資系銀行

カナディア銀行は1991年に設立され、支店数66、ATM395か所を有する国内屈指の有名銀行です。
三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行など日本の銀行とも提携しており、日本人デスクがあるので日本語にも対応しています。

カナディア銀行の定期預金プランは以下の通りです。

カナディア銀行HPより

金利受け取りを毎月または満期から選択でき、最大24ヶ月まで金利を毎月受け取り可能です。
USDのほか、幅広い通貨の預金に対応しているのも特徴です。
日本人デスクはありますが、口座開設手続きは現地にて行います。

6位:サタパナ銀行 | カンボジア全土に展開する日系銀行

サタパナ銀行は、株式会社マルハンが2008年に設立したマルハンジャパン銀行が前身です。2016年にマイクロファイナンス機関サタパナ社と合併し、サタパナ銀行として新生しました。

定期預金は3ヶ月〜60ヶ月を選択でき、利息は一括または月ごとの受け取りで、期間と受け取り方で以下の金利が適用されます。

  • 一括:2.0%~6.25%

  • 毎月:1.75%~6.0%

サタパナ銀行HPより

日系企業による設立で日本語サポートにも対応していますが、口座開設は現地のみで受け付けています。

7位:プノンペン商業銀行 | 日本人デスクを有する韓国系銀行

プノンペン商業銀行はSBIホールディングスによって2008年に設立されましたが、売却によって現在は韓国系企業が筆頭株主です。
プノンペンを中心に23店舗を展開しており、個人・企業を問わずきめ細かなサービスを提供しています。

定期預金は3ヶ月〜60ヶ月で、金利は預金期間と受け取り方で以下のように変動します。

  • 一括:2.25%~5.60%

  • 毎月:2.00%~5.10%

プノンペン商業銀行より

期間が少なくても金利が高めで、いずれの受け取り方でも満了時の利息は5%を超えます。
複数国の外国人デスクがあり、日本人デスクも設置されていますが、口座開設は現地でのみ可能です。

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カンボジアで銀行口座を開設する際の必要書類をチェック

カンボジアの銀行で口座を開設するには、銀行によって異なりますが、基本的にパスポート(残り有効期限3ヶ月〜6ヶ月以内が目安)は必須です。
そのほか、必要となる主な書類には以下のようなものがあります。

  • 雇用証明書・事業証明書など

  • 外国公証書(銀行による)

法人の場合、さらに多くの書類が必要です。

  • 会社設立証明書

  • 現在事項証明書

  • 定款

  • 役員登記

  • 株主登記簿

銀行によって郵送での受け付けと窓口での対応の2つに大別されますが、必要書類については事前に確認しておきましょう。

YouTube「アンナ社長」カンボジアンナ

項目別に判断するおすすめのカンボジア銀行

これまで、カンボジアでおすすめの銀行をランキング形式でご紹介しました。
ただ、口座を開設する際に重視する点は人によって異なるでしょう。

ここでは、重視したい項目に分けて、各銀行を比較してみましょう。

定期金利 | 長期的スパンからは最も重視したい項目 

やはり資産形成において最も重視したいポイントは、預金金利ではないでしょうか。
先にご紹介した銀行の金利は以下の通りです。

※いずれも個人口座の金利を記載しています。
※普通預金の金利が預金額によって変動する銀行があります。
※金利は最新のものを記載していますが、変更になる場合があります。

普通預金は最低預金額が低く手軽に口座を開設できる反面、金利も低いです。

資産形成の観点からは、定期預金での口座開設を特におすすめします。
いずれの銀行も金利が高いのですが、特に注目したいのが以下の3つです。

  • フィリップ銀行:金利はトップクラスで、いずれのプランの金利も高水準

  • アクレダ銀行:金利は全体的に高く、預金額が少ない場合でも高金利

  • カナディア銀行:定期預金の最高金利は上位2番目

どの銀行であっても、日本国内の銀行よりも高い利息率で資産を運用できるでしょう。

日本語対応 | 日本語の有無が利便性を大きく左右

各銀行の日本語への対応は以下の通りです。

日本人の英語力は国際的に見て低い水準にあるといわれます。「EF EPI英語能力指数」によれば、日本の英語力水準は調査国113のうち87位と下位グループに属しています。

外国語を用いて口座を開設するのは、ハードルが高いと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回ご紹介した銀行は、おおよそ日本語への対応は問題なさそうです。
フィリップ銀行は通常ですと日本語に非対応ですが、弊社経由であれば、スタッフが日本語で銀行員との面談をサポートいたします。

オンライン対応| 完全オンライン手続きが最も手軽

口座開設時のオンライン対応は以下の通りです。

手続きは次のように分類 簡単=オンライン完結・少し手間=国内公証役場などで書類を取得・手間=現地で開設

口座開設時の手間を削減したいのであれば、オンライン対応は重要な基準となります。
フィリップ銀行・Jトラストロイヤル銀行は銀行員とオンライン面談をして、大半の手続きをオンラインで完結できるので手軽です。
国内公証役場で書類を発行するケースは、現地渡航より度合いは少ないものの、手間に感じやすいかもしれません。

なお弊社サポートをご利用いただくと、必要書類を国内の弊社オフィスにお送りいただくだけで、銀行との手続きを代行いたします。(送料は弊社負担)
国際郵便も不要になるため、さらに手間を削減可能です。
詳細は銀行口座開設のページをご覧ください。

最低預金額 | 口座開設の初期コストに影響

各銀行の最低預金額は以下の通りです。

カンボジアでは、ほとんどの銀行が口座開設時の最低預金額を設定しています。
「とりあえず口座だけ開設」といったことは基本的に不可能なので、最低限必要になる預金分も準備しておきましょう。
定期預金でも特に少額の預金で口座を開設できるのは、最低預金額が100USDのフィリップ銀行です。

もっとも、100USD単位の預金だと、金利が高くても効率の良い資産形成には繋がりづらいです。
実際の口座運用にあたっては、少なくとも1,000USD単位以上は預金するのが望ましいでしょう。

最低預金額が100,000USDのJトラストロイヤル銀行は潤沢な資金があり、本腰を入れて資産形成したい方向けといえます。 

口座開設までの期間| スピード感重視なら優先度高

各銀行で口座開設に要する期間の目安は以下の通りです。

よりスピーディーに口座を開設したい方には、開設までの期間は重要なチェックポイントです。
国内で手続きが完結するタイプの銀行では、郵送された必要書類を担当者が確認したのち口座が開かれます。
なるべく早く必要書類を揃えるほか、国際郵便で正確な送り先を指定することもポイントです。

スピードを最重視するなら、理論上、現地渡航だと最短即日で口座を開設できます。
ただし、フライトや宿泊先・移動手段の確保など、時間・金銭の両面で相応のコストはかかります。

ご紹介した銀行では、フィリップ銀行・Jトラストロイヤル銀行は最短約3週間で口座を開設可能です。
なお、弊社のサポートには郵便物の取次も含まれており、国内郵便のやり取りのみで手続きを完了できます。

カード付帯サービス| あると国内外での決済に重宝

各銀行のカード付帯サービスは以下の通りです。

カンボジア銀行では、多くの場合、口座開設時にカードを同時に発行できます。
大半の銀行で発行できるVISA・Masterブランドは国内外で幅広く使えるため、持っておくと便利でしょう。

デビットカードの主なメリットは、海外ATMで現地通貨を引き出せるために、面倒な両替が不要になることです。
現金と同じ感覚で使えるため、使いすぎを防止しやすい点も見逃せません。

銀行系のクレジットカードは一般的にステータス性が高く、発行することで個人信用情報にプラスになりやすいです。
個人信用情報が高いと、よりステータスの高いカードを作れたり、ローンなどの審査に通過しやすくなったりというメリットがあります。

カードに注目するなら、手続きが比較的簡単でデビット・クレジットカードの両方が発行できるアクレダ銀行・ABA銀行がおすすめです。
フィリップ銀行では、オンラインショッピングのみに有効なバーチャルカードを発行しています。

途中解約の可否 | 可能なケースでも多くのデメリットが発生

各銀行の途中解約への対応は以下の通りです。

カンボジアの銀行では、原則的に定期預金の解約は不可能です。
厳密にいえば、解約自体は可能ですが、大きなデメリットが伴います。
顧客の個人的な事情で解約する場合、手数料が発生したり、利息が普通預金と同じになったりすることがほとんどです。
また、一定期間を経過すると解約不可となる銀行も多いです。

ご紹介したいずれの銀行でも、定期預金を解約するとデメリットを感じやすいでしょう。

特に定期預金で口座を開設する際は、無理のない資金繰りを想定しておくのが大切です。
契約時に預金額やプランを入念に検討し、期間中の利息をしっかりと受け取るのが資産運用の鉄則といえます。

モバイルバンキングの有無| アプリがあれば基本的に通帳は不要

各銀行のモバイルバンキング導入は以下の通りです。

日本の銀行と同じく、カンボジアでも多くの銀行がモバイルバンキングを導入しています。
モバイルバンキングでは、残高照会や普通預金の出入金といったお金の管理をスマホなどの端末で行えます。
多くの銀行では、専用アプリを開設しており、アプリ経由で操作をします。
モバイルバンキングを利用すれば、基本的に通帳は不要となるため、紙通帳を持ち歩く必要はありません。

ほとんどの銀行はモバイルバンキングに対応していますが、アクレダ銀行は国外からの手続きだとモバイルバンキングを利用できないので要注意です。

SMBC信託銀行×アンナアドバイザーズ

カンボジア銀行口座の開設は業者のサポートを受けるのが確実

カンボジアの銀行は非居住者でも口座を開設でき、定期預金の金利が5%前後からと非常に高いのが魅力です。
オンライン手続きなど、個人でも簡単に口座を開設できる銀行も多く、資産形成に適した環境です。

ただ、初めてカンボジアに銀行口座を開設する際には、多少なりとも不安があるのではないでしょうか。
確実に口座開設を完了するには、業者のサポートを利用するのが確実といえます。

弊社では、口座開設時のサポートとして、主に以下のようなサービスを提供しております。

  • 口座開設申込(普通・定期預金)

  • 手続き時の面談サポート(日本語対応)

  • カンボジア⇆日本の郵送代行(送料は弊社負担)

  • アプリの初期設定サポート(スマートフォン必須)

また、アフターサポートも充実しており、以下のようなサービスが含まれます。

  • 各種ご相談・お問い合わせ(日本語対応)

  • 各種書類・手続きサポート

  • 口座凍結予防のための少額入金

口座開設から期間満了までのお悩みやトラブルに幅広く対応しております。
ぜひ弊社のサポートをご利用ください。

アンナアドバイザーズLINE公式アカウント

アンナアドバイザーズでは不動産投資とセットでの資産形成を推奨

弊社ではカンボジア不動産の斡旋も行っており、不動産投資と銀行預金のセット運用をおすすめしています。
好調な発展を遂げるカンボジアは、銀行預金の金利が高いのに加えて、不動産物件の利回りも高いのが特徴です。

プノンペン周辺は不動産開発も活発で、国内外の富裕層にも人気のエリアです。
高級物件は入居率も高く、想定利回りは5〜10%と非常に高水準です。

不動産運用による多額の収益を高金利の銀行口座に保有することで、さらに効率の良い資産形成が期待できます。
不動産の収益が発生すると、自動的に資産凍結のリスクが回避できる点なども魅力です。

弊社では、国内でカンボジア不動産セミナーを定期的に開催しております。セミナーでは、カンボジアの銀行口座開設アドバイスや現地ツアーのご案内も行っておりますので、お気軽にご参加ください。

まとめ

今回は、カンボジアに銀行を開設するメリットや、当国でおすすめの銀行を厳選してご紹介しました。
特にオンラインで大半の手続きを完了できる銀行を選ぶと、手軽に口座を開設できます。
カンボジアの銀行は預金金利が日本に比べて非常に高いのも大きな魅力です。

ぜひ、お気に入りの銀行を探して口座を開設してみてくださいね。
弊社では、口座開設から期間満了まで手厚いサポートも提供しております。

YouTube「アンナ社長」カンボジアンナ
アンナアドバイザーズ株式会社

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