大学生の自由研究:分析してみる①
ご無沙汰しています。今回からいよいよ分析に入ります!
仮説や分析方法については、前回の記事をご覧ください。
ローマ字表記を基に(時折実際の音声を聞いてみて)類似性を考察した結果、下の表の通りになりました。(グラフも作ってみました)
仮説を検証する
仮説①「母音と子音の類似性」について、一番多くみられたのが「母音の類似」です。「母音の類似」は59個見られ、「子音の類似」や「母音と子音双方の類似」を大幅に上回りました。
仮説②「どの言語が類似するのか」について、一番多くみられたのは「2言語での類似」で、77個もありました。逆に最も少なかった「全言語での類似」は17個と、かなりの差があります。
①と②の組み合わせについて、一番多かったのは「2言語で子音と母音が類似する」というパターンで、29個見られました。次いで「2言語で母音が類似する」(29個)、「3言語で母音が類似する」(20個)と続きます。
漢字文化圏の言語はよく似ていると言われています。しかし、漢字を使うという共通点があるだけで、発音はとても似ているというわけではなさそうです。
次の記事は、一番多くみられた「2言語での類似」についてお話します。
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