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ようやく手術を受けることになりました
<前回までの話>
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)ではなくプランマ―病だと診断される。治療には手術をすすめられ東京の伊藤病院を受診しましたが、もう少し家に近い病院を探していて県立がんセンターを受診。そこで手術ができるといわれたのに「ここでは手術できません」と言われ、紹介状を渡されて家から一番近いK病院を受診することに・・・。
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家からK病院までは車で15分で行ける、この辺りでは一番有名な病院。そこの「耳鼻咽喉科」に紹介状を書いてもらい、受診することに。
このことを友人に話すと「最初から、ここに行けばよかったね~。一番近い病院なんだから」と言われましたが、最初からこの病院に行かなかったのは地元過ぎて知り合いが多いから。
ここは都会と違って郊外にある街なので、地元でお店に行けば時々知り合いに会ってしまう確率も高い。大きな病院ともなれば近所のおばさんやおじさん、学校の友人にも会ったりしていいこともあり面倒なこともあり・・・。
でもこの際、そうはいっていられないので、あきらめて受診しました。
受診すると、耳鼻科の先生から「あ~プランマ―病ね。手術ですね、いつがいい?1週間後できるけど?」って意外とあっさり言われてびっくりする。
だって、伊藤病院では半年以上先まで予約が埋まっていたし。
私「え~っと、1週間後だとちょっと予定がたたないので、もうちょっと先で・・」
先生「じゃあ、1か月後の8月は?」
私「それでお願いします」
8月だと息子もちょうど夏休み中で、ナイスタイミング!なので即決
その日のうちに手術前検査(レントゲン・心電図・採血)をして、入院の説明を聞き、このご時世なので入院の1週間前にPCR検査を受けに来てくれと説明される。
入院までは何としてでも風邪をひかず、コロナにもかからず、体調を万全にして手術に臨みたいと思い、できるだけ外出を控えたりしていました。
そうしてあっという間に入院の日を迎え、その日は何もすることがなく
ただ入院のベッドの上でゴロゴロ。
担当の看護師さんから「脱水予防にこのペットボトルの水を2本、明日の朝6時までに飲みきってくださいね」と言われていたのに、ポカリスウェットよりもっとまずい味だったので飲み切れず、翌朝の看護師さんに「飲めなかったんですね、わかりました」と冷ややかに言われ、手術室で主治医に「水分全部飲めていません」と伝えていて、飲まないことはそんなにだめだったの?と切ない気持ちに。
8時40分には手術着に着替え、歩いて手術室へ。
甲状腺の手術は基本的に全身麻酔で行われます。私は以前、子宮筋腫の手術を受けたことがあり、その時も全身麻酔だったので今回2回目です。
術前は病人とはいえ、普通に生活ができる体の状態なので、自分で移動もできますし会話も直前まですることができます。
ですので、自分で手術台に上がって準備の様子をきょろきょろと見ることができました。手術室の看護師さんが優しい声で「今から準備を始めますね。点滴の管を腕に入れてそこから麻酔を入れていきます。ちょっと冷たく感じますよ~」という声をかけてくれて、手術室に広がるジブリのオルゴール曲がシューっと意識から遠のいていく中で、手術が始まりました。
「終わりましたよ~」と声がかかり、うたたねして目が覚めたような一瞬の出来事のような感覚でした。
手術時間は約1時間で、麻酔の導入や術後の片付けなどを入れると約3時間ほどで終わったようです。
手術が終わって、手術台に寝ている状態の私に、執刀してくれた先生が「取ったもの(甲状腺)見ます?」と聞いてきたので、「いま?ここで??」と思ったけどまあいいかと思って「見ます!」と返事をしたら、その場で見せてくれて(いやいやまだ手術終わったばかりで、手術台に寝てるんですが・・後でゆっくり見たい~)、500円硬貨よりもひと回りくらい小さめで「結構小さいんだ」という感想でした。
その取った甲状腺の中にある「しこり」は、はっきりわかりませんでした。まあ、とにかく摘出できたし、あとは回復するだけです。
そう考えると、手術も無事に終わってほっとしました。
手術直後はちょいちょい熱や血圧を測りに来ていましたが、術後3時間を過ぎると「お水飲んでいいですよ」と言われて、いやいやそういわれてもノドの傷が怖くてごっくんはできそうもない。
けれど、トライしてみたいと持参したストローで水を飲んでみると、痛みはなくて傷が突っ張る感じだけでした。もちろん術後なので痛み止めの薬は点滴で入れてもらっていたのですが、正直それでも痛みが出るんじゃないかとビビっていたんです。でも全然痛くなくて、むしろ傷の近くからドレーン(甲状腺をとった所にたまる血液などを出す管)が首の奥にあたって気になるくらい。
こうして、ドキドキの手術日を終えたのでした
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プランマ―病(甲状腺機能亢進症)って聞いたことがなくて
ネットで検索しても体験談を載せている人が少なかったので
自分の体験を通して同じ病気の人が
少しでも気持ちが楽になったらいいなと思い
記録として私の体験談を投稿することにしました。
参考になればうれしいです。
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