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shiekasai
結婚しないの?⑴
この言葉は3年ほど前まで仲間や家族、職場の人からよく言われていました。
最近は友だちでさえ私に気を遣っているのか恋愛の話さえすることがなくなりました。
昔は知人の結婚式に参列すると、「私もいつか結婚するんだろうな。」という淡い期待のような気持ちはあったものの、それが現実になることはなく、これまでの恋愛もうまくいかず今でも淡い夢のままです。
私は昔から人に自分の気持ちを伝えることが苦手でした。幼稚園卒園後、母の実家近くへと引っ越し、田舎生活が始まりました。ガラリと環境変化し、友だちとの関係構築も1からとなり、幼いながらに緊張の毎日を過ごしていたのを覚えています。(小学校1年生でおねしょも戻ってしまうくらい、、、)
人に甘えられない・頼ることができない
小さなコミュニティの中で育ち、相手の気持ちを考えるあまり「こんな事言ったら嫌われるかも」と考えてしまったり、幼い頃から母親に言われていた「人に迷惑をかけないで」という言葉を信じすぎて人に頼ることさえ苦手になりました。特に私が人に迷惑をかけていたわけではありませんが、これは母の口癖でした。
好きな男の子がいてもアピールできないし、話すことさえ当時の私にはできませんでした。社会人になって初めて彼氏ができた時も素直になれなくて甘え下手。ある時期に付き合っていた彼には「俺必要ないよね?Lemonは何でもできるし1人で生きていけそう。」と言われ、かなりショックを受けたのを覚えています。だからといって何か自分の中で変われたわけではなく、「自立」への勢いが加速していきました。その後、仕事に注力し、忙しく過ごすことに、、、「彼氏なんていらない」と思い込みたかったのかもしれません。
つづく。