ツールド沖縄2023 女子国際100km 21位
こんばんは、自称脚質ロングライダーのAnnaです
今回は11/12に開催されたツールド沖縄の感想を書きたいと思います。
1mmも勝負には絡んでいないですが、優勝を目指せない人がどう走るのか、何かの参考になれば幸いです。
自分の備忘録も兼ねているので、レース当日までスキップすると読む時間をだいぶ短縮できます。
準備期間
8月末 PBPに参加。Bucket Listに入っていたことをまた一つ達成できて、感動しました。参加を迷っている方がいたら多少無理してでも参加をお勧めします!
8/28帰国。帰国後はしばらく本調子じゃなかったため、ほぼ週末サイクリングのみ。
9/23に100周年記念メダルが欲しくて400kmブルベに参加したものの、体力の低下が著しく、その後1週間休みました🥲
9/29からクソコーチ(クソコーチのnote)の指導の元でほぼ週2回のインターバルと、週末に房総で沖縄対策練(TD55)に参加。
10/14にジャパンカップに参加。なぜかレース前の試走で90秒までのパワーのベストを更新。20kmのチャレンジレースのカテゴリーで3位になり、バキバキに折れていた自尊心をすこーーーーしだけ取り戻す。なおゴールではスプリントでちょっと負けました。
11/3 クランクを105からデュラエースに交換。TD55 Semi-finalでZ6にほとんど入ることなく鴨川有料道路でちぎれた上に、階段を昇降できないレベルに足が激しく筋肉痛になる。こんなギリギリに交換したことに不安を覚える。
11/5 TD55 Finalで花を持たせてもらい、初めて100km地点までパックに着いていくことができ、さらに7分ベストを更新。Z6以上にも複数回入れ、ギリギリでクランクに慣れて一安心。
11/9 後輪のタイヤを新品に交換、ローターも前後105からアルテグラに交換。ギリギリでOS500も届いたので、出発前日の夜に自転車を輪行袋に詰めました。今までは国内遠征はペラペラ輪行袋+プチプチにぐるぐる巻きだったので、だいぶ楽になりました。
羽田出発〜前日まで
11/10(金)始発で羽田に行っても間に合わないので、玉木くんの車に乗せてもらい、羽田へ。ありがとう!
6:20羽田発 9:05那覇着の便に乗っていざ沖縄へ!
今回も湾岸/シモガクメンバーで行動。福山夫妻+玉木+井東+自分+市村(宿のみ)の予定が、福山さん(旦那)が体調不良でDNS😭
タイムスケジュールから、作戦、補給戦略など、ありとあらゆる相談に乗ってくださるみんなの精神的支柱だったので、一気に不安が募ります…
那覇に着いたらハイエースを拾い、途中でソーキそばを食べ、ゆいゆい国頭から普久川ダム→奥の登りの試走を60kmほど。
海岸線沿いを走っていたらSBCトレインに追い越され、玉木の平坦TTスイッチオン。女子ーズはヒイヒイ言いながら走ることになり、無事にリカバリータイムは48時間に。本番にリカバリー間に合わない失態😇
ま、まあ少し疲労が残っているくらいの方がいつも調子がいいので深く考えないようにしました。
11/11(土)この日はほぼ一日雨。
パン屋さんに行って朝ご飯を食べたら受付を済ませ、車で100kmのコースを全部試走しました。なお私は普久川の途中で寝落ちしました。
前日試走していたのでセーフ…と言うことにしておこう。
帰ったら晩御飯を作ったり、翌日の準備をしたりして早々に寝ました。
ちなみに沖縄についてからの晩御飯は両日ともにタコライスと沖縄そばでした。去年の沖縄もニセコも同じメニューだったなぁ
使用機材
Liv Avail Advanced Pro 0
CADEX 50 ULTRA
IRCFormula Pro S-Light 28c
(F4.1bar R4.3bar)
Recmount ゼッケンプレートホルダー
Sunvolt シームレスセパレートワンピース
補給:グランフォンドウォーター70gくらい+カフェイン入りのジェル(合計400kcal位)
レース当日
5:00 起床、5:40 出発 6:00頃 オクマリゾート到着。
雨が降っていましたが、今年はハイエースでオクマまで来れたのでそこまで濡れずにスタート地点までの送迎バスに乗ることができました。
バスの中で前日に井東さんが作ってくれたおにぎりを一つ食べました。
6:30頃 奥に到着。
7:00頃 バナナ1本食べました。
スタート地点ではHigh Ambitionのチーム代表の加藤さんや今回High Ambition 2020.jpとして出場する選手の方達にご挨拶。
よしこさんや優子さんなどの知り合いの方々や、しおりさん、ゆかこさんなどの方々ともお話しできて、少し緊張が和らぎました。
知っている方々と走るレースは、これまでの全く知らない方々と走るレースよりも安心してスタートを迎えることができました。
8:30頃 Bossのカフェイン200mgコーヒーを飲む。
9:30頃 5kmほどアップをして少し体を温め、準備をしていたら200kmのプロの方々が通過。ギリギリにトイレしたり足をほぐしていたらみんな整列していて、慌てて舞さんの隣に失礼させていただきました。今回は湾岸サイクリングユナイテッドとして出走したので、舞さんと同じパックで走れたらいいなぁと思っていました。
スタート
9:40頃 スタート直前に雨が激しくなり、スタートギリギリまで屋根の下にみんなで移動して雨宿り。レース前と思えない和やかな雰囲気で少し安心。
9:45頃 スタート。
奥の登りはHigh Ambition 2020.jpの方やオランダ人選手、与那嶺選手、金子選手辺りが先頭でペースメイク。
4倍前後で10分弱くらい?
去年よりはペースが速いが、まだサイクリング的強度でそこまで上げ下げもなく、周りの選手の様子を見ながら登る。右側に上がりたそうな選手がいたものの、ライン取りが雑で、ペースも上げ下げしているので、あまり後ろにつきたくない感じ。
下り始めてさくちゃんを見つけ、大体さくちゃんかかすがちゃんの近くで下る。
さすがにこんな序盤ではいないとは思うが、落車する人がいたら怖いし、登り返しでパワーを使いたくないので前目に移動しておく。
海岸線では保田練やTD55のおかげで前よりも集団走行での恐怖がなくなり、常に集団の左寄りの前1/3くらいでさくちゃんのお尻をキープ。
去年は車線の左側ギリギリに集団がいたが、今年は真ん中あたりでパンクの不安もなし。
普久川に入る手前で番手を上げておいて、最小のインターバルで普久川に突入できた。スタートからここまでは確実に去年よりも成長を感じた区間でした。
初回の若干のペースアップには少しきついながら対応。
一息つこうとしたところで後ろからコミっセールが来て、左に寄れの合図。
一番左側にいた私は草に突っ込み、勝手にインターバルに。
男子100kmオープンが通過し終わるか終わらないかくらいで再びのペースアップと草によるインターバルに耐えられず、集団から遅れた。
ここからはいかにたれないかの戦い。
前に見えていた2人の女子選手を目標に4倍くらいで登り、初回の登り切りもどき直前に追いついた。
下りに入ってからは、コーナリング中にブレーキをかけたくないので前へ。アウトインアウトを意識するよりも、次のコーナーのRまで考えて、アウトインイン→アウトアウトイン→インアウトアウトなど、臨機応変に変えて下った方がロスが少なくて良いと思った。
途中で宇井くんと100km男子数名などを追い抜き、降り切る頃には男女合計7人くらい後ろにいた。
登り返しのところで100km男子たちに道を譲り、ここからは女子の戦い。
5人ほど近くにいたので、みんなで回していこうと声をかけてローテーション開始。
さすがオランダ人女子選手2人はローテーションの上げ下げがなく、一枚上手に感じたので先頭交代を明確に要求してくるまで引いていただき、長めに引いてもらう。逆にしおりさんには登りで少しペースを落としてもらい、長生きしてもらう方向で。オレンジの方(のちに藤井さんと知る)はローテは短めで、たまにローテで間が空いていたので辛いのかなと勝手に推測。
絶対に前にも普久川で千切れた女子選手がいるはずで、5人で回せば(千切れた人が男子集団に乗っていなければ)パラパラ走っている他の女子選手に追いつけるはず。
先頭集団以外の女子選手で、ここまで女子の人数が揃っている女子トレインは形成されづらいはず…?
途中で男子集団が後ろから来て、オランダ人選手のうち1人はそのトレインに乗って行ってしまった。のちにこの集団は9位~15位くらいの女子選手を吸収しながらゴールまで行った集団だと知り、乗って行けばよかったなと少し後悔…
残った4人で引き続きローテーション。
オランダ人選手は平坦が早く、登りは辛そう。
平坦っぽい区間はオランダ人の方メインで引いていただき、登りはオランダ人の方や藤井さんにペースを作ってもらう。オランダ人の方と藤井さんは大体登りのペースが一緒だったので、オランダ人の方になるべく延命してもらえるペースで登る。そうすれば、自分的には登りのどこかで一息つける強度で、下りに入ったところで前に出て踏み、他のみんなに休んでもらえた。
カヌチャの下りの左コーナーの途中の、アウト側に立哨が立っており、その少し先のブラインドの先のアウト側にIRCカーが止まっていた。
立哨の少し手前で、ここはテクニカルなのを知っていたのでオランダ人の方を抜いて、先頭で下った。
平坦に入ると、なぜか藤井さんしかいない。
なんとオランダ人の方はIRCカーのところで落車したらしい。
平坦をバリバリに引いていただいた(途中でしおりさんが切れるくらい)のに、なんだか申し訳なかったが、切り替えて藤井さんと2人でローテ。
右のハムが攣りそうだったので、申し訳ないけど少し長めに引いてもらった。
羽地に入り、あとは攣らずにゴールするのみ。
よちよち登り、下りで攻めてみたら後ろから追い抜いてきた男子に進路を塞がれ、下りで千切る作戦無事失⭐️敗
あとはゴール前スプリントになりましたが、スプリントがへなちょこすぎて差し切れませんでした。
ジャパンカップで見たな、この展開…
結果
21/52位(昨年23/35位)
去年舞さんと私の間にいた日本人女子選手は全員抜いたものの、舞さんも舞さんより上にいた方を何人か抜き、去年出ていなかった方と海外選手も間に入って、結局舞さんと走ることは叶いませんでした🥲
7~10分パワーとFTPは更新し、去年の沖縄よりNPは31w上がり、タイムは40分くらい短縮。心を疲労骨折していた去年よりは走れましたが、それでもむしろまだまだ道のりは長いなと感じました。
来年また頑張りたいです。
まとめ
去年よりも走れただけに、去年よりも悔しさが込み上げてくる結果となりました。
来年こそはもうちょっとレース出来る様に計画的に頑張りたいです。また、雨で気温が少し低かった分いつもより少しカロリーを摂って、意識的に水分を摂るべきでした。
登りだけじゃなくて、下りやコーナリング、位置取りなど、練習ではあまりアドバンテージにならない部分も含めて活かせるラインレースは独特の楽しさがありますね😊
機材をサポートしてくださった皆様、練習にお付き合いいただいた皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!
引き続きよろしくお願いいたします!