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お出かけ日和とは言い難い曇り空でも気分が晴れやかならたちまち晴れ渡る空へと変わる。

いや、晴れ渡るとは言い過ぎかもだけど、気分は晴れなのだ。曇り空の中からわずかに見える太陽の日差しを存分に感じることができる。

なんなら晴れより涼しくて過ごしやすいじゃないかと、今のこの状況が1番良い事にもできてしまう。

人間の気分というのは不思議だ。
調子が良くて余白がある時はいつだって前向きだ。
この状態をいつまでも保てられたらと何度思ったことか。

こんな文を書くということはお気づきかもしれないが私は今とても調子がいい。
電車の中から曇り空を晴れ渡った気分で眺めている。これから高尾山へと向かう気分は最高だ。

楽しい思い出になりますようにとそう願いながら、軽い足取りで、まるでお出かけ日和のように電車からホームへと足を一歩踏み出す。