不安さんと私①
私は、基本的に毎日何かしら不安を抱えながら生きている。
あの一言であの人を傷つけてしまったんじゃないか、やってはいけないことをしてしまったのではないか、明日の仕事がうまくいかないんじゃないか、などなど、挙げればキリがない。そんな常に「不安さん」と同居している私の話を時系列にまとめてみたい。
とにかく不安がりな子どもだった
まず、私が不安になりやすいと感じたのは、小学校4年生くらいのときである。
もともと小学校低学年のころは椅子にじっと座っているのができないような注意散漫な生徒だったのもあり、担任から聴いた話を私はちゃんと内容把握が出来ているのか、かなりの頻度で教師に確認しにいっており、「同じことを何度言ったら分かるのか」と言われ、落ち込んで不安になる、を繰り返していたように思う。
そしてそのまま中学校に入学。志望校に合格するには「内申点」というものがとても重要だと知り、必死にその点を落とさないよう、どうすれば教員に嫌われずに済むかということで学校生活は頭がいっぱいだった。中学生のころの筆者は、自分で言うのもなんだが、学年の中ではトップの成績だったので、どれだけ定期テストでノーミスでいられるのかで常に不安だった。95以下の点数だとかなり落ち込んだ。理科で80点台だったとき、血の気が引いた。また、当時不文律の校則が多かったと記憶しており、私の今の身なりはその校則に違反しているのではないか、内申点が下げられるのではないかと常に不安であった。
そして、受験生となった中学校3年生。いよいよおかしくなっていく。
手洗いがやめられない。自分がちゃんと鍵を閉めたのか不安。自分が大きな犯罪を犯してしまったのではないか、などの加害妄想がやめられなくなり、土日に泣いていることが多くなった。そこで、精神科に初診にいくことになった。
この「性格」には病名があるのね
初診でいろいろ精神科医に話をして、それは強迫性障害だね、と診断がついた。
へえ、この性格に病名がつくんだ、というか、似たような症状をもつ人がいるのね、と、すこしびっくりした記憶がある。そこから、薬による治療がはじまった。(今でも服薬している)
そんな中での高校受験
服薬はしているものの、特に症状は治らず、しかし受験はやってくる。
私の住む県ではトップ校の受験をする決意をし、ストレスは高まる。
毎日夜まで勉強したり、定期テストや模試に怯えたり、なんか悪いことしちゃったんじゃないかという妄想に囚われたり、いろいろとぐちゃぐちゃな精神状態で受験を迎えた。
結果は…見事志望校に合格した。
しかしながら、その高校生活もかなり大変だったので、その話はおいおいしていきたい。
いづれ、また。
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