ブログを書くことの効用。
長い間ブログから離れていて、久しぶりに自分の記事を読んでみたら意外と面白くて感心した。よく書けてるじゃんか。
文章自体はずっと書き続けている。誰にも見せないけれど、ひと月ごとにwordファイルをつくって、毎日起こった出来事や、考えたことを書く。あまりにも要領を得ない文章が多いので、最近は、書きながらだらだらと思考を巡らせたい時専用のサブファイルもつくるようになった。メインのファイルのほうは、事実として起こった出来事や、結論の出た思考だけを書き留めるようにしている。
ちょうど昨日で10月が終わったので、10月のファイルを見てみる。メインのファイルが20275文字、サブのファイルが29568文字だった。合計で5万字ぐらい。たぶん今月は多いほうで、だいたい3万字ぐらいの文章を毎月コンスタントに書いている。
それをもう、3年以上も続けているのだから我ながらすごい。単純計算で毎月3万字を3年続けるとだいたい100万字。100万てすごいな。もちろん好きでやっているので趣味で長時間ゲームをするのと何ら変わりはないんだけど、対象が珍しいために独自性が生まれていて、誇らしい。たぶん、東大に入る人とかも勉強が楽しいんじゃないかと思う。対象がたまたま勉強だっただけで、本人としては勉強がそれほど苦ではないんじゃないかな。こんなこと言ったら東大受験生に怒られそうだけど。
そんな風に大量に文章を書いているわけだけど、あえてブログに文章を書くことの効用は確かにあると思う。
普段自分が書いている文章は完全に自分向けだが、ブログは他人向けだ。ほかの人が読んでも理解できるように、面白いように、そして文章の崩れがないように気を付ける。普段は文章の質は問わず完全に量で攻めているのだが、ブログは他人に公開するという性格上、質を問われざるをえない。一度書いた文章を何度も読み直して推敲するというのも普段はやらないことだ。
自分向けの文章で量を積み重ねるだけでなく、ブログで質を上げることで、二側面から文章能力を向上させていくことができる。あまりスキルの向上という観点が好きではないのだけれど、活字が好きな自分だから、文章能力が向上するのは嬉しい。
それと、後から見返したときに読みやすいのも利点だ。自分向けの文章はあまりにも大量に存在し、かつ話題や思考も錯綜しているので、全く読む気が起こらない。その点、ブログに書いたことは簡潔に、かつ一つのテーマに絞って文章を書いているので、大変読みやすい。
もちろん、他の人から反応が得られるのも嬉しい。本当はコメント欄を通じて対話ができたら面白いのだけれど、多分ブログってそういうものじゃないよね。
今後また、ぽつぽつとでもブログを再開したいな。