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洞窟の奥はお子様ランチ(冒険小説風)

本文

僕たちは14歳になったため、漸く冒険に出ることが許されたのだ。
とはいうものの、まだまだ訓練生。
簡単な魔物退治などがほとんどだ。

そんなある日。
「洞窟探検をしよう」と誰かが言った。
「あの辺は吸血蝙蝠とか出るんじゃない」と1人が反対する。

しかしながら、僕らはレベル不足。
レベル上げも兼ねて行けばいいと言いくるめた。

僕たち8人組、誰も入ろうとしない洞窟へと足を進めた。





吸血蝙蝠に土蜘蛛。
洞窟に順応したスライム、古びた小型兵器。



それぞれの良さを補い合って奥までやってきた。



「ねえ。私たち、どこから入ったんだっけ」
「そりゃあ、ここから南南東の…………あれ⁉」

この洞窟は、磁場が歪んでいる。
だから誰も入ろうとしなかったのだ。

犬を連れて入ろうと出られなくなるわけだ。



「ねえ。此処入れそうじゃない?」

1人が隠された道を見つけた。


途方に暮れていた僕たちは、藁にもすがる思いで進んだ。



先には宝箱。


「君は調理師に相応しい」?



1人が調理師となった。
魔物調理ができるようになったことでレベル上げも面白いくらいに上がる。




特に「思春期のお子様ランチ」は、大好評。
冒険後の〆となった。


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月ノ宮闇
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