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火星の別件逮捕

本文

「マーズ。聞きたいことがある」



やってきたのは公安の人間。
何か用であろうか。


「仕事があるのですが」
「任意ではない。逮捕状は取った」



まさか自分が逮捕されるとは思うまい。









「さて、何故逮捕されたか心当たりはあるか?」
「ありません」
「そうか。『ポルターガイスト』はご存じかな?」
「超常現象の一つでしたよね。それが何か」
「君が実行していると話した奴がいたんだよ」



ポルターガイストの実行?
ありえない。
自分は男だ。


そもそもポルターガイストは少女がやるもので…………



発想の転換か?



そうでなくても、自分が情緒不安定であるはずがない。



そもそも自分はただの武器マニアで戦争好き、それだけだ。





もっともっと戦争が見たい。それだけだ。





だからこの国に敵対する国を何とか見つけてこの国に宣戦布告させる正当な理由を与えてこの国が戦場になるさまを見たい、それだけだ…………!





「自白が取れたぞ」

捜査員の言葉。


しまった。声に出ていたか。


あとがき

今週も作品のご紹介ありがとうございました!精進いたしますわ!




さて、「火星」ですが、神様では軍神に該当する(うろ覚え)ため、戦争教唆という設定にいたしました。間違えていたら申し訳ありません。

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月ノ宮闇
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