伝書鳩パーティー
本文
とある国に、伝書鳩使いと彼らのたくさんの鳩たちだけで組まれたパーティーがある。
人呼んで「伝書鳩パーティー」。
本来は飛脚及び伝令、偵察を担っているのだが、新しい仕事が増えてきたという。
オウム病の伝染だ。
鳩の糞がいくつかの病をもたらすことはご存じだろうか。
某月某日、とある人里を滅ぼすよう言われた。
それに伴い、団員は伝書鳩たちにとある村の調査をしてほしいという名目で、伝書鳩を放った。
発端は旅団長が何者かにマインドコントロールを受けたことにある。
本は旅団長自らが伝書鳩の得た情報をもとに潜入し悪事を暴露するはずだったのだが、見事にこちらの情報が筒抜けであったという。
そんな経緯で、伝書鳩パーティーは一般市民の脅威となっていた。
さらに厄介なのは、団員たちが旅団長の異常さに誰も気づかないこと。
果たして、これを打開する者は現れるのだろうか……。
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