無頼ママチャリ

本文

これまでに見たママチャリの中でも、非常に素行不良なママチャリがあった。

ひとりでにターゲットを絞っては、カツアゲをするまで追いかけまわす。
わざと蛇行して多くの人を負傷させる。
わざと自動車に飛び込む。
ひとりでに店に入っては店内を荒らして商品を盗めるだけ盗んで堂々と去っていく。

その他、数えきれないほどある。

このママチャリは、ならず者の精神が宿っている。
因縁物に違いない。

鑑定のために因縁物に詳しい人物のもとへ行こうとすると、連れて行こうとした人が轢かれてしまう。
このようなことが起こるため、鑑定人に来てもらった。

結論から述べると、やはり因縁物であった。
抵抗していることからも、相当執念深い残留思念であることがうかがえる。

このままだと事故が相次ぐ。
今は何とかして保護方法を模索しているところらしい。

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あとがき

作品紹介ありがとうございました！

無頼：定職を持たず、素行の悪いこと／様。またそのような人。ならず者。

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