【米国三越CRプログラム】ビザ面接に行ってきた!
フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールドで働くことができる「米国三越CRプログラム」。
プログラムに合格後、渡米前にやることはいくつかあります。
最も重要なのは米国で働くためのビザを取得すること。
CRプログラム公式HPにも”米国三越/ディズニー社の共同申請による米国就労査証(Q査証)給付”とありますが、Qビザという種類のビザを取得する必要があります。
今回はそのビザ取得のためのビザ面接についてレポートします!
(渡米前準備が忙しく更新しそびれていました…。もう渡米してしまったので思い出しながらのレポートです。)
Qビザとは…
自国の歴史、文化、伝統を普及する為に「国際的文化交流プログラム」に参加する方に付与されるビザ。
最長15ヶ月の期限があるビザです。WDWの日本館という舞台で日本文化を伝えるという役割に即したビザで、他の留学やインターンなどで取得するビザと種類が異なります。
ビザ申請までの流れ
渡米の2ヶ月ほど前に、三越からビザ申請の流れが届きました。
①米国三越からI-797(ビザ取得のための請願許可通知書)が日本三越に到着
②ビザ申請書類DS-160の作成
※オンライン上のフォームに入力して書類を完成させます。
③面接予約
※予約前にビザ申請料金の支払いが必要です。$205、クレジットカードで支払いました。(2023/8/21のレートで1ドル=148円くらいだったようなので30340円くらいでした。)
※面接会場は東京か大阪のみ。交通費や宿泊費は自己負担です。
DS-160の入力に一苦労!
ビザ申請のためのオンラインフォームですが、入力する際いくつか注意がありました。
①タイムアウトの壁!
ビザ申請に必要な情報をたくさん入力していくのですが、入力中でも20分ほどでタイムアウトになります。入力中のものもまた最初から入力しなければいけなくなるため、こまめな保存&メモ帳などにバックアップしながらの入力をおすすめします。
②そんなことも書くの!?
自分の出生地、両親の誕生日、SNSアカウントの記入の必要があります。
出身ではなく”出生地”(お母様が里帰り出産した場合はその場所)、
両親の生年月日など家族に確認しないとわからないものがありました。
ご家族と離れて暮らされている場合はすぐに確認できるようにされるとスムーズかと思います。
また、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSアカウントの記入も必要です。
どうしてそんなことを書くのか?と思いましたが、まずはSNSを更新できる=スマホを持っている=ある程度財力と信頼がある人という証明という側面、そして、投稿内容などから犯罪に関連するような危険人物でないかを判断する、という側面があるらしいです。
投稿内容など逐一確認しているわけではないかなと思いますし、別に変なことを投稿してはいないのですが、ちょっと恥ずかしいですよね…
そして、今までの勤務先やその住所、電話番号、上司の名前などを記入する箇所もありました。
転職されている方は経歴がさっと出せるようになっておくとスムーズかと思います!私自身、過去の勤務先の上司の名前に関しては忘れてしまっており、以前の同期に確認を取りました。(※覚えていない、というチェックボックスもあったので、わからなかったらそこをチェックで問題なさそうです。)
③写真の壁!
米国ビザ用申請用の写真は、日本でよく使用する証明写真とは異なります。
🔻写真の条件(公式HPはこちら)
・白い背景
・5×5cm(2×2インチ)
・カラー写真
・6ヶ月以内に撮影されたもの
・ヘッドホン・ワイヤレス型イヤホン着用不可
・写真専用の光沢紙またはマット紙 など…
大きく変わるのは背景が完全に白ではないといけないということ、サイズです。ビザ面接には写真の現物を持っていく必要がありますが、オンライン上ではデータの登録でよかったため、自宅の白背景で三脚を使って撮影し、登録しました。
ただ、最終的に登録内容を確認している際に「あ」となったことが一点…
「顔に影がかかってはいけない」という注意書きがあったのですが、撮影時片側から照明を当てており、がっつり顔に影が…
結局、綺麗な写真データを入手し、差し替えることにしました。
一刻も早くデータ作成したかったのでこの方法でもまぁまぁ仕方なかったかなと思いつつ、写真データ入手後でも遅くはないと思います😊
※DS-160自体は何回も作成できるため、写真差し替えの際はもう一度頭から作成し直しました。
過去に入力した情報の一部は保持されているので、それを呼び起こせば良いのですが、スペルチェックや入力ミスチェックで神経を使うので、作成し直しが少ない方が良いです。
私は2回作成し直しました 笑
都度新しい番号が発行されるので、面接予約の画面で入力する番号と最新のDS-160の番号が一致していることを確認してください!
📸写真をどこで撮りましょか📸
私はカメラのキタムラで撮影しました。
せっかくなので綺麗に撮影してもらいたかったこと、データでも欲しかったこと、後々ネットから焼き増しやサイズ違い出力もできる点が便利かと思います😊
撮影に行った際、さまざまな注意事項を読み上げてその通りに撮ってほしいとお願いしたのですが、店員さんは「アメリカのビザ用のフォーマットがあるんでそれで撮影するんで大丈夫っす。」とサクッと撮ってくださいました😂渋谷店には大勢の方が撮りに来るそうです。
また、撮影時、少しでも顔が明るく見えるようにグレーの服を着ていったのですが「背景と同化してしまってNGになるかもしれない」と助言いただきました。「NGになったら撮り直し(無料)もできますが、手間になってしまうかもしれないので…」「こちらでは確実なことは言えないのでお客様にお任せしますが」とのことで…
時間ない中ユニクロまでダッシュして黒い服を購入し、汗だくで撮影してもらいました 笑 撮影時には髪の毛も全て耳にかけて、ピアスも外した方が良い、と言われたためその通りにしました😂
また、neutral facial expressionとあったので真顔で撮影したのですが、ちょっとアホそうすぎたため、若干口角あげたバージョンで撮り直してもらいました。なんかハンギョドンみたいな表情してたんだよなぁ…笑
表情に関してはその程度なら大丈夫でしょう、とのことだったので、それでGOすることにしました。
後々アメリカのgreen card lotteryに毎年応募している方に相談したところ、その程度なら全然問題ないでしょう、とのことでした!
その後、その方は「US visa photo」で画像検索してOK例を見せてくださいました。え、待ってこれで検索すればよかったんじゃん、と自分の検索力を恥じました。同じおもちゃでも使う人が違うとね、違いますよね。うんうん。
そのほか同期の皆さんが撮影した場所はこちら!
📍証明写真機
→一部の証明写真機ではアメリカビザ用の写真が撮影できるそうです😊
📍スマホで撮影→コンビニで出力 詳しくはこちら
→ファミマ、ローソンではビザ用の写真が出力できるそうです!
📍大使館の証明写真機
→最悪持っていない/規定に満ちていなければ、当日大使館内の証明写真機でも撮影可能です◎
用意した写真が規定的にNGだった場合もここで撮影し直すことができるのでご安心を。
面接の流れ
🔸Appointment timeまでに大使館についていればOK
面接のために大使館が作成しているビデオにもありますが、Appointment timeに列に並び始めればOKです。
大使館前には行列ができていることもあるので時間には余裕を持つと◎
多少早くても入れてもらえるようでした!
🔸警察が大勢いるぞ!
物の周りには、警察がたくさんいて物々しい雰囲気。国会などあるからここらへんの地域のあるあるな気もしますが、中でも多い気がする。
他国大使館の前も通ったことありますが、そこにも警察何人もいたから国によって差はあれど、大使館ってどこもそんなもんかなぁ。
暑いのにお疲れ様です...
大使館までの道のりで警察に「目的地どこですか?」「アポイントメントありますか?」と聞かれる。(日本人)
🔸入り口に到着!
大使館入り口は並んでる人がいるので結構わかりやすいです。みんな書類を手に持っているのでその列に並んで待ちました。
10-15分くらい並んだかな?
わたしは13:30からでしたが13:45-の人もわたしより前に並んでおり、その方々も13:35に入れていました。
🔸列に並んでいる際の注意事項
・PCは持ち込めないので駅のロッカーに預けること
・パスポートの顔写真のページを開いて見えるようにしておくこと
をアナウンスされました。
日本人の警備員さんに
・予約時間
・名前
聞かれ答えると、予約票に名前あるか確認され前に進みます。
🚫セキュリティゲート以降は写真、動画撮影は禁止🚫
🔸荷物検査
小さいカゴを渡されてその中にすべての電子機器(モバイルバッテリーなど含む)を入れるように言われました。
わたしはスマホ、Airpodsを入れました。
あとは
・ハサミやカミソリなど刃物がある人
・タバコ、ライター、電子タバコなどの機器もそのカゴに入れます
ポケットは空にしておいてください😊
そのあとは飛行機のX線検査のようなところに進みます。
小さな部屋に5組くらいまとまって案内されました。飲み物はその時までに飲み切っておけばゴミ箱に捨てられます。
荷物を検査されて自分は金属探知機に入ります。
25㌢×25㌢の荷物で来てね、と書いてあったので小さなカバンで行きましたが、バックパックやA4サイズカバンで来ている人もいたのでどデカくなければ大丈夫だと思います🙆
問題なければ次です!
🔸ビザ面接の部屋の入り口
受付でPPTとDS-160を提示します。(日本人スタッフ)
そのあと部屋に入って緑のラインで待つように言われました。
部屋の中では待ちますが、テレビにUSの空港などの映像が流れていたりします。
⭕️アプリ、インターネット可
🚫録音、撮影は禁止
🚫Bluetoothもオフにするよう注意書きあり。
スマホは普通にいじってて大丈夫です。
誰かと来ていたら話してる人もいました。
大きな荷物がない空港の保安検査場みたいなイメージです。
🔸書類確認
こちらも日本人スタッフ
書類の入ったファイルごと渡すと中身を確認してくれました。
わたしの場合はプリントアウトしていた注意書きと過去のVOIDのPPT、証明写真が入った封筒を自分で持っててください、と返却されましたw
VOIDのPPTめっちゃ頑張って探したのに…笑
あとはI-797の自分の名前のところにチェックつけてくれたり、なにかを書かれて終了です!
次は、赤いラインで待つように言われました。
🔸指紋
アメリカ人スタッフの方でした。
名前を確認されて指紋をとります。
機械に
①Left hand 4 fingers(親指以外)
②Right hand 4 fingers
③Both hands thums
の順番で指を当ててスキャン
それぞれ指示されたタイミングで機械に押し当てたらOKです!
次はブルーのラインで待っててねと言われました。
ついにインタビュー!気になる内容は?
🔸インタビュー
4人ほど面接官(アメリカ人)がいらっしゃいます。
免許センターやチケットブースのような感じでアクリル版があり、面接官は座っていらっしゃり、こちらは立ったまま話します。
様々な人が同時に話しているので、自分の英語力はそこまで気になりません。
なんなら日本語で話している方もいたので、面接官の言語に合わせて喋ればいいと思います。
(ずっと日本語で話している面接官の方いたので、その方にあたったら話す側も日本語でした。)
インタビュー中は携帯電話しまうように指示書きがあります。
🔸質問内容
さっくりでした。
・ディズニーいくんですか?
→そうです。
・前にも行ったことありますか?
→WDWは2017年に行ったことあります
・そのときも一年?
→いや、ただの旅だったので2週間だけ
・あちらでは何の仕事しますか?
→F&B sectionなので、シェフかサーバーのような仕事ですかね。
・わかりました。1週間くらいで連絡行きます
→あ、了解です。証明写真って出しましたっけ?
・システムの中にもう登録してあるから大丈夫よ〜
→あ!はい!ありがとうございました
・ありがとうございました
何の仕事するんですか?みたいなのが聞き取れず...
jobと言われたので、今?と答えたら向こうで。と言われました。
セクションって単語が出てこなかったので言い淀んだ上、
chef or server i don't knowと言ってしまい、あ、やばアイドンノウじゃなくていまはまだわからんと言った方がよかった〜とか思いましたがどうにかなりました。
あと最初たぶんHow are you doing?って聞いてくれたのですが、アクリル板越しで、面接官は作業しながら目線こっち向いてなかったので言ったか言ってないかわからず、流してしまったのが良くなかったなぁと...
何も聞かれてなくても元気よく答えたらよかった😫
また、証明写真をクリップで止めずに封筒の中に入れて手で持っており…
インタビューしている際に後方で、大きな声で「写真落とした方いませんかー」と呼びかけてるスタッフさんがいらっしゃり、「え!わたしかも?!」となって焦ってしまいなんか最後慌ててしまいました😰
クリップ留めていくことおすすめしますw
あとはクリアファイルは入れたものをそのまま没シュートだったので100均にあるような透明無地のクリアファイルに入れていくといいと思います。
かわいいのじゃなくて良いかと!
🔸設備
・授乳室
・小さいキッズスペース(子どもたちがあそんでる)
・男女トイレ(多目的トイレはなしかな?)
・証明写真機(USビザ用の写真が撮れるもの)
・自動販売機
がありました。
喫煙所はなく、施設内にもNO SMOKINGの貼り紙あるのでタバコ吸う方は事前に済ませておいた方がよいかと思います◎
🔸服装
カジュアルな格好の人もいましたがpoliteな服装の方が安心できるので綺麗めな服装だと良いと思います。
面接官からはバストアップしか見えませんが、監視カメラが付いていていろいろ見られもすると思うので、迷ったら安全な服で行くといいと思います!
🔸過去のPPT
10年以内に発行された期限切れのPPTも持ってくるように指示ありましたが特に使われませんでしたwww
せっかく探したのにwww
🔸トイレ
トイレは扉の上と下が開いているアメリカンタイプのトイレでした。
荷物かけはなし。壁際の銀色のバーを手前に倒すと簡易荷物置きがでてきます。
あーん😫
上も下も開いていなくて荷物置きも音姫もついてて、なんなら着替え台や赤ちゃん座れる椅子もついてる完璧日本のトイレとお別れしなきゃなのか...とここで実感しました😢
なんならOitrとかあれば生理用品もタダだし、空き状況わかるビジョンとかいろいろついてる日本のトイレ〜😢
🔸時間
アメリカ大使館のHPには3時間は見ておいた方がいい。とあったのですが、わたしは並んでから出てくるまで1時間ちょいでした。
面接は本当に数分です。
ただ時期や日にちによっては3時間待つこともあるかもなので時間には余裕を持って...
待機列には「気分が悪くなったら係員にお声がけください」と張り紙もあったのでずっと立ちっぱなしだと具合悪くなることもあるのかも...
体調整えていくとなお良いと思います🙆
体が不自由な方が待機できる用の椅子もありました。
ビザを受け取る方法を選ぼう
さて、アメリカビザの受け取り方法はいくつかあります。
①大使館で面接→郵送で受け取り
②大使館で面接→対面で受け取り
③郵送申請→郵送で受け取り
①②は面接の必要がありますが、③はそのまま郵送でやり取りし、ビザが貼り付けられたパスポートが郵送で到着するそうです。
ビザ申請の際のアンケートで郵送申請に該当するか否かが出てくるのですが、そこで該当するとこちらも選択可能⭕️
わたしは該当していましたが、過去のCR生で郵送申請で受け取った人はいない、と聞き面接を受けることにしました…
※同期の方で郵送申請で問題なく受け取れている方もいるので、こちらを選択でも⭕️だと思います!
面接を受けるとなってからは、①か②で迷いました。
結果、②を選択したのですが、理由は3つ。
・郵送だと送料(たしか3,000円くらい?)がかかる
→東京で面接をした場合、パスポートを受け取る場所は新宿区。自宅からも職場からもアクセスがよく、手間賃を考えても3000円より安く済むかなあと考えました。
・郵送中に万が一パスポートが紛失しても、大使館及び郵送サービスに責任はとってもらえない
→郵送の際の注意事項に記載されていました。こんなケースはそうそうないと思いますが、万が一…と考え安全な方を選びました。
・受け取り会場に行ってみたい
→好奇心です。
⚠️注意
東京でも大阪でも受け取り会場の営業日、及び営業時間は大変限られています。ご自身のスケジュールと照らし合わせて確実な方法を選択されることをおすすめします。
ビザを受け取りに行こう!
さて、面接から1週間ほどでAyobasというところからメールが届きました。
無事ビザが取得できたという旨、受け取り方法の選択です。
郵送の場合はレターパックプラス、これが最速で手元に届く方法とのこと。
対面の場合は受け取る日程の予約が必要になります。
リスケもNGということでかなり敷居が高いですが…
いくつかネットの記事を読むと、”メール受信したはいいものの予約できる日程がだいぶ先で困った!”というものもありました。
三越からは”大体この日までにビザを取得してね、そして取得報告してね”という連絡が来ていたのでやや焦りましたが…
メール受信から5日後のスケジュールが空いていたのでそこで受け取りに行くことにしました。
向かったのは新宿区のとあるビル。
具体的な日程を調整し、確定するまでは新宿区、ということだけしか明かされないためここでもその程度にとどめておきます。
小さなビルの下に”USA Visa Pick up Center"の看板を見つけ、その階までGO!
受け取りの流れ
①ID(免許、マイナンバーカードなど準備)
②インターホン押す
③受け答えあったら、名前、予約時間、予約番号の下6桁をはっきり伝える
扉の外にスタッフの方が出てきてくれる
☞パスポート入った封筒渡される、名前と生年月日に間違いないかを確認
受け取り証明書にサイン
中の書類に関する質問は大使館へ
といった形でした。
所要時間は約2分。大変サクッと終わります。
ビザ取れた!!かっこいい!!
そんな形でビザが貼り付けられたパスポートが手元に届きました。
これこれ!!友人が持っていて憧れていたやつです😍
働くんだ〜という実感が湧いてきてとてもワクワクしました。
思い出しながらのレポになってしまったので忘れているところもあるかもしれませんが…
渡米前の忙しい中準備するのは大変だと思いますが、これがないと渡米できないのできっちりばっちり取ってしまいましょう!
私は対面受け取りを選択しましたが、別に郵送でも全く問題なかったなぁと後から思いました。
お好きな方を選ばれるのが良いかと思います!
もう渡米してしまっているのですが、持ち物リストなども更新できたらなぁと思っているので…☺️
またお会いする日まで…アディオスアミーゴス!!