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【手記】FOHの進化ロイヤルを遊んだ感想《#2》

【ご留意点】
◈筆者は凡庸な一般プレイヤーです。
 的外れな論述をすることもあると存じます。
 予めご理解頂けますと幸いです。
◈基本的に競技(大会、レート)ではなく
 ランクマッチで楽しめるものを想定します。

【0】はじめに

こんにちは。アンマリちゃんです。
私の手記を見に来て下さり
ありがとうございます。

とりあえず5日目にGM到達、
10日目に両面GMにしました。

FOH環境は当時遊んでいなかったので
いつも通り最初は負け続けましたが
しっかりと大局観を理解する事ができ
楽しむことが出来ました。

特に役立つ情報は無いと思いますが
私の感じたことを残していきたいと思います。

よろしくお願いいたします。


【1】FOHの雑感

FOH環境は、アルコロ環境に近い
雑多環境
だと思いました。
(カードプールもアルコロパックが
含まれていますからね)

クラス毎のパワカに優劣はあれど
それぞれの勝ち筋がハッキリしており
個性があって面白かったです。

私はロイヤルが一番慣れているので
今回は進化ロイヤルでランクマをしましたが
式神ウィッチ、ディスカドラ、葬送ネクロ
背徳バアルV、AFネメシス
あたりは
時間があれば使ってみたい・もう少し遊びたい
と思いました。

また、この環境はニュートラルのゼルガネイア
良いアクセントを加えていると感じました。

ゼルガネイアは回復もできる強力なカードですが
5コストと重く、EP進化ができないため
条件が整わなければ盤面に触ることが出来ない
=回復が必要な場面であっても
盤面を返せないから根本的な解決にならず
プレイできない状況に陥ります。


加えて、破壊効果だけでなく
2枚ドローも条件に含まれているため
ケアされると使うタイミングがないことも
よくあります。
このバランス感覚は完璧だと感じました。

そして、直接召喚も10tになるので
otkができる(勝負が決まる)ラインとしては
早過ぎず、遅すぎず絶妙かなと思いました。
(但し、先攻優位になってしまってますけどね)

ここまでゼルガネイアの話ばかりですが
それくらいタイムスリップした私の中では
感銘を受けたカードの1枚だと思います。


【2】デッキ作成の流れ

《進化ロイヤル完成形》

ここからは私が使った進化ロイヤルの話を
していこうと思います。
まず、デッキリストは上記のものになります。

特出すべき点はジェノ3枚になりますが
折角なので今回は順を追って詳しく説明します。
今まではX(Twitter)で作成過程を呟いてましたが
noteにまとめたことはなかったと思いますし。

ただし、念の為繰り返しますが
私は“当時を知らない人”です。
もしかしたら、今から述べることは
当時の「常識」かもしれません。
その点は予めご理解してご覧下さい。


《1》エミリアが強い

《施行段階:リストコピー》

さて、他のTSローテのときもそうでしたが
デッキ作成は優勝デッキのコピーから
スタートします。

今回もリストをそのままお借りして
やりながら使い方や大局観を模索しました。

その中で、まず感じたことは
エミリアが強いということです。

エミリアがリソースにも盤面形成にも
連携稼ぎにもなっているので
デッキの中核であることは間違いないでしょう。

しかも、エミリアのリソースは
兵士フォロワーのみのサーチであるため

直接召喚のゼルガネイアは引かないですし
ゲルトが指揮官サーチになっているため
猛虎などを引き入れられる一連のシナジーも
強さと安定に拍車をかけていると思います。

加えて、最速5tのプレイだけでなく
エンハンスで無料進化できることも強いです。

つまり、エミリアは「進化したいフォロワー」
でありながら、5,6tに引けなかったとしても
「EPを温存する必要のない」カードになります。

特に、先7エミリアが強いからこそ
先6エンハ魔獣使いが使いやすく
強い盤面圧を維持できると感じました。
但し、後7だとちょっと遅い感じもしました。

また、アルヤスカの無料進化も
同様に噛み合いがよく、強かったです。

現代シャドバベースの進化デッキは
「無料進化の連鎖」みたいなデザインであり
これは進化前進化からの連鎖という
上振れ要素によって左右されてしまいます。

しかし、エミリアやアルヤスカは
「進化回数を早める」のではなく
「進化で戦う持久力を高める」デザインであり

終盤でもチカラを発揮出来るため
かなり良デザインのように私は感じました。


《2》ペインレスをどう考えるか?

次に私が考えたことは
エミリアの動きを安定させることです。

このデッキの兵士フォロワーは
カゲミツ、ペインレス、シーフ、ゲルト
槍術士、アンリエットの6種類になります。

これらはどれも強力なカードですが
カゲミツ、ペインレスの2枚に関しては
「エミリアから引く場合は弱いカード」
だと思っています。


(ちなみに、アンリエットも
5tではハズレ寄りになりますが
終盤の回復・守護で使用したいときに
“兵士フォロワーだから引き込める”
というメリットもあるため

一概に悪いとは言えないと思っています。)

話を戻しますが、
カゲミツは「進化前進化」ができる点や
猛虎で疾走させてリーサルする択もあるため
3枚採用したいカードだと思っています。

よって、兵士フォロワーを調整したかったとき
ペインレスが筆頭候補と私はなりました。
実際「エミリアからペインレスを引いたから
負けた」と思う試合もありましたし。

ここでペインレスの長短をまとめてみます。

×エミリアから引いた場合に弱い。
×除去方法が豊富になり取られることも多い。
×エンハンス5を使う暇が基本的にない。
→EP進化を他に優先させたい場合が多い
○進化疾走のためアグロ寄せで強い。
○ゼルガネイアなどのダメージを防げる。
◎ミラーで強い。

除去手段の代表は、ルーニィや背徳バアル
ハングリースラッシュなど低コストであるため

アルコロ環境のような場残りの強さは
全く感じませんでした。

また、エミリアやアルヤスカは
EPを消費しない効果を持っていたとしても
最優先で進化対象となるフォロワーであるため

仮にペインレスと同時プレイする場合は
ペインレスを進化(疾走)できず
2/1/1フォロワーが立つだけになり、弱いです。

ついでに、エンハンスも5PPであるため
とことんエミリアと相性が悪いです。

ここまで聞くと採用を0枚にすることも
十分検討できそうと感じますが
1点だけ、特化していることがあります。

それがロイヤルミラーです。

まずロイヤルはペインレスを取れる方法が
堕落の決意・ターミナルウェポン
・槍術士(条件つき)・ゼルガネイア(条件つき)

となっており、場合によっては
ペインレスが残り続けることもあります。

また、ロイヤルミラーは長期戦に縺れると
先にゼルガネイアを直接召喚できる
先攻が圧倒的に有利ですが
ゼルガネイアの効果ダメージを防げる点も
抗う方法として重宝します。

例えば、アンリエット×2とエンハペインレスで
9PP守護2面+効果ダメージ無効なため
猛虎+3コスト以下ターミナル1枚では
20点otkができないラインになります。

このようなメリットを考えると
0枚に決めることも一概に難しいです。
私も0枚〜3枚の微調整を重ねましたが
最終的に2枚に落ち着きました。

一応ですが、取られ易くなったとはいえ
進化ペインレスは十分強いカードです。

特に対ルーニィに関しては
こちらが多面展開することで
処理の確率を減らせるだけでなく
リーダーダメージを防げる点も優秀です。

但し、平然と1/5を当ててくる人もいるので
過信は禁物であります。


《3》兵士でも指揮官でもないレヴィオン

私はデッキに安定感を求める傾向が強いため
ペインレス1枚のほかに
アンリエット1枚と堕落の決意1枚も外して
よりエミリアを強く使う成功率を上げ
デッキの事故率を減らすことにしました。

そして、この余った3枠には
兵士フォロワーでも指揮官フォロワーでもなく
連携を稼ぎやすい低コストフォロワーを
加えたいと考えました。

今回はそれがジェノになります。

私は昔のシャドバは知らないため
今までレヴィオンデッキを組んだことが
なかったのですが、彼らが兵士でも
指揮官でもないことには流石に驚きました。

ジェノの利点は標準スタッツでありながら
ジェノ以外のフォロワーに
無料進化を与えるものとなっています。
具体的には魔獣使いが無料進化できます。

この時代にアスシオや恩寵こそありませんが
もてなしがEP差でアドを取れるカードであり
後引きしても強く使える可能性があります。
これが結構強くて便利だと感じました。

また、EPが無くなったあとからでも
意表を突いて多面守護を形成できる点は
対リノエルフやロイヤルミラーの勝率上げに
貢献してくれていると感じました。

ちなみに、リノエルフに関しては
ニュートラルでサーチを歪めない極光でも
リーサルケアができますが
今のリノエルフは回復力が高く
返しでリーサルができないことも多かったので
最終的には不採用となりました。

ロイヤルミラーも同様で
先10tゼルガ猛虎をケア出来ると思って
採用していた時期もありましたが
結局、体力を16削られるということは
返しの後10tで回復をしない限り
こちらのゼルガネイアが攻撃できない

(ルール上、同士討ちはこちらが負けてしまう)
という理由からも断念をしました。

むしろ、リノもロイヤルミラーも
ホワイトタイガーが能力選択できない
守護であるため突破されにくく

形成した盤面から逆リーサルができるので
価値が高いと感じました。

まとめると、連携稼ぎで序盤に置きやすく、
EP差を利用出来るもてなしを強く使えて、
EPが枯渇したあとで引いてきた魔獣使いを
進化して守護形成できるジェノは
形成逆転できるカードとしても優秀と感じ
3枚採用するようになりました。

また、堕落とアンリエットを外して
2コストを多く採用できたことで
マリガンでカゲミツやゲルトを
探しにいきやすくなりました。


《4》リーサルと時間制限

進化ロイヤルの一番面白いところが
ゼルガネイア猛虎でEPを使わずに
20点otkが可能でありながら
中盤の盤面形成・終盤の疾走バーンが
優秀であるところです。

使い始めはotkを基本戦術で考えていたので
低コストターミナルウェポンを温存したり
リーダーへの攻撃を控えめにして
盤面処理を優先させたりしていましたが
そのうち、ターミナルウェポンで盤面形成したり
カゲミツを忍ばせて猛虎で走らせたり
槍術士とペインレスでビートをしたりと
多彩な攻撃ができるようになりました。

この多彩な攻撃を
『10tまでの時間制限内で』組み立てることは
現代シャドバから経験している私にとって
非常に面白く感じました。

例えば、ロジャー時の財宝ロイヤルなら
「バルバ砲手旗旗」で決める、みたいな
『7tで勝つ』方針が強かったはずです。

一方、FOH進化ロイヤルは
自身の手札状況や対面のクラスによって
『7tから10tの間で勝つ』ことを
やりながら考えて選択することができます。


10tで勝つことを考えるならば
猛虎をサーチするために
ゲルトのプレイを優先するとか、

それよりも前のターンで勝ちにいくために
ターミナルウェポンを出しておくとか、
槍術士を疾走で使うために温存するとか
本当に考えることが多く、楽しいです。

個人的にカードパワーのバランスは
これくらいが適しているように感じました。


《5》優位カゲミツ

また、この環境のカゲミツの使い方も
非常に面白いと感じました。

カゲミツは進化前進化ができるカードであり
連携を2稼げてくれるので
序盤に引けた時の恩恵はとても大きいです。

そして、攻撃時に進化回数でバフをする
強力な効果を持っているため
基本的に放置をすることはできません。

それを上のように雑置きするのが
実は結構強いと感じました。

先1の雑置きではなく、中盤の雑置きです。

特にネクロ対面の先5ミルティオでは
盤面を1面しか処理できないので
確実に盤面にフォロワーが残ります。

この盤面優位性は進化ロイヤルと噛み合っており
盤面からのリーサルだけでなく
ゼルガネイア猛虎otkへの“繋ぎ”にもなります。

また、このデッキの強みはカゲミツではなく
エミリアとアルヤスカだと私は解釈しているので
カゲミツのラスワを不発にしたとしても
十分価値があると思っています。

むしろ、エミリアやシーフなどによって
手札は溢れがちになるので
1コスト1連携として置くほうが
よっぽど強いときもあると感じました。

加えて、従来通りのカゲミツの使い方も
できるので、本当に隙がないです。


一応、FOH進化ロイヤルの感想は
ここまでになります。

たった数日しか遊んでいないので
まだまだ新しい発見があると思いますが
少なくとも私はこのデッキを気に入りました。
楽しかったです。


【3】おわりに

お気づきの方もいらっしゃると思いますが
今回のnoteではロイヤルミラーの画像を
1枚も貼ることが出来ませんでした。

何故ならば、この数日間
進化ロイヤルと当たらないからです。
ここ最近のランクマやグランプリは
ネクロやウィッチに加えて
エターナルホエールのドラゴンが多い印象です。

ドラゴンがシンプルなデッキとまで思いませんが
それに比べたらロイヤルは複雑で
レジェンドカードも多いので
人気がないのかもしれないと思いました。

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ところで、話は変わりますが
最近私はポケポケにハマっています。
但しこちらは強いデッキを組みたいとか
勝ち続けたいみたいな欲求は無いです。
(ちなみにリザードンをよく使ってます。)

毎日無料パックを引くことに
楽しさを感じていますし
砂時計(パック)を貯めていることにも
ワクワクしていたりします。

「こういうのもいいなあって思いました。」


以上で、今回のnoteを終了します。
最後までご覧に頂きありがとうございました。

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