逆噴射小説の旅2020『死んでくれ松五郎』
ワッショイ! 逆噴射小説大賞!!
驚きの仕掛け、魅力あるキャラ、思い切った強いヒキ。
───これが逆噴射小説。先の気になる意外性……ッ!
皆さんおつかれさまです!
いま私はちょっとずつ応募作品群を読み進めていて、1/3くらいまで来たでしょうか。想像力がフル回転して、神経細胞がクニュクニュになっています。
とにもかくにも、絵に起こしてみたいと感じる作品が多く、ファンアートで応援したいと思います。
今回はあのときのときさんの、『死んでくれ松五郎』を描かせていただきました!
※この逆噴射小説の旅シリーズでは、モノクロ挿絵風にトライしています。
◆死んでくれ松五郎
グッとくるハートタッチングストーリーに胸がきゅっとする……と思いきやゾッとする仕掛け!!
物語の主人公は梅田啓司。自我を失わないために過去の記憶を消すという悲しい定めを負った男。
もし大好きな話し相手が、その死後も心の中にいてくれるならどれほど心強いか。しかしそれが精神寄生体で、いつか自分が乗っ取られてしまうとしたら……なんと悲しいことでしょう。やっぱり自分は自分でいたいし、その上で話し合えるのが嬉しいと思うのです。。。
イラストは、美しい夕焼けと思い出をバックに、哀愁ただよう啓司を描きました。松五郎は家族に愛されていたと思うのでコロコロぽっちゃりな感じにしてみました。
───啓司は、思い出を殺すことでしか助からないのか。
どことなく「自我の在り方を問う」というテーマを感じました。いやまったく、感情温度の落差がすごかったです!
脳の体操、心の躍動、過去との対話。パルプって本当に素晴らしいものですね……!
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小説の冒頭800字で、いかに「続きが読みたいッ」と思わせるかを競う逆噴射小説大賞。続きの書かれた作品もnoteにはたくさんあります。
まだまだ読める! やった! ステイホームでトレジャーハントへGO!!
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あのときのときさん、素敵なパルプをありがとうございました!
楽しんで描きましたが、キャラクターイメージなどこれで良かったかなと心配しています。なにか問題がありましたら、遠慮なくコメントしてくださいっ
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