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逆噴射小説の旅2020『魚籃坂復仇探偵社:テレワーク殺人事件』

現代に活きる仇討、復讐のしきたり、険しい道に降りかかる時事ネタ。
───これが逆噴射小説、先の気になる意外性ッ!!

さて、みなさんテレワークしていらっしゃいますでしょうか。私はステイパルプを続けています。ということで、キョウコノゴロ感を楽しめる逆噴射小説をご紹介したいと思います。

今回はお望月さんの『魚籃坂復仇探偵社:テレワーク殺人事件』を描かせていただきました!


※この逆噴射小説の旅シリーズは、モノクロ挿絵風にトライしています。


◆魚籃坂復仇探偵社:テレワーク殺人事件

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深夜、東京都港区は泉岳寺を訪れる主人公女性。大石内蔵助の墓前に参じる仇討祈願が小さな縁を結ぶ───

先客の老人が持つキティ柄のお守り袋。それは亡き妻のものか、あるいは娘のものか。
礼をするように苦無(くない)ホルスターを見せる主人公。一方の老人は得物の匕首(あいくち)を柔らかい物腰で見せ返す。2人の隠された復讐心が、唐突に読み手へと押し寄せる。

(アッこれは、のっけから日本人の琴線に触れる仕掛けのやつだ!)

───愛する命を奪われたら、私も復讐の道を選ぶだろう。
主人公の女性は十年の間、仇を求めて苦い時を過ごしたに違いない。
そして彼女は遂に敵を見つけ、今夜こそと意気込む。決行現場へと向かう途中、先ほどの老人がこと切れていた。

(エッ、同志がもう死んでいる?!)
しかもテレワーク移行によって、主人公の仇討までもが阻まれて……
なんと忌々しいほどに「今」を描いた小説!

イラストはそんな風に、読んでいた時の気持ちをコマ割りしてみました。泉岳寺の墓前を中心に、老人、主人公、敵、そして仇を見つけ出す探偵です。マンガっぽく描けたような気がして、うまくできたかも! と自画自賛しています♪

時代劇の仇討とは違う、いわば現代時代劇。わずか800字に込められた大人の味わいで、もっと先が知りたくなってくる。パルプって本当に素晴らしいものですね……!


◆魚籃坂復仇探偵社:殺意のソーシャルディスタンス(前編)

そして、すでに八千字の前後編として完結しています。なんと続きが読める! お望月さんのテキストカラテに感謝!!

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小説の冒頭800字で、いかに先を読みたいと思わせるかを競う逆噴射小説大賞。そこから続きの書かれた作品もnoteにはたくさんあります。さあて、今年もお宝発掘に出かけようっと!

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お望月さん、素敵なパルプをありがとうございました。
楽しんで描きましたが、キャラクターイメージなどを損なっていないか不安は残ります。そしてすみません、コマに入れ込むためにセリフや擬音を少しさわってしまった部分もあります。問題がありましたら、遠慮なくコメントしてください!


≪追記≫
作者のお望月さんから、サポート&オススメしていただきました! ピックアップもありがとうございます!
ファンアートをきっかけに完結編の調整がかかったと聞いて、イラストを描いて良かったと心から思っています。これからも応援しています!!


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