![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35460584/rectangle_large_type_2_4b5823aeecc1cbd7371a77f8e054f502.jpg?width=1200)
【ファンアート】『近未来建築診断士 播磨』を読みました
今月はディッグアーマーさんの長編小説『近未来建築診断士 播磨』を読みました。
私はSF建築ミステリーとして楽しみ、新鮮な感覚にわくわくの連続でした。今回は第1話に焦点を絞り、ファンアートで応援します!
◆近未来建築診断士 播磨
ホワイトムース、それは近未来の可変建築素材。そう、この小説は新素材物件にまつわるトラブルに、主人公播磨が挑む物語なのです!
☆播磨(右下・左下):建築診断士。フレッシュな24歳
☆遠藤(右):依頼者のおじさん
☆作事(左上):若手警察官。播磨と遠藤の相談相手
☆バルーンツリー(中央):新素材ホワイトムースを使った建築物
播磨くんの暮らす世界線は、多くのSFが描く人類の危機をことごとく回避した近未来です。そこでは先端技術が段々と劣化して、色々な問題が建築物に顔を覗かせます。診断士の播磨くんの仕事ぶりは丁寧で、首尾一貫したプロの姿勢を楽しませてくれます。
第1話は、バルーンツリーというビルの所有者から依頼を受けます。お餅のような見た目と、消しゴムみたいな感触のカプセルホテル。個室は鍵もベッドも不可思議で、へぇ~おもしろい部屋を考えつくなぁ、と好奇心がくすぐられました。私が思い描いたのはこんな建物ですが……読み手それぞれにイメージがありそうですよね??
◆播磨くんと山田社長
この絵は、ARを使って資料を検討する播磨くんを描きました。
仕事を仲介してくれる山田社長のノリがちょっと苦手な彼ですが、会話も営業のうち、と相手の機嫌を損ねないよう電話応対もこなします。ああ、努力家な播磨くん……!
そして、限られた予算と時間の中で、少しずつ集まる手がかりを元に解決を模索する、というテーマが面白かったです。
私は建築にまったく詳しくないのですが、小説に散りばめられたヒントから想像を働かせて、ああかなぁ、いやこうかも、と頭をひねる時間は最高の娯楽でした。
問題の発端や経緯に光を当てようとする播磨の奮闘は、これから始まる秋の夜長にもってこい。『近未来建築診断士 播磨』、オススメのミステリーパルプです!
朗報:現在4話まで完結し、5話が近日公開予定との事です!
オンラインだけの関係を崩さないブローカー、山田太郎が再び登場。彼は播磨くんを高く評価する一方で、得体の知れなさも醸し出しています。
これからどんな事になるのでしょう。彼らの今後が気になります!
◆様々なパルプ小説とともに、こちらにも掲載中!
------
とても楽しんでファンアートしましたが、建物や世界観など、これでよかったんだろうかと心配は尽きません。それから、バルーンツリーの図面を使わせていただきましたが、大丈夫だったでしょうか? ディッグアーマーさん、なにか問題がありましたら、遠慮なくコメントしてください!
≪追記≫
さ、作者のディックアーマーさんから、サポート&オススメしていただきました! ありがとうございます……ッ!!(興奮を抑えられない)
この気持ちを胸に精進していきます!!