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【ファンアート】『東洋決死圏』を読みまいた
最近、逆噴射小説大賞を知りました。まだあまり応募作品群を読めていませんが、ここまで読んだ中で「これは!」と感じた小説の一つが、しゅげんじゃさんの『東洋決死圏』でした。
物語の冒頭800字のみながら、エキサイティング・タイムを作りだしてくれたしゅげんじゃさんを、ファンアートで応援します!
◆東洋決死圏
敵の攻撃をかいくぐり奇妙な長筒を構える少年! エキゾチックジャパン!
物語の主人公は沙也可(さやか)。雑賀の若き鉄砲衆。彼は羽柴軍を憎み、強大な敵陣に立ち向かっていきます。
そして敵は羽柴秀次、紀州征伐軍の先鋒である!
紀州征伐:1577年に織田信長が始めた、雑賀鉄砲集団に対する攻略戦。信長亡き後は秀吉が後を継ぎ、甥の秀次に先陣を任せた。
なんて歴史解説している場合ではありません! 既存の枠に囚われない展開が繰り広げられ、しゅげんじゃさんの世界観はまさに天衣無縫!!
沙也可と秀次は、因縁のライバルになるのかな~、それとも秀次はただの咬ませ犬なのかな~、他にも秘密兵器が出て来るのかなぁ~?!
続きが気になってワクワクします。文章のテンポと歴史感が絶妙な取り合わせで、インスピレーションが湧きあがりました。
ファンアートの個人的なお気に入りは、天翔ける天守閣三城です。金箔を思わせる空に大きな日の丸を背負わせて、秀吉感を演出しました。
◆Special Item《 雑賀のタネガシマ 》
「雑賀のタネガシマ」にトキメキました。沙也可の長筒には、雷のごとき呪印、三本足の鴉が刻まれています。恐らくは雑賀で独自に改良・開発された、精神力を火力に変換するヤタガラスの長筒。
原作を読んで心に思い浮かんだのはこのようなデザインですが、あくまで想像の産物であります。
奔放で独特なスタイルがあり、少年の野心と躍動、戦国の重厚感、次々迫る危難を想像させる! このNEO歴史ロマン小説、オススメです!
しゅげんじゃさんと言えば、『死闘ジュクゴニア』という長編小説を執筆中です。今週第71話が投稿され、いよいよ次回、最終話を迎えるとのことです。創作意欲を引き出してくれた人の綴る少年漫画的ストーリー、私も折を見て読んでみたいと思っています!
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今回の東洋決死圏は、キャラクターを前面に押し出してすごく楽しかったのですが、それだけにイメージを崩していないかと心配しています。しゅげんじゃさん、何か問題がありましたら、遠慮なくコメントしてください!
≪追記≫
『東洋決死圏』作者のしゅげんじゃさんに、ファンアートを取り上げてもらいました。ありがとうございます!!