代々木会館
『傷だらけの天使』のロケ地として有名な代々木の廃墟ビルが、いよいよ今夏取り壊されることになりました。
いつか行こうと思いながら行けていなかったこのビル、6月末で残る2店舗が閉店すると聞き、これは入れなくなると30日に駆け込みで行ってきました。
写真では散々見ていましたが、異彩を放ちすぎる全景。例の屋上は東日本大震災を乗り越え、よくぞここまでもったもんだと思います。
1階の「きぬちゃん食堂」は6/27で閉店したとのこと、もうフェンスで入れないようになっていました。
3階の「東豊書店」はまだ営業していてビル内に入る事ができました。
入り口から3階までの動画です。
わかりにくいですが、階段が斜めについて三角形の構造になっています。
踊り場から入り口を見る。
2階の飲食店街は封鎖されてますが、扉の鍵が壊れているようでした。
中は一体どんな風景になってるんだろう。
10年前の記事によると、書店から先の階の壁には鳩やホルスの目が描かれているのだそうです。上の方は、吹き抜けをのぞいてみても怖いくらい真っ暗で何も見えませんでした。
その他目についたもの。
6階の窓には「再開 促進中」の張り紙。だいぶ前に一斉立ち退きがあった際「再開発促進中」とはられたそうで、その名残りのようです。
解体は、今年8月1日からの予定。
7月中旬に公開される映画でこのビルがモデルになっていると話題ですが、その頃にはもう解体用の囲いで覆われてしまっているかもしれません。
東京はどんどん古いものが壊されて変わっていきます。その過渡期に立ち合えるのは貴重なことではありますが、やはりどこか淋しいものですね。
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