上野「旧博物館動物園駅」(前編)
1997年に営業停止、2004年に廃止された京成電鉄の「旧博物館動物園駅」、2月24日までの金・土・日限定で公開されているので見に行ってきました。
行ったのは2/17(日)。会期が押し迫っていることもあり、10時配布の整理券に朝から行列するとの事前情報を得て現地には1時間前に到着。
日曜なので覚悟はしていたのですが、9時時点ですでに想像をはるかに超える大行列、係の方も「今からお並びいただいても整理券をお渡しできない場合もございますので、予めご了承ください」と繰り返している。これはだめかもしれんとなかばあきらめ気味ながらも列に並びました。
ざっと前方に2〜300人いる感じです。
もらえるかもらえないかわからないまま待つ1時間は途方もなく長い。
かつ、めちゃくちゃ寒い。
気がつけば、自分の後ろに倍くらいの人数が並んでいるのが見えました。
10時。配布がはじまります。
入場は30分毎なので、係の人が「何時の回です」と言いながら渡していくのですが、その時間がだんだん午後に下がっていくのを聞いていて、もう祈る気持ちに。
そしてなんとか最後の方の回の入場券をもらう事ができました。
もらって列離れて歩き出したところで「配布終了でーす!」と大きな声とどよめきが聞こえて、いやほんとぎりぎりでした。
あとで聞いたところによると、整理券は350枚でその日は朝6時半から並んでいたのだそうです。6時半て・・・
最後の方なので、それから谷中、根津、湯島あたりの裏道をうろついて西日差す中また上野に戻りました。
入場。
入ったところのドームがすごい。なんでもここは皇室で代々引き継がれてきた「世伝御料地」という特別な土地なんだそうで、それにふさわしい品位のある設計が求められたのだそうです。
細工や謎の数字に気をとられて見てるうちに、この回の入場者たちがみな階段に座っての説明がはじまっていました。
正面の壁にスライドが映されるのですが、貴重な画像も多く、今回は入れないホームの壁にはペンギンとゾウの絵が書かれているのだとか。
見たいなそれ。
10分くらいの説明ののち、いよいよ階下へ向かいます。
(続く)