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オホーツク網走マラソンと弾き語るうどん屋さんライブ〜走り抜いた男たち〜

おはようございます。
少し時間が経ってしましましたが先日の網走マラソン、ライブのお話を振り返りさせて下さい。

9月24日(土)
本番前日の朝9時過ぎ、今回のイベントの出演者の一人であり、我が師である小田和奏さんが網走に到着。
仕込みがあるためバス&徒歩でお店まで来てもらいました。

営業が終わるまで休んでいてもらおうかと思っていたら、「お店手伝うからエプロン貸して」と和奏さん。笑
めちゃくちゃ皿洗いしてもらってしまいました。
母が「じゃあ次はこれもお願いします」と長旅到着したばかり、しかも初めましてなのにガンガン使おうとしてたのはウケました。

でもなんの違和感もなく勝手もわからないお店ですぐ馴染んで働けちゃうの凄いなと思いました。さすがです!先輩!
『洗い場を制すものは営業を制す』が経営理念なのですが(嘘です)、まさしくそれを体現して頂きました。

網走到着早々汗だくで働いてくれました。
すごく助かりました。

営業終了後、みんなで賄い食べてそれから次の日のライブの会場設営をしました。絶対に走った後にそんな余裕ないだろうと笑

そうして夜8時半、前日盛岡でイベントに出演し札幌経由で網走に到着したもう一人の出演者、村松徳一をバスセンターに迎えに。
丸一日かけてやってきてくれました。ヘトヘトだったと思います。
ありがとう。

本番に備えてこの日は早めに就寝。

9月25日(日)
朝4時過ぎに起きて5時頃朝ごはん。
お腹の中に固形物を残さないようにするためスタートの3時間前には食事を済ませるのが良いそうです。

そして7時過ぎにスタート地点となる網走刑務所へ。

既にたくさんの出場者が会場入りしていました。
鏡橋から。奥に見える茶色い塀の奥が刑務所。
スタート前。気合十分。この時はまだ数時間後あんな目に遭うとも知らず。
徳一。手違いでゼッケンが届いていなくて焦りましたが、無事ゲット。
和奏さん。やっぱり黒い。笑

ウォーミングアップして着替えたりと準備をしていよいよスタート時間が近づいてきました。
目標タイムごとにグループ分けされていて、和奏さんとはここでお別れ。
徳一とは同じグループでした。

そして8時45分。Aグループから順にスタート。
自分達がスタートしたのは9時を少し過ぎたあたりでした。
天気が良く沿道には応援の方がたくさんでした。
この沿道の方たちの声援が後々すごく心の支えになりました。
特に30km過ぎたあたりでのそれは涙出そうになるくらいに。

能取岬。車のCMなどでも使われる名所。
この時はまだ余裕が残ってました。

20km過ぎあたりで徳一がペースアップ、それぞれ行くことに。
30kmくらいから足にくるよと言われていたのですが、今回のコースはアップダウンが多く、早い段階でかなり足にきてしまい徐々にペースダウン。
能取漁港の関門からは歩いては走るの繰り返しでした。

因みにエイドと呼ばれる補給ポイントが各所にあるのですが、30km超えてから飲むコーラは世界一、人生一美味かったです。あと、あんぱんと和牛も。

そして35kmあたりからまた坂道が、、、
ここは本当にきつかった。
坂長いんだもの。ドラゴンボールの蛇の道かよ!ってくらいに。
走ると足が攣りそうでずっと歩いていました。

やっとの思いでゴールがある大曲園地へ。
ここはいきなり砂利道できつかったなあ。
でも、ゴールを待っていてくれた友達や一面のひまわり畑が見えて最後はよろよろになりながらも走ってゴールすることができました。

ゴール前でエリックワイナイナさんとタッチ
5時間56分で完走。

正直完走できると思っていませんでした。30km走れたら上出来だろうと。
でも、30kmまで行くと「ここまで走ったじゃないか。ここでやめたら後悔するぞ」という意地でした。完全に精神が肉体超えてる状態。
(思い出して泣きそう笑)
諦めなくて本当によかった。
徳一も初めてのフルマラソンだったけど3人揃って走り抜くことが出来て嬉しかったなあ。

少し和奏さんの記事使わせて頂きます。

よく、「走るのとかって楽しいの?しんどいだけじゃないの?」とかって聞かれること多いです。

しんどいけど気持ち良い。身体動かすってそういうこと。
で、できないができるようになっていくのも楽しい。
ランニングなんてペースはそれぞれでいい。
で、距離もタイムも数値化できるから目標もわかりやすい。

あとは本当に達成感と高揚感。
疲れてきてしんどくなってきたら動きも心もどんどんシンプルになっていきます。
そこで感じる人の温かさだったり、景色の美しさだったり、ものの美味しさだったり。
僕は個人的に我武者羅な姿の美しさも好きですが、

「走るのって楽しいの?」っていう問いのちょうどいい答えは
「走ってみたらわかるかもよ。んで、走ってみなきゃわかんない。」
ということなのかも。
小田和奏さんnote「2022年9月26日」の投稿より

この一文に走ることの全てが詰め込まれていると思います。
マラソン未経験の全ての人に送りたい。笑。

しんどいのは本当にそう。
でも感覚が思考が研ぎ澄まされていくのが手に取るように分かる。
今まで気づかなかったものに気付きそれを言葉にすることができる。
景色も地元なのに何倍も綺麗に感じる。
知らない街を走ったらもっと気持ちいいんだろうな、なんて走りながら考えていました。
すごくシンプルな種目だけどすごく奥が深いんだなと。

誘ってくれた和奏さん、ともに走ってくれた徳一(途中までだけど笑)、沿道の皆さん、ボランティアの学生さん、全ての人に感謝です。
ありがとうございました。



と、ここで終わりみたいな感じですが本番はここから。
ボロボロの体を引きずって帰宅。
店に戻ったのが16時頃でした。急いでシャワー浴びて準備しなきゃいけないのですが急げない。
階段の上り下りは這うように。

イベントフライヤー

実は今回のこの企画去年から話していたものでした。
しかし去年は残念ながらマラソンが中止になってしまい、1年越しの開催。
マラソン、ライブもそうですが色んなことが中止になっていたこの3年。
今年に入り徐々にイベントが再開され本当に嬉しい。
このイベントも開催でき喜びひとしおでした。

イベントスタート前の3人。

満員の会場となりました。遠くから足を運んでくださった方もいて、ありがとうございました。

一番手。村松徳一。
二番手。小田和奏。
トリを務めさせてもらいました。歌ううどん屋ことanky。
最後に3人で一曲歌って終わりました。フィニッシャータオルをバックドロップがわりに。笑。
みんな完走できてよかった!いい顔!


網走に帰ってくることが決まった時、この町でどうやって活動をしていくか悩んでいた時、和奏さんにも色々と相談に乗ってもらいました。
うどん屋でのライブ、そして網走内外からゲストを呼んでのイベント。
少しずつ新しい場所を作っていこうと。

そして実際に盛岡で出会った二人が海を越えて遠く離れた網走まで来て歌っている姿は最高でした。一生の宝物です。

うどん屋としても歌い手としてもまだまだ未熟ですが、来ていただいた方に楽しんでもらえる場所を作っていけるようこれからもやっていきます。
ここらまたひとつづつ重ねていこう。

ライブに足を運んでくれた皆さん改めてありがとうございました。
温かく見守ってもらえて凄く嬉しいです。
みんな優しいんだよなあ。

それから、うどん屋ライブに出たい!という方いましたらご連絡お待ちしてます。
自分もなんだかんだ来年40歳といい年になってきたので、次の世代との出会いがあるといいななんて思ったりもしています。

来年もまた網走マラソンとセットで『走り抜いた男たちvol.2』やろうかと話しています。
和奏さんから、お客さんも一緒に走ってチケット料金にフィニッシャー割なんてどう?なんて提案もありました。笑。
皆さんどうでしょうか?

そんな感じで2日間の出来事でしたが、1週間くらいあったんじゃないかってくらい濃厚で最高でした。

走り抜いた男たち

まだ少し疲れが残っているのでこれから温泉に浸かりに行ってきます。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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