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ソード・ワールド(文庫版)の思い出

むかーし、むかし。ソードワールドSFCみたいな環境にレアケースが乗っかった結果、とんでもないことになったお話。

レベル3程度で金を余らせた冒険者の集団があった。そしてレッサードラゴン(レベル10)退治の依頼があった。
冒険者たちが立てた作戦は以下の通り。ドラゴン退治の勇壮さなんてあったもんじゃない。

・それなりの敏捷度を持つLv2ソーサラーに大量の魔晶石を持たせ、全力のスリープクラウドを打たせる
(ドラゴンは遅いので多少早い程度で先手を打てる)
・全員にクレンクイン・クロスボウを持たせる
(普通に購入可能な武器の内、打撃力が最も高くなる。また、飛び道具であるため『狙い』による一発狙いが出来る)
・ドラゴンが寝たらクロスボウを準備し、狙いを付けた後に『待機』して一斉攻撃
(目標の睡眠+数ラウンドの『狙い』でのクリティカル値低下による大打撃狙い、かつ、同時行動で反撃や回避の危険を減らす狙い)

作戦は無事(?)成功。
プレイヤー数十人がひしめく卓移動ありのSWオンリーコンベンション、という特異な環境下で起きた奇跡ではある。
しかし、後の完全版でドラゴンその他に不眠能力が付与され、戦闘の騒音で睡眠から目覚めるルールが制定されたのもむべなるかな。

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