冬霞の巴里感想
今日の宝塚ニュースがとっても素敵な切り取られ方で再びトキメキだったのでnote書きます。
冬霞の巴里は花組の永久輝せあさん初東上作品です。一般で頑張って1枚ゲットできたので、配信+Brilliaの2回観ることができました。配信観てからだとわかりやすくて良い。
ポスターからひとちゃんの耽美な美しさが押し出されていてかなりの破壊力でしたが、思った以上に舞台はゴシック感というか、ティム・バートンみたいな世界観。良い意味で宝塚じゃないみたいでした!
エリーニュスという復讐の化身(アウグストゥスにもいたね)たちが色々な役どころに扮し物語を進めるのもインパクトありました。ちょと怖くもあり。
扮するのは咲乃深音ちゃん、芹尚英くん、三空凜花ちゃんの三人です。
下宿の仲間たちはあおいさん、ヒロさん、まいこつ、りんの、ことのちゃん、だいやくん、まるちゃん、そしてほのちゃん。
ほのちゃんは完全なる新境地でした…!
眉毛も剃り込みが入ってて目もギラギラしてて、やべえ奴でした(褒めています)みんなユニークなメイクだけどすてきだったー!ことのちゃんのお歌が良かった♪
ひとちゃんのお姉さんアンブルは美咲ちゃん。
やっぱり可愛くて何でもできて完璧!
「大人になっても怖いものは怖いわ」ひとちゃんを抱きしめながら言うセリフの包容力とか母性がすごいなと感心しました。前回の小夏も若いのに哀愁っていうか大人の女性の懐の広さみたいなものが感じられてすごいと思っていましたが、今回はさらにビジュアルも良くなっていて深みも増して美咲ちゃん末恐ろしいです!
ワケアリで殺害されてしまった父はしぃちゃん。白のスーツがかっこよくてこれはさぞかしモテたね父さんって感じ。
お母様のクロエはゆりちゃん!陶器のような美しさとさすがのロイヤル感で本物の貴族でした♪再婚相手はつかさ!そしてしぃちゃんの元部下はゆかちゃん。
98期ペアのお芝居がほんとにほんとにほんとに良い。つかさの最後の芝居で涙腺崩壊でした。ゆかちゃんはもう本物のオジサンです(褒めています)
あとは、天真爛漫ペアのらいとくんと愛蘭みこちゃん♪みこちゃん可愛すぎてフィナーレのダンスも素敵だった!これからに大注目!!もっと活躍してほしい!
子供時代のオクターブとアンブル、もうひとりの姉イネスを演じた初音夢ちゃんと湖春ひめ花ちゃんと琴美くららちゃんのお芝居もすごくて、あの三人だけで一本お芝居やってほしいと思うくらい完成度が高かったです。これから楽しみだな。
春妃うららちゃんと和くんもお気楽な貴族感が良い味出してて、花組の底力を感じ、素敵なお芝居をしているのを見るだけで涙でした。
ひとちゃんは今回、終始復讐と嫉妬に燃えてるのですが、くぅー!ってなるセリフがいくつかありまして。
わたしが一番好きなのは「答えろよ!」です。
これ配信でみたとき窒息しかけました。なんだこの余裕ない青年は!かわいいじゃないか!と。
ひとちゃんの少年性みたいなの、よい!なんとも言えないいじらしさよ…!
ちなみに「それでいいの…?」も好きです。へへへ。指田先生の演出にあっぱれ!
わたしが犬だったらもうお腹出して降参ですわ!
冬霞の巴里はどのお役も生徒さんに合ってて今の花組だからできた作品だと思いました。最後の会話だけで進める緊迫のシーンも迫力があり、自分もパリのお屋敷に迷い混んだ気持ちになりました。
若手メンバーの活躍が頼もしく嬉しく花組安泰だなってしみじみでした。いい作品観れて良かった!
つくづく次の花組公演もますます楽しみです!
花組が愛おしすぎて誰一人退団してほしくないという末期症状であります。
今の花組、ほんとに充実期を迎えておりますので是非次回作もお楽しみに!(どの立場からのコメントなのか)