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セリアドールでにゃんこ獣人ドールを作る 全三回(1/3)

100円ショップセリアで、本格的でカスタマイズ性の高いドールパーツが100円で買えるのを知っていますか?
セリアにはすでに様々なサイズのドールボディと、大小のドールヘッド、ドール用のお洋服やウィッグ作成パーツ、ドールアイなど豊富なドールパーツが展開されています。
これまでは中性的で幼い体型の人間のドールパーツしかありませんでしたが、2024年5月に新たに「ドールヘッド・アニマル」と、専用のケモミミパーツが発売されました。
私、ケモノドールがずっと欲しくて、セリアにドールヘッドが入荷されるのをずっと待っていたんですが、全然入荷しない!
ダメもとで店員さんに「ドールヘッド・アニマル取り寄せできますか?」と訊いてみたところ、製造元は在庫があったみたいで、やっとアニマルのドールヘッドをお迎え出来ました!

そこで、今までコツコツ買い集めたパーツと、コツコツ集めた知見記事を元に、にゃんこケモノドールを作ってみることにしました!

この記事では全三回にわたってセリアドールでケモノドールを作る際の覚書をつづっていこうと思います。

【ご注意!】私は本格的にドールを作るのは今回が初めてなので、熟練の技術や専門知識とかは全然ありません。
映えるための写真を撮る余裕もなければ、部屋やドールをきれいに掃除しながら美しい制作風景を撮る余裕もありません。
お見苦しい汚部屋の個人的なモノづくり風景の記録写真であることをご理解の上ご覧ください。


【材料】

今回購入したもの

・ドールボディ19㎝
・ドールヘッド・アニマル
・アニマルイヤー・ねこ
・ドールウィッグキャップ
・ボンド
…以上セリア

・アクリル毛糸(こげ茶)
…手芸品店入手

・UVレジン
・除光液
…以上ダイソー

・マニキュア(グリーン)
・マニキュア(イエロー)
・マニキュア(ホワイト)
…以上ドラッグストア

・プラ染め太郎(ブラック)
…Amazon入手

元々あった必要な道具

・ゲルタイプの強力接着剤
・針金
・練り消し
・半球レジンモールド
・UVライト
・プラスチック用塗料(ブラック)
・絵筆
・ハサミ
・デザインナイフ
・カッター
・鉛筆
・菜箸
・目の細かい櫛
・段ボールの板
・割りばし
・マスク
・ゴム手袋
・バケツ
・ペンチ
・ニッパー
・ピンバイス
・キッチン中性洗剤
・スポンジ
・お湯
・新聞紙

結構いっぱい必要ですね…道具…。家にいろいろ道具あったから必要最小限で道具揃ったけど、最初からゼロから揃えるってなったら結構かかるかも…。

今回はボディの染色やオリジナルのドールアイなどもやっていこうと思います。

では作っていきましょう!

では作っていきますよ。今回黒猫を作るつもりなので、プラ染め太郎(ブラック)を購入しました。ボディに色を付けるのに一番いい素材は何かってググりまくったんですけど、最終的に辿り着いたのがこの商品でした。簡単でにおいも少なく、綺麗に何でも染まるらしいので、やってみよう!!ということで。

ドールを丁寧に洗う

まずはドール表面の油分を落とすために、ドールボディ、ヘッド、アニマルイヤーを中性洗剤とスポンジで丁寧に洗います。
関節の中に油分が落としきれないところがあるといけないので、関節を良く動かして隅々まで洗います。

ボディの染色

ではゴム手袋とマスクを着用して、バケツに80度~60度くらいのお湯を入れて、プラ染め太郎を入れます。1パックで3リットル分なので、今回1リットルくらいのお湯でやったので、1/3くらいを投入。
変なガスが出るらしいし、部屋が汚れるので、玄関前の踊り場でやりました。家の中でやらない方がいいかもしれない。結構クサいやばそうなにおいがしました。

ドールボディ、ヘッド、アニマルイヤーを水責めします。ぷかぷか浮いてくるので、ざぶざぶお湯に沈めて、染めムラにならないように常に割りばしでガラガラかき混ぜザブザブ水責めします。お湯、熱いので、めんどくさいと手でやりたくなりますが、火傷しちゃうので絶対手をお湯に突っ込まないでください。あと、ゴム手袋をぶっ通して手まで染まるので、手は突っ込まない方がいいです。(やっちゃった。めっちゃ熱かった)
アニマルヘッドと両手両足とアニマルイヤーは染まりやすいみたいで、染料につけて5分ぐらいで真っ黒に染まりました。なので、早めに取り出しました。
ボディはちょっと染まるのに時間がかかるみたいで、8分くらいで取り出しました。10分もいらないかもしれないです。

しかし、19㎝ドールの欠点で、膝とか関節のプラパーツは染まらない材質だったみたいです。これなら15㎝ボディまでにしとけばよかったかも…。ひざ小僧がいいなーと思って19㎝にしたのが仇になりました。
この部分はあとでプラスチック用の塗料を塗布するしかなさそうです。

このあと、染料の残りが手についたりべたついたりするので、中性洗剤とスポンジで綺麗に洗います。そして、よく水気を出してしっかり乾燥させます。

レジンアイを作る

乾かしている間、半球モールドにUVレジンでドールアイを作ります。

※すみません!10年以上使い古したモールドなので、ベッタベタのボッコボコでお見苦しいです!!自分用のドールなのできったないモールド許してください!!

直径10㎜のモールドにほんの一滴レジンを入れて、角膜を作ります。大体モールドの半分~7割ぐらいの深さまで入ればいいです。

30秒~1分ほどUVライトでレジンを硬化させます。空気が入らないように注意。

眼のハイライトを白いマニキュアでちーさくちーさく点を打ちます。めっちゃ繊細な作業。

瞳孔を緑のマニキュアで描きます。なんで緑かっていうと、猫の目って暗いところで緑に光ったり、光を反射すると目の奥のタペタムという反射板が緑色に光るので、それを活かして緑にしました。私は猫の絵を描くときはいつも瞳孔は緑で染めます。

黄色のマニキュアで虹彩を描きます。マットな黄色よりは、ラメやパールの黄色のマニキュアだとキレイかもしれない。猫は白目があまり見えないので、結構虹彩は大きめにいっぱいいっぱい塗ってもいいかもしれない。

その上から白のマニキュアで白目を塗ります。ここまで作業したら、マニキュアを完全に乾かすために、24時間放置します。

マニキュアが乾いたら、最後にUVレジンをかけて、UVライトで硬化させます。マニキュアを挟んでいる関係かはわかりませんが、この時の仕上げレジンはなかなか固まりません。10分以上念のためUVライトを当て続けてよく固めてください。表面が固まってもマニキュアに接している部分は硬化不良を起こしている確率が高いので、じっくり多すぎるくらい時間をかけてUVを当て続けた方がいいみたいです。

できたものがこちらです。マニキュアを使うと安価で綺麗な目を描くことができるので、マニキュアで描くことをお勧めします。猫の目って宝石みたいにキラキラしてますからね。

レジンアイは作るのがすごく難しいので私は何個も失敗しました。でも、自分の理想の目を作ることができるので、何個でも、理想の目ができるまでトライして試行錯誤するのがいいと思います。
買った目じゃないので、いくらでもやり直しできますから、そこがレジンアイのいいところかなと思います。

……次回に続きます。

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