ムビナナを観て
1.はじめに
「劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit」略してムビナナ。
アイナナが初めて劇場版を作ったライブ形式の映画、ついに10週まで公開されるとは…すごい。
元々公開前から7週連続特典やります!とは言っていた。それでも結構長いな、と最初は思っていたが、まさか10週まで放映されることになるとは。
ムビナナ、day1、day2とちゃんと観たけど、いや〜面白かった。
ダンスが一人一人特徴がちゃんとあったり、細かいところのキャラの表情まできちんと作り込まれててすげえ〜ってなった。
あと、CG系でよくある髪の毛や服のヒラヒラが身体に埋まっちゃったりするのが細かいところを見ても無い!映画として作られただけはあってクオリティが高くて良かった!
キャラが実際にライブしてる様に作られていて色々解釈一致〜〜〜!!!となりながら観た。
筆者的にベストオブ解釈一致はアンコールでみんなが手を振りながら袖から再登場する時に御堂虎於は腕を上げず前に突き出して手を振っていたことです。わかる。御堂虎於は絶対そう振る。
さて、感想はこれくらいにして悪いけどここから先は少し愚痴になります。
映画に対してではなく、映画を観ていたマネージャー達に対してです。
見たくない人は回れ右大推奨!!!!!!!
ちなみに一個人の考えなので別に全員そうしろとは思わないし、この考えに相反する人がいるのはわかってる上でそれでも自分は肯定できなかった…
それでは Here We Go!!!!!!!
2.途中退席あまりにも多すぎ
さて、私はよく今回のムビナナを観るために平日のレイトショーで通っていた。
レイトショーの良いところは、
夜遅いので、人が少なくゆったりして鑑賞できる
普通の値段より安い
ちょうど入場者特典が複数欲しい週だったので、平日夜に通っていた。
あの日はちょうど火曜日だったか。通常上映の回だった。
先に書いた通りレイトショーは普段、人の入りが少なめだ。
遠くの人は終電が無くなる人も居るはずなので、そもそも行ける人も限られてくるからだ。
それが座席が8割ほど埋まっていた。
自分が予約した時には半分以上空いていたのに。
流石にびっくりしたけどその時は人気だなあとしか思っていなかった。
ムビナナは映画でありつつライブということもあって、
前半ライブパート
間奏
後半ライブパート
アンコール
というプログラム。
本当にライブ同様のタイムスケジュールになっているのだ。
映画が始まり、前半ライブパートを楽しみ、さあ、間奏を挟んで後半ライブパートだ!と観ていたら。
間奏の途中で10人以上がゾロゾロと退席していく。
目を疑った。
今まで映画館には何度か通っている。
映画好き、ではないが好きな映画があれば観に行く、くらいには。
途中退席する人を見かけたことだってある。
子連れでお子さんが泣いてしまったりして出ていく人。
途中で体調を悪くして席を立つ人。
途中退席を悪だとは思わないし、事情があって仕方ない人がいるのもわかる。
でも、それでも。
映画の、それもまだ残り半分もあるのに、あまりにも多くの人が途中退席していった。
困惑したしひどく不快感を覚えた。
途中退席はその後もあった。
後半ライブパートの曲と曲の間に。
アンコールの前に。
そしてエンドロール中に。
ゾロゾロと続々と途中退席していく。
エンドロールはまだ本編ではないから目を瞑れるものの、その度に自分の前を通る人に観ている映画を邪魔される。
あまりに酷いと思い、呆れた。
3.途中退席について
途中退席をするにしても人それぞれに事情があるのはわかっている。
確かに周りの映画館は特典の配布が終了していたところもあったし、近くの映画館から電車で1駅だったので、梯子する人もいたのだろう。
けれど、
特典が欲しいから
終電が無くなるから
といった理由できちんと最後まで観る人に迷惑をかけるような行為を肯定することはできない。
少しでも推しに会いたいから
途中退席してしまうけれどこの時間しかないから
終電に間に合わないから仕方なく
という声も見たけれど、それはただのエゴでしかないと思う。
では、きちんと最後まで見れるようところを調べて、時間を確保して観にきた人は?
ちゃんと時間を確保してきたにも関わらず、そのような行為をする人たちのせいで映画に集中できなかったり、観ているのを邪魔されているのに?
そういう人たちに迷惑をかけてまで推しに会いたい、はただの迷惑ファンでしかないのではないか?
お金を払っているんだから好きにさせて欲しい、というのも見たが、お金を払えば好きにしていいのでれば何をしてもいいのか?
同じ金額を払ってきちんと最後まで観にきている人もいるのに、途中退席する人のせいでその金額で得られる付加価値を満足に得られなくなっている人がいるのに?
観客動員数に貢献しているのだから良いだろうというのも見たが、人に迷惑をかけてまでやることなのか?
途中退席は禁止されていることではないにしろ、周りに迷惑をかけている行為であることになんら変わりはないし、厳然たる事実だ。
推し方は人それぞれだから
お金を払っているのだから好きにさせて
観客動員数に貢献しているから
少しの時間でも推しに会いたいから
終電が無くなるから
時間がなくて途中退席しないと観られないから
じゃあなんできちんと観にきている人が迷惑を被らなきゃならないんですか?
なんで真面目がバカを見なければならないんですか?
同じ金額を払っているのに、途中退席者のせいで周りの人が得られる付加価値を下げている自覚はないんですか?
人に迷惑をかけている、という事実は理解していますか?
時間がないけれどそれでも推しに会いたいから。
少しでも推しに会いに行こうとお金を払っている私、愛に溢れてる❤️ とでも思っているのでしょうか。
良い風に言い換えないでください。
結局は自分が推しに会いたいから周りの迷惑を考えず会いに行きます❤️と言っているのと何も変わらないはずだ。
よっぽど時間を確保して観にきている人の方が愛があるのではないか。
4.映画、映画館に対して
コンテンツに対する愛の量は別に何回ムビナナ見に行った、とか、これだけグッズ買った、とかで全て計れるものではない。
お金をかけた量=コンテンツ愛ではない。
けれど、今回のような途中退席は映画並びに映画館に対してあまりに真摯ではないと言えるのではないか?
ライブならそんなことしない。映画だから。
というのも見た。
ライブも映画も制作側が必死で作成しているのことにはなんら変わりがないのに?
なぜ映画なら許されるのか?
ここにマネージャーたちの意識の低さが感じ取れる。
途中退席が多かったのは例に出した上映だけではない。
その回が最も酷くはあったが、他にも観に行った上映でも他の映画では見たことのない人数が途中退席して行った。
筆者は全部最後まで観れる時間の上映しか観に行っていない。
なのにそのような人たちに映画を邪魔されたことは事実で、憤りを覚えたし、意識の低さにひどく呆れた。
5.最後に
途中退席をしなければならないのであれば、はっきり言って観に来ないで欲しい。
きちんと観に来ている人に大変失礼だし、迷惑をかける。
そのことをきちんとわかって欲しい。
途中退席はあまり良くないことではあるが、人それぞれに事情があって致し方ないことがあるのもわかる。
それでも、最後まで観たら終電や用事に間に合わないなら観にくるのを控えるべきだし、特典目当てなど言語道断だ。
ムビナナは放映前から7週連続特典をする、告知していた。
であれば1ヶ月以上ある期間の中で、途中退席をしなくても観れる日は1日はあったのではないか?
少しでも上映をして欲しくて無理してでも観に行っている、という人もいるかもしれないが美談にしないで欲しい。
途中退席のせいで迷惑を被っている人だっているのだ。
せめて途中退席をしなければならないと事前にわかっているなら、他の人の前を通らないよう通路側の席を予約するようにして欲しい。
せめてそのくらいの配慮は考えて欲しい。
途中退席するからコンテンツに対して愛がない、とは思わないが、映画に対して真摯な態度では全くない、と言わざるを得ないと思う。
また、最後まできちんと観ている人の方が、コンテンツに対して愛があると思ってしまうのはおかしいのだろうか?
人それぞれに推し方があるのであれば、人に迷惑をかけない推し方が他にいくらでもあるのではないだろうか?