『聖☆おにいさん』で体のだるさを緩和した日
せっかくの休みなのに朝からだるい。だるさがひどい!!眠い! こんなにだるいのひっさびさというくらいだるすぎる~~!
低気圧のせいかねぇ。何かのせいにしないことにはやってられないわーというくらいだるくて眠い。
湿気で体内に水分な溜まりやすいからだそうで、水分代謝を良くしましょう~っていうけどだるくてそれどころじゃないんですけど~。
せっかくの休み、いつもならドラマや映画をがっつり観たいところだけど、今日みたいなだるい日は、込み入ったストーリーは頭に入ってこないので、ついついアニメかコメディを見てしまうの。
この前だるかったときは、アマプラ(アマゾンプライムビデオの略ね)にあったアニメ『のだめカンタービレ』を一気見しちゃったし、今日は録画しておいた『聖☆おにいさん』を何度も観ています。
実写化については賛否両論ありだけど、私は松山ケンイチも染谷将太もハマっていると思うわ。少なくともアニメ版の森山未來と星野源よりいいと思う!! アニメ版はとにかく「ゆるさ」を求めた感じ。それに比べて福田監督実写版は「ゆるさ+笑い」をとことんねじこんだよね。
とくに松山ケンイチがいい。かつて大河ドラマの主演を務めた俳優さんが、こんなにコメディがイケる口とは思わなんだ。あ、でも映画『デトロイト・メタル・シティ』でコメディの片鱗を見せていたことを思えば、今回のイエス役ははまり役といってもいい。ぜひとも今後、福田作品でコメディ路線を開眼していただきたいし、賀来賢人以上のオーバーアクションさせてほしいし、それが観たい!
新しもの好きのイエスと倹約家のブッダ。すんごい聖者が現代に降臨、東京の立川という絶妙に庶民的なところに住むという原作からの設定も最高だけど、原作以上に二人が交わすセリフのテンポの良さは実写版だからこそできる笑い。しかも、原作よりちょっとズラして福田監督の笑いに変換している。そして、ちょいちょい使われる勇者ヨシヒコと同じSEも、ヨシヒコファンの私からするとツボです。第Ⅰ紀では佐藤二朗さん登場で「お!」となったので、次はムロさん出ると思ったのにまだ出てない。
それぞれの宗教の原理主義者的な人たちにしてみれば、原作漫画以上に「とんでもない!」と思うかもしれないよね。聖人がこれほど人間臭く描かれる方がすごく親しみがあっていいし、宗教ってこのくらいフレンドリーな方が広まるんじゃないの?と思ったりするよ。セリフの中に「宗教だと思われたくない」とか、神様と言われると「人違いです!」と言って逃げるとか、そのあたりがシニカル。原作も福田監督も笑いに変換しつつ、ちゃんとリスペクトは忘れていないところも共感できるし、こうやって現実世界の中で共存する神様がいたら素敵だと思うのよね。
やっぱり福田雄一脚本コメディ好きだわ。内輪受け的な笑いという人も多いけど、ゆるくて頭使わなくていいふわっとした笑いは、体調悪いときにちょうどいいし、ちょっとした活力さえ与えてくれる。
以前はアマプラに『勇者ヨシヒコ』シリーズ全部あって、本当に何回も観るくらい大好きだったのに、もうアマプラのリストからなくなってしまった。アマプラオリジナルの『宇宙の仕事』はリストからなくならないし、何度も見るくらいおもしろいけど、そろそろ福田監督の新しいものが観たいのだよ……と思ったら、2月に公開される山崎賢人主演でまーた漫画の実写映画化かよー。夏には『今日から俺は!!』の劇場版かー。
いいんだけど、いいんだけどさ、福田監督には映画より連続ドラマやってほしいの。なぜかというと、映画だと笑うポイントが縮小されてしまうし、せっかくの佐藤二朗さんとムロさんのおもしろさが活かしきれず、時間も短くなってしまうのよ! あの二人はしつこく映し出すからこそのおもしろさがあるので、映画ではどうにも描ききれないのよ~~。
頼むよ~~~福田監督。連ドラお願いします!
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