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思春期症候群
「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」というなんともすごい名前のアニメを視聴しました。
きっかけは職場の後輩社員からのお勧めで見ましたが想像しているよりとても面白い作品で徹夜して一気見をしてしまうほどの作品でした。
私は恋愛などが苦手で視聴している時にキャラクターに感情移入しすぎてしまいとても心が締め付けられるシーンなどもありましたが、とても明るく展開の飽きない内容になっていたと感じます。
初めはタイトルの意味が分からず、本当に見るのが億劫でしたが、前半で綺麗にタイトル回収されており、その中でも私の印象に残ったものが
思春期症候群という症状でした。
思春期に誰もが悩むような問題がきっかけで存在が消えたり、日々がループしたり、自分が二人になったりするものだとアニメでは描かれておりました。
しかし現実でも悩むような問題がテーマになっており、ありえないくらいキャラクターに感情移入してしまいます。
「自分のことを知らない世界に行きたい」と感じたことが私も過去にありました。小さいころにやんちゃをしすぎて新しくかかわる同級生はその噂を聞いて誰も寄ってこなかったし
高校で私立に行き、できるだけ周りとなじめるように空気を読み、無理をして、結局自分が見えなくなり、何をしても繕っている自分になってしまう。
大学ではさらに遠くの学校に進学したが、今度は今までにないくらい周りから認知されなくなり、完全に学校に生えている木と同じ存在レベルになってしまいました。
声をかけられることが本当になくなり、頑張って仲良くふるまっても楽しくないし、なんで自分が生きているのかもわからなくなった経験はないでしょうか。
そういったストレスや感覚を拡大解釈し、病気として取り入れた作品がこのアニメでした。
主人公は現実でいると本当にやばい人間かもしれないですが、悲しい過去がきっかけで苦しんでいる人に寄り添い、支え、助けてくれるようなかっこいいキャラクターです。
決して重すぎるラブコメでもなく、しっかり心が苦しく感じるシーンなどもあるので、暇な方はぜひ視聴してかっこいい人になるヒントを得られればいいなと感じます。