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正社員神話
地元の先輩がどうやら転職しようか悩んでおり、連絡が来た。
先輩は土建屋で働いており、30歳になりいよいよ肉体的にも限界が来ており、違う環境で休みの多い会社で働きたいそうだ。
転職を考えるきっかけ
転職を考えるようになったきっかけは肉体的なきつさもそうなのですが一番は正社員という肩書です。
私の地元では今でも正社員神話が存在しており、
男は必ず正社員にならなければならないという信仰があります。
別に正社員にならずに生計を立てられれるのであれば何も問題はないのですが、世間体的にそういうわけにもいかず、大学まで行った男は全員正社員になる必要がありました。
高校を卒業して働く人間が多い地域だったので高卒は土建、
大学卒はサラリーマンといった決まった形が存在します。
別にどちらが上とかはないのですが、サラリーマンになれなかった大卒たちは全然世間を知らないおばさんたちの話のネタにされてしまいます。
先輩の地域もそんな感じで、先輩は高卒なので何の問題もないのですが、実家暮らしであることを気にしているようで、早くサラリーマンになりたいそうです。
なぜ正社員にこだわるのか
噂話になるから
田舎は特にあるのですが、男のフリーターは人権がなくなります。
世間体を気にすることが原因でそもそも田舎は噂話が大好きなので噂話の的になるのです。
中小企業で年収800万円よりも、大企業で年収400万円のほうがいいとうわさされることもあるのです。
そもそもフリーターなどで稼げる仕事が田舎にない
田舎と都会の圧倒的な違いは「稼げるバイトは田舎には存在しない」という点です。
都会にきて一番衝撃的だったのは都会のバイトの時給の高さです。
田舎では100%ありえない額の時給とありえないくらい仕事の選択肢があるということです。
ほかにも理由はたくさんありますが正社員神話は田舎のほうが濃い印象を感じます。
都会では両親ともにバイト(契約社員のような体系)のもので家族を養っているケースなどもたくさんあるので正社員神話は田舎に比べるとそこまで濃くないのかもしれません。
そもそも正社員が正義なのかどうかはわかりませんがこれからの時代は正社員が有利になるのでますます正社員神話が強くなっていくかもしれませんね。