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感情でしか動けない残念な人たち

今話題のニュースの一つでUSスチールの買収があります。

私はこのニュースが大好きでこの問題は人は論理ではなく感情で動く典型的な例だと思います。

どうやら日本製鉄という日本の製鉄会社がアメリカのUSスチールの買収を行おうとしたときになんでかアメリカの政府が介入をしてきて結局買収を拒否されたという話です。


どうして企業間の買収で国が出てくるのだろうと私は本気で気になったので少し簡単に調べました。

日本製鉄とは


日本製鉄とは

日本製鉄とは日本にある鉄鋼メーカーのことで世界4位の生産力を誇る企業だそうです。今まで何も考えずに生活していましたが車や建物などに使われる鉄製品を作っている会社で他にも有名な企業で言うとJFEなども有名なっ鋼メーカーですね。

売上高(シンプルに稼いだ額)が8兆8,680億円
グルプ企業が約450社もある会社で
環境に対して重要課題を設定しているような超エリート企業のようです。

USスチールとは

USスチールはアメリカにある総合製鉄会社でアメリカでは2位のシェア率を誇るこちらもまたとてもすごい会社のようです。


なぜ買収するのか

買収に至った経緯はとてもシンプルで
国内での需要の限界が来たので海外にさらに力を入れたいということだそうでその時世界シェア27位であるUSスチールの買収の話が出たという経緯でした。おそらくもっと細かな事情があるのでしょうがまあこんなものでいいでしょう。

https://www.jisf.or.jp/data/jyukyu/documents/Jyukyu202412.pdf

鉄鋼の細かいデータは上記のPDFにあるので確認したい人はしてください。

もう一つUSスチールの買収のメリットは
鉱山資源・電炉設備・アメリカでの生産拠点と販路を獲得できるという部分です。
資源が手に入るというのはないのとあるのでは話が全く違うし、アメリカで販売するチャンスがさらに増えれば100%会社としては大きな利益になると考えるのが妥当でしょう。

なぜアメリカ政府が口出しをするのか

鉄が安全保障上の特定重要物資だから
アメリカでは半導体、天然ガス、鉄などいくつかの物資が特定重要物資というものに指定されており、簡単に言うと
「めちゃくちゃ重要で経済活動がこれに依存している重要なもの」ということです。

日本は鋼材の需要は供給りょりも少ないのでそこまで深刻に感じませんがアメリカは供給よりも需要が上回っているのでいきなり海外の会社が国を代表するようなしかも鉄鋼会社を買収するというと反感を買うようです。

国内の雇用がなくなる心配
アメリカの政治家が良く口にしている印象ですが
保障や労働者を無視して買収をしようとしているという意見です。
しかしこれは全くのでまかせで感情論でしかありません。
日本製鉄としても何としてでもこの買収を成功させたいし、USスチールも買収無しではもう立て直すことが出来ないレベルで売り上げが立っていません。

つまり日本製鉄としてもそんな反感を買うようなことはできるだけ避けたいし、何なら予定よりも多くお金を出してでも買収しようとしているのです。

しかし労働者のプライドや海外の会社に買収され自国での自社の売り上げの影響を心配する一部お偉いさん方が反対をするという構図ですね。

選挙前だったことなどもあり、「自国の会社を海外から守り労働者側につくという構図」を作れるのであれば反対をするのもなんとなく納得できるし、深く考えない、ましてやその会社で働いていない外部の人間からすると感情が先に来てしまうのもなんとなく納得が出来ます。

話し合いの場に参加もせず頭ごなしに否定・批判しかできない人間の集まりなので仕方ないですがこんな残念な人間にならないように勉強しようと強く感じるいいニュースでした。

ちなみにこの買収が成立しない場合は日鉄がUSスチールに賠償金5億6500万ドル(約800億円)のしはらいをしなければならなくなるようで、本当にタイミングと愚かな人の集まりが招いた高い勉強大なのかなと感じます。


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