以後気を付けます。
「以後気を付けます」
私の職場ではこれが口癖の先輩がいます。
私も最近はこの先輩と近い距離間で働くようになったのですが、その先輩はおそらくこの言葉が万能な言葉であると勘違いしているようです。
私は立場上、業務を依頼することがあるのですが期限を過ぎても報告がなく、その先輩に確認をしに行きました。
すると「完全に忘れていました!すみませんでした!以後気を付けます!」と全力の謝罪を受けました。
確かにもっとしっかり定期的に私も確認すべきだったと反省し、次からは期限の3日前にリマインドを行い、報告期限のタイミングで時間を指定してこちら側から伺うようにしました。
しかしその先輩は全く同じリアクションを取り、「以後気を付けます!」と全力で謝罪されました。
そもそも以後気を付けても次は来ない可能性がある
私はこの先輩の対応に質問をすることにしました。
「今回で2度目で前回の部署でも同じ失敗を繰り返していたと聞いているのですが、今回の場合以後何を気を付けるんですか」
すると先輩は「今後内容に気を付けて行動します」とのことでした。
この回答を聞き、そもそも私はもうこの先輩に任せることも業務をお願いすることもよっぽどのことがない限りしないようにしようと思いました。
そもそも以後気を付けるのは当たり前であり、今後繰り返さないための具体的な解決策が欲しかったのに気を付けて行動するというのはあまりにも抽象的すぎるのです。
気を付けるのではなく、気づけるような対策が必要なのです。
そもそも毎回気を張って忘れないようにする方法では仕事が増えるとできなくなります。
そのためにスケジュール帳に記録したり、報告期限前に通知が来るように対策をするなどするなどでいいのです。
以後はないけど「以後気を付けてください」
今回は前もってしっかり確認や忠告を行った中でも依頼した業務が未実施だったのでそもそも話にならないのですが、以後依頼することはないですが「以後気を付けて頑張ってください」というしかなくなりました。
考えて行動しない人の末路
こうして「以後気を付けます」という万能な言葉を使い起こられることから逃げ、考えることから逃げ続けるとこんなに取り返しのつかないことになるのだなと改めて実感しました。
自分でチャンスを逃し、信用を失い、結果いろんな人から仕事ができない人間としてレッテルを貼られて生きていくのは本当に大変だなと感じながら
その先輩の業務をこなす一日でした。