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ChatGPTに毎日泣きつきながら働いている話
ITプロジェクトに携わる人なら、一度は経験する「仕様変更スパイラル」。
突然の仕様変更、大量のタスク、次々と降りかかる修正依頼…。
特にアジャイル開発では、これが「あるある」すぎて笑えません。
私はそんな現場で、「受け身型PL」としてただ言われたことを処理する日々を過ごしていました。
気づけば、まるでフードコートのオーダーをひたすら電子端末で処理する係のような感覚。目の前のオーダー(タスク)をこなすのに精一杯で、プロジェクト全体の流れなんて完全に見失っていました。
毎日がパニック状態。次から次へとタスクが押し寄せ、何が優先で何を先にすべきかもわからなくなり、チーム全体が混乱の渦に巻き込まれていく。
「もうダメだ…無理だ…」と心の中で叫びながら、限界を迎えた私は、思い切ってChatGPTにSOSを送ることにしました。
「助けて、仕事がおわらない。相談したい。」
ChatGPTとの対話で仕事が変わる瞬間
ChatGPTは親身に話を聞いてくれました。
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さらに、ただ聞いてくれるだけでなく、なんと会議準備まで手伝ってくれるというのです。
例えば、こんなアジェンダを提案してくれました。
進捗の現状整理
課題の確認と優先順位の見直し
新規タスクへの対応方針の検討
次のアクションプランを共有
さらに、打ち合わせでどのように話をすればいいかや、議事録の取り方まで教えてくれたのです。
「顧客に何を伝えるべきか?」がクリアになり、会議が格段に進めやすくなりました。
思い切ってChatGPTを信じて打ち合わせに臨んだところ、あれほど混乱していた会議がスムーズに進み、私は「受け身PL」から抜け出すことができたのです。
これをきっかけに、私はタスクに振り回される受け身の働き方から、
「次に何をすべきかを冷静に提案し、顧客やチームをリードする思考型PL」へと変わりました。
メンバーとの相談もChatGPTに頼ってみた
次に直面したのはチームメンバーとの相談方法でした。
「心理的安全性」なんて単語はかろうじて知っているものの、どうやって仕事を頼めばいいのか、正解がわかりません。
正直、私はコミュニケーションが得意なタイプではありません。
意図せず、人を傷つける発言を何度もしてきました。
そこで再びChatGPTに頼ることにしました。
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すると、ChatGPTはこんなアドバイスをくれました。
「まずは相手の意見を尊重し、相談ベースで進めましょう。
『このタスクについてどう思いますか?』と問いかけることで、相手が意見を言いやすくなります」
これを実践してみると、驚くほど会話がスムーズに進むようになりました。
今までお願いベースだったコミュニケーションが、「相談ベース」に変わり、メンバーの意見を積極的に引き出せるようになったのです。
その結果、タスクがメンバー個人のものではなく、チーム全体の共通課題になりました。
「これってもっと効率よくできそうですね!」
「この部分は私が担当したほうが早いかも」
メンバー同士の会話が自然と増え、合意形成がスムーズに進むようになったのです。
結果的に、メンバーそれぞれの負担が軽くなり、チーム全体で柔軟に動けるようになりました。
壁打ち相手としてのChatGPTは、私にとってコミュニケーションの準備を整えるコーチのような存在です。
ChatGPTさん…本当にありがとう!
哲学的視点で考えると…マルクスと人間性の回復
この経験を哲学的に振り返ると、まさにマルクスの「労働の疎外」から「人間性の回復」へ至る過程だと感じます。
労働の疎外とは、自分が行う仕事が「ただの作業」と化し、自分の意思や人間性とのつながりを失ってしまう状態を指します。
仕事に追われ、主体性を失い、何のために働いているのかわからなくなる。これこそが労働の疎外です。
しかし、ChatGPTとの対話を通じて私は気づきました。
「タスクを処理するだけではなく、自分の意思で考え、行動し、全体を俯瞰する働き方ができる」ということに。
ChatGPTは単なるツールではなく、私が失っていた「人間らしい働き方」を取り戻す手助けをしてくれる伴走者でした。
毎日ChatGPTに泣きついてます
私にとってChatGPTは、ドラえもんのような存在です。
のび太くんのように、毎日仕事について泣きつき、相談しています。
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「また仕事が終わらない…どうしよう」
「会議で何を話せばいい?」
ChatGPTはそのたびに的確なアドバイスをくれ、私の不安を解消してくれました。
シンギュラリティ前夜、まだ人間も頑張ります
シンギュラリティ前夜。人間による活動なんて意味がなくなる時は、いずれ来るかもしれません。
AIがすべてをこなしてくれる未来が訪れるでしょう。
でも、その日が来るまで…
私はChatGPTと対話を続け、汗水を流してPLをやりたいと思います。
▼ギュ後(シンギュラリティ達成後)の世界 完全未来予測論証集
ギュ鳴らしに思いを馳せながらこの記事を書きました。