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自力でできる・インド人との国際結婚手続き #04

ハローナマステどうもインド人嫁です。

インド人との国際結婚手続きについて、引き続きまとめていきます。まだ過去の記事を読んでいない方は 01 から順に読むことをおすすめします。
自力でできる・インド人との国際結婚手続き #01

※記事の無断転載や一部抜粋しての記事作成などはご遠慮ください。

このnoteは過去に私のアメブロで作成したブログをもとに、再編集をして分かりやすくしたものです。一部表現を変えたり、最新情報を追記した箇所はありますが、手続きの流れ全体はほとんど同じです。
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前提

ここに記載することは、あくまでも自分たちの経験に基づいてまとめています。インドの州によって証明書など書類の形式も変わりますし、日本のどこの自治体に提出するかによって内容も違います。そして情報は更新されていきますので、これから変更点が出てくるかもしれません。全部が同じとは限りませんのでご注意くださいね。

それでは早速、前回からの続きを話します。今回の話はすぐまとめられそうなので、あわせて私たちの失敗談もご紹介します。

日本の婚姻手続き

3. 翻訳作業
英語またはインドの言語(ヒンディー語など)の書類は全て日本語訳する

4. 書類一式を区役所へ提出
区役所の職員が書類一式を確認後、法務局へ郵送される

今回は 3. 翻訳作業 4. 書類一式を区役所へ提出 の段階について詳しくご説明します。

翻訳は自分たちでやる?業者に任せる?

前回も少し話しましたが、私たちは自分たちで翻訳作業をしました。夫アンキットは母国語のヒンディー語や、地元の州のグジャラート語の他に英語はネイティブレベル、日本語は日常会話はほぼ分かります。妻はづきは英語は日常会話はほぼ大丈夫です。しかし、二人とも法律の勉強はしたことがありませんし、専門的な法律用語には詳しくありません。素人でもできるのか?と思ってました。
しかし、インドから取り寄せた書類の内容を確認すると、難しい単語はあるものの文章として理解ができるレベルだと感じました。完璧な翻訳でなくとも、区役所の人や法務局の人が読んで理解できる日本語であれば良いみたいです。区役所に提出した際も、何も言われませんでした。
自分たちで翻訳作業をする時間がなかったり、不安な方は翻訳業者に依頼してもいいと思います。ネットで検索するといくつか業者が出てくるので、見積もりしてみるのも1つの方法です。
ただ、私たちがインドから取り寄せた書類は英文だけでなく、ヒンディー語やグジャラート語も使われていました。翻訳業者が複数の言語に対応できるかは分かりませんが、なかなか難しいかもしれません。そこで、私たちの場合は時間がかかっても自分たちでやることにしました。

区役所へ何度も資料提出した日々

区役所への提出の際、私たちは何度も差し戻され、一回で提出完了はできませんでした。その理由はいろいろありますが、翻訳作業が不十分な箇所を指摘されることもありました。例えば、宣誓供述書(独身証明書)に手書きの文字でDとだけ書かれているとき、日本語でもアルファベットのDだけなので私たちは翻訳文には入れませんでした。しかし、そこに書かれている数字や記号も含めて、全てを書き写し翻訳しなければならないのです。公的文書の翻訳とは、丸々全てを翻訳することが必要なんだと実感しました。
そして修正後に、区役所にこれで良いかと尋ねると、決まって「最終的には法務局判断なので提出してみないと分からないですね〜」という曖昧な返事が返ってくることがあります。これは仕方のないことです。区役所で書類の形式を問題ないと判断しても、法務局から指摘が入れば法務局の判断の方が重視されます。正直イライラすることもありましたが、辛抱強く修正と再提出をしましょう。一回でできなくても大丈夫です!何回提出しても無料ですし、時間がある限りチャレンジしてみましょう。

区役所で受理判断ができる場合もある?

本来ならば区役所へ提出した後に法務局照会をして、法務局の判断が下りると婚姻届の正式な受理となります。しかし、区役所だけで正式な受理判断ができる場合もあるみたいです。※私が口頭で聞いた話なので、もしかしたら違うかもしれません。参考程度で。詳細が気になる方はお住いの区役所の職員へ尋ねてみてください。
もしも自分たちが住んでいる区役所で、過去にインド人と日本人の婚姻届提出の前例があり、しかもそのときに提出された宣誓供述書などの書類形式が自分たちと同様のものであれば、区役所で審議して受理判断を下すこともできるそうです。区役所で判断する場合は、区役所で2〜3時間ほど書類の確認や審議をして、提出した当日に結果がわかるみたいです。法務局照会になると当日には受理されません。そこから最低でも何週間かはかかります。
私たちはこれを聞いて、区役所判断にしてもらえたらありがたい!と思い、区役所にお願いして前に提出された方の宣誓供述書を見せてもらうことができました。個人情報保護の観点からコピーはできませんでしたが、アンキットが内容を記憶してインドの弁護士に内容を伝えたそうです。(私は英文とヒンディー語?でよく分からなかった)
しかし、実際にどういう形式の書類がインドから届くかは、取り寄せてみないと分かりませんでした。届いた時に見たら過去のものとほぼ同じ形式だったので、よかった!と二人で喜んだことを覚えています。しかし…そんな簡単にいくことではありませんでした。私たちは結局、区役所へ提出後に法務局照会となり、法務局の面接にも行きました。なぜなのか?その理由は失敗談として下記にお話します。

私たちの失敗談

ここからは私たちがやらかしてしまった数々の失敗談をお話します。

失敗談1:本人の宣誓供述書(SWORN AFFIDAVIT)をインドから取り寄せていなかった

01でも話しましたが、情報収集の段階で私たちは失敗しました。区役所の職員に何人か相談していたのですが、最初に聞いた人からは「独身証明書が必要」という話だけで、本人と第三者(親族)のそれぞれの独身証明書が必要とは知りませんでした。そのため、私たちは第三者(親族)の独身証明書(宣誓供述書)だけをインドから取り寄せていたのです。取り寄せてから区役所に行くと、前とは別の職員に本人の独身証明書(宣誓供述書)が必要だと言われて気付きました。私たちが話を誤解していたのかもしれませんが、そんな話は前の職員からは聞いてなかったのです。ここからまた何ヶ月もかけてまた本人分も取り寄せないといけないのか…と絶望していると、どうやらインド大使館で発行してもらえるみたいだという情報を得ました。東京のインド大使館へ確認すると、大使館のWebサイトから宣誓供述書のフォーマットをダウンロードして記載し、インド大使館へ提出してくださいと言われました。言われた通りの手続きをして、私たちは無事に本人の宣誓供述書を入手することができました。ただし、インドから取り寄せられるのであれば、そちらがベストです。大使館のものを使った場合、インド大使館はこの宣誓供述書に関して一切の責任は負わないと明記されています。また、何度か大使館へ書類を提出したり取りに行ったりしないといけないので、東京在住でないと大変だと思います。(郵送でも受け付けているのかは不明)
ちなみに、第三者の宣誓供述書はインド大使館のフォーマットはありません。インドから取り寄せることが必要となります。

(参考) インド大使館のダウンロードページ

インド大使館のウェブサイトより

↑こちらのe. Sworn Affidavitを押すと下記のPDFをダウンロードすることができます。
私たちはこのPDFの空欄部分に記入して、インド大使館へ提出しました。

失敗談2:出生証明書(Birth Certificate)が原本ではなくコピーになってしまった

こちらも失敗談1と同じく情報収集の段階でのミスが原因で起こった失敗です。私たちが最初に聞いた区役所の人からは「出生証明書にも裁判官の印が必要」と言われました。私たちの思い違いかもしれませんが、第三者の宣誓供述書と同じく印が必要だと思っていたのです。しかし、次に聞いた区役所職員からは印は必要ないということを聞き、誤解していたことに気づきました。

インドの出生証明書は生涯一度しか発行されず、その一枚に印をもらうべく、インドの区役所に提出してしまったので、区役所内のどこかで処理中だったのです。これも何ヶ月もかかっていました。途中で間違いに気づいたので、印はもう要らないから返却してほしいとお願いしたのですが、すぐには返ってきません。泣く泣く、原本が手に入らないのでコピーを区役所に提出しようとしました。しかし、ここで担当職員となった(前にインド人との婚姻手続きをした経験があるというので私が勝手に任命した)区役所の人から、厳しく問い詰められたのです。「以前言いましたよね!出生証明書は原本が必要です!コピーは不可です!!」と。いやいや、違う職員から言われたことが原因だ!と言い返したかったけどグッとこらえて、原本が提出できない理由を説明しました。 原本が手元に届いたらすぐ差し替えしますと話しました。そのため、出生証明書がコピーになった理由を申述書に記載しなくてはならなくなったのです。

そして、無理矢理インドの区役所にお願いして証明書を返却してもらったら、なぜか原本の発行日が元々のコピーのものとは別日に変更されていました。それで、原本提出するとコピーとは違うという指摘が入る可能性があると区役所から言われてしまったのです。ややこしい!

結局コピーのみ提出し、原本は保管しておいて、もし法務局から何か指摘があったら見せて説明しようということになりました。

最後に

大きな失敗談はこの2つですかね…小さいことも含めるともっとたくさんあるのですが、思い出すのも疲れるので些細なことは書いてません。笑

いや〜、本当これは困った。しかもこの失敗が理由で法務局の面接をしないといけなくなった説が有力です。これはまた改めてお話しようと思います。

インド人との婚姻手続きをしようとしてる方には、この失敗談を読んで同じ過ちをしてもらいたくない、その思いで書きました。私たちの失敗談がお役に立てばと思います。

それではまた次回。 See you〜!

▼つづきは次の記事にまとめています

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