経験者が語る・インド人彼氏との交際【恋愛編】
ハローナマステどうもインド人嫁です。
私は2018年にインド人の男性と結婚した日本人女性です。夫とは約3年お付き合いをして結婚し、現在結婚2年目になります。私は初めて出会ったインド人が夫だったので、出会った当時は知らないことばかり。関係を深めていくなかでも色々と戸惑うことや不安なことが多かったです。この記事では、インド人男性とのリアルな恋愛や結婚について、自分の経験をもとにまとめていきます。
今回の記事は恋愛編ですが、前回の記事(出会い編)も読むとさらに分かりやすいと思います。お時間のある方はぜひ出会い編も読んでみてください。
こんな人にはぜひ読んでほしい
・インド人の男性と恋愛中
・自分の周りに外国人とお付き合いしてる人や結婚している人がおらず、なかなか恋愛相談ができない
・インド人の恋愛観を知りたい
・インド人の彼を好きになったけれど分からない事が多すぎて不安な気持ちがある
・インド人の彼と交際すると実際はどうなのか気になっている
・インド人の彼と結婚前提のお付き合いをするか迷っている
・インド人彼氏の気持ちがよく分からない
▼初めての旅行は京都大阪へ
前提
今回の記事に書いていることはあくまでも自分の経験をもとに話しています。一般的なインド人の傾向や風習を話すこともありますが、それが全てのインド人に当てはまる訳ではありません。インド人だけでなく日本人にもいろんな人がいますので、100人いたら100通りの価値観や考え方があります。ここに書いたことは全ての人に共通することではありませんのでご注意くださいね。
ネット上の情報に惑わされないで!
インターネット上でGoogleなどを使って検索すると、いろんな記事が出てきます。私もインド人の彼(現在の夫)と出会った当時はよくネットで検索していました。自分の周りには外国人と付き合っている人はいましたが、インド人と出会っている人はおらず、自分と同じような状況の人はいませんでした。そのため友達に恋愛相談をすることもあまりできなかったです。
私と同じように、インド人の男性と出会ったけれど分からない事が多くてネットで情報検索をしている人は多いと思います。実際、これまでに開催した日印(日本とインド)カップルオフ会やオンライントーク会などで話を聞いてみると、他の人も同じようにネット検索していました。そして、ほとんどの人が言うのがネット上の記事を読んで不安になったということです。私も同様にネット上の情報を読んで不安になったことがありました。インド人と出会って騙された、とか浮気されたとか、そんな記事を読むとどうしても不安になりますよね。気持ちはよくわかります。
そして現在、私自身がインド人の男性と恋愛して結婚した経験でいうと、ネット上の記事は間違っているものもあると感じています。もちろん全てではありませんが、一部は話を盛っていたり、真偽不明なもの、明らかなフェイク(嘘)もあります。自分がまだ経験していないと、どれが嘘なのか見分けるのが難しいですよね。そこで私の経験上、こんな記事やブログは怪しい、嘘っぽいと思っているものを下記にまとめました。
真偽不明の怪しい記事やブログの共通点
・誰が書いているのかよく分からない
・まとめサイト
・インパクトのあるタイトルをつけている
・何かのビジネスや商品をPRするために書かれている
・インド人と恋愛や結婚した経験がない人が書いている(インタビュー記事を除く)
・絶対に〜です、のように言い切った表現をしている
このような記事やブログは、私の経験上、疑問に思うことが書かれていることが多いです。もちろん100%ではありませんが、記事のアクセス数を稼いでお金を得るために話を大げさにしたり、興味を持たせるためにわざとインパクトのある言葉を使っている事が多いように感じます。
自分が経験していないことを書いている記事も気をつけた方が良いと思います。インド在住の誰かから聞いた情報って曖昧ですよね。インドに住んでいる日本人はたくさんいるし、その全員がインド人と恋愛経験がある訳ではありません。そして、もちろんインド人にもいろんな人がいますから、全てのインド人に当てはまるということはあり得ません。
また、中にはライターがお金をもらって書いているような記事もありますが、それらが怪しいかどうかを見分けるのは難しいです。例えば、このnoteの有料記事では、自分のプライベートな情報や貴重な価値ある情報を提供するために有料にしている場合もあります。単純にお金を稼ぐために書かれた記事=怪しい記事ではないと思います。しかし、何かのビジネスや商品を広めるために書いている記事は、微妙な内容も含まれている印象があります。
なので、これを逆に考えると
ある程度信頼できる記事やブログは
・実際にインド人と恋愛や結婚した人が個人的な経験や体験談を書いている(インタビュー記事を含む)
・記事やブログを書いた本人がどんな人なのかがよく分かる(顔出ししたり本名で書いている)
・あくまでもこれらは自分の経験であり誰にでも当てはまることではない、と表現している
・何かのビジネスや商品をPRしていない
・インパクトのある言葉を使って記事に誘導していない
ということになります。もちろん、これらも100%信頼できる記事というわけではありませんが、ひとつの指標にしてみてください。ネット上の怪しい情報に惑わされて誤解したり不安にならないよう、情報収集の際には気をつけてくださいね。
そして一番重要なのは、相手の本質を理解せずにネット上の情報だけで判断しないということです。ネット上の真偽不明な情報よりも、目の前の相手のことを大切にしてください。インド人の彼のことを、国籍だけで判断するのはやめた方がいいと思います。インド人だから〇〇なんだ、といった偏見や決めつけは危険です。
もしもあなたが、日本人女性は尻軽だとか、金目当てで近づいてきている、などといったネット上の情報をもとに、自分のことを判断されたら嫌な気持ちになりませんか?
他の人からの情報だけで判断せずに、目の前の相手と向き合って理解しようとすることが大切だと思います。当たり前のことですが、人はみんな一人一人違います。私は、国籍や見た目だけで判断せず、フラットに人と関係が築ける人は素敵だなと感じています。
インド人男性とお付き合いを始めるときに知っておきたいこと
・インド人は家族の意見を重視する
インド人は家族を大切にする人が多いです。もちろん日本人も家族を大切にしていますが、もっと距離が近いです。特にお付き合いや結婚といった人生の大きなイベントには、家族からの影響が強くあります。インド人彼が家族の意見をどのくらい優先するのかは人によって違いますが、日本人と比べると両親の意見を重視する傾向があります。特に外国人(日本人)とのお付き合いや結婚となると、家族に反対されてしまうこともあります。今までにそういったケースの相談メールを何件か頂いたこともありますが、なかなか難しい問題だと感じています。
・交際中(未婚)の男女に対する世間の目
インドでは、まだ結婚していない交際中の男女は、人前で堂々と関係をオープンにしたり、公共の場でイチャイチャしたりするのはタブーとされる事が多いです。前回の出会い編でも書いたように、人目につかない場所でこっそり会ったり、家族や友人にバレないようにしている人たちもいます。そして、ホテルでさえも男女で同じ部屋の予約ができない場所があるそうです。宿泊時に結婚しているのか、結婚証明書はあるのか、などと聞かれることもあるとか。お見合いをしたりして親が公認しているカップルならあり得るかもしれませんが、基本的には二人きりでの宿泊はあまり良しとはされない風潮があります。
日本で彼とデートをしても、インドでの習慣を引きずっていて公の場ではイチャイチャしない男性もいるでしょう。普段二人きりのときには手をつないだりしていても、友人たちと会うときにはやめてほしいという人もいるかもしれません。インドでの風潮や背景を知っておくと、なぜなの?と不安にならないと思います。
・一般的なインド人の恋愛価値観
最初に言っておくと、海外在住(日本を含む)のインド人とインド在住のインド人とは恋愛価値観が違うと思います。もちろん全員ではありませんが、海外在住のインド人の方がオープンな付き合いをしたり、欧米や西洋の考え方を取り入れている人が多い印象です。なのでインド人の彼や相手のご家族がどこに住んでいるのか、またはご家族にどんな歴史があるのかによっても価値観はかなり変わってくると思います。
夫がインド人の考え方は日本の20〜30年前の考え方に近いと言っていました。これはインド人が遅れているという悪い意味ではなく、単純に時代が少し違うということです。私もインド人の話を聞いていると、日本の昭和時代のような価値観を持っている人が多い印象を受けました。恋愛観だけではなく、全体の価値観が日本の昭和のようなイメージがあります。具体的に、一般的なインド人はどのような価値観を持っているのかをここではお話しします。
★地域性
インドは国土が広く、日本と比べて多種多様な文化が各地にあります。大きく分けると北インドと南インドではかなり文化習慣が違います。私の夫はグジャラート州出身ですが、グジャラート州は北インドに位置しています。そのため、南インド出身の方と結婚された人の話を聞くと、習慣が違うことに気付きます。
例えば食文化でいうと、北インドではチャパティ(ロティ)と呼ばれるナンのような小麦粉を使った薄いパンを食べるのに対して、南インドではお米をよく食べます。気候も北と南でかなり違い、南は暑いので獲れる穀物や野菜も変わります。ベジタリアンが多い地域もありますし、逆にノンベジタリアンが多い地域もあります。
そして、貧富の差もあります。これも地域によってだいぶ違いますが、ひとつの市や街の中でも比較的裕福な人たちが住むエリアと、貧しい人たちが住むエリアが分かれている事が多いです。私は以前、ムンバイに行った際に人通りが多い路上で寝ている親子も見かけました。大きな都市でも中には寝泊まりに苦労している人たちもいます。
また、話す言語も違います。インドは州によって話す言語(ローカルの言語)が違いますが、北の場合は共通言語としてヒンディー語を話す人たちが多いです。対して、南の場合は英語やタミル語を共通言語と使っています。以前、夫の前職場の同僚たちとよく一緒に遊んでいましたが、南インド出身の人たちはヒンディー語を上手く話せなかったので、北と南の全員が集まるときは英語で会話をしていました。最初は私のために英語で話を合わせてくれてるのかな?(私はヒンディー語を話せません)と思ったのですが、夫に聞いてみるとそうではありませんでした。笑
このように、インドは地域差が大きいです。保守的な価値観を持っている人が多い地域もあります。特に、日本でいう京都や奈良のような、昔からある都市は保守的な層が多いと思います。ホーリープレイス(聖地)と呼ばれるような、例えば東インドのガンジス川流域だと、昔ながらの文化を守り、伝統を重んじる人々が多く住んでいます。対して、ムンバイのような新しい都市に住む人々は、先進的な考え方を取り入れたり、昔のやり方に執着しない人が多い印象です。夫の地元であるグジャラート州は、海外企業を積極的に誘致しており、日本の自動車メーカーのスズキが大きな工場を建設していたりと、ビジネスでも海外との繋がりがあります。現在インドの首相であるモディ首相の地元でもあるので、他の州と比べると新しい施設や鉄道などが作られたりして、人々もそこまで保守的な考え方ではありません。しかし、夫の地元は小さな田舎町なので、私が行くと街の人たちにジロジロと見られます。観光客も来ないローカルな地域に行くと、外国人は珍しいので常に目立ってしまいます。毎回私が行くと好奇の目にさらされるので、時にはこれがストレスになることもあります。(ちょっとした有名人気分も味わえるかもしれませんが)
というわけで、インドは地域によってかなり違いがあるということを認識しておくと良いでしょう。
★宗教
インドでは、地域と同様に宗教も多種多様です。人口比で一番多くの人たちに信仰されているのはヒンズー教ですが、他にもイスラム教・キリスト教・仏教・シーク教・ジャイナ教…など本当に様々な宗教が信仰されています。
私の夫の家族はヒンズー教徒ですが、親戚にはイスラム教徒の人もいるそうです。宗教との関わりが薄い日本人からすると不思議な感じもすると思いますが、宗教によって食べ物・習慣・価値観は大きく違います。夫の家族はベジタリアンですが、これはヒンズー教を信仰している事が主な理由です。ヒンズー教では殺生を禁止していることから、ベジタリアンの人が多いのです。もし私の夫や家族がイスラム教徒(ムスリム)やキリスト教徒(クリスチャン)だったら、かなり生活習慣も変わります。なので、このnoteでお話していることは主にヒンズー教徒の話だと考えてもらえるといいと思います。私はイスラム教徒やキリスト教徒の文化習慣をよく知りません。
あなたのお相手のご家族はどんな宗教を信仰していますか?それによっても価値観は大きく変わってくると思います。
★年齢
私が夫との交際を考え始めたときに一番気になったのが年齢です。というのも、インド人のカップルは男性より女性の方が年上のケースは少ないです。私たちは、私が30才、夫が27才のときに出会いました。私の方が3才年上だったので、これはインド人の価値観からすると恋愛対象外なのかな?と思ったりしました。そこで、直接夫に聞いてみたところ「僕は年なんて全く気にしないよ」と答えてくれました。でも、夫がよくても家族はどうなの?と気になったので尋ねてみると、「僕がこの人が良いって言えば家族はそんなこと気にしないし何も言ってこないよ」と言っていました。本当かな、と少し心配ではあったものの、実際に義母に会ったり家族に会っていくと、私の年のことは何も聞かれず、気にしていない様子でした。(本当は気にしてる人もいたのかもしれないけど) しかし、こういったケースはインドでは少ないと聞いています。夫の知り合いには、女性の方が年齢が上という理由で結婚に反対された人もいるそうです。その夫婦は無事に結婚することができたのですが、年齢もお付き合いや結婚するには一つの判断材料となるようです。
インドでは一般的に男性は25才くらい、女性は23才くらいから結婚適齢期と考えられます。もちろん男性も女性ももっと早く結婚する人もいますし、遅い人もいます。しかし、30才近くなってくると息子や娘を心配する親が多いのです。私たちの場合は、夫も27才になっていましたし、私も30才ですぐにでも結婚してもおかしくない年での出会いでした。夫はあまり年齢を気にしない人ですが、インド人男性は家族からのプレッシャーもあり、30才までに結婚しようと考える人が多いと思います。詳しくは下記にまとめて書きます。
★カースト
これもインドならではの話ですが、カーストが違うと家族に交際や結婚を反対されることがあります。学校でカースト制度を習ったと思いますが、昔はカーストによって身分や職業も決められていました。既に法律上はカースト制度は廃止され、現在はカーストの違いによる差別も禁止されていますが、多くの場所でその考え方や習慣は残っています。実際、夫の親戚にもカースト違いの夫婦がいますが、結婚するまでにはカースト違いが大きな障壁になったようです。インドでは自分の家族と同じカースト内で結婚相手を探すのが一般的です。
しかし、私たちのような国際結婚の場合だとどうなるのか、私も不安でした。外国人はカースト外という認識になるので、そもそもカースト内に入っておらず、昔であれば異星人くらいの扱いだったかもしれません。しかし幸運にも私たちはインドの家族に受け入れてもらえて、特にカーストのことを言われることはありませんでした。ただし、私たちのようなケースは稀だと聞いています。特に家柄を気にするような家庭では、カースト違いの結婚なんて絶対にダメだという家族もいると思います。昔からうちはこのカーストだから、上のカーストでも下のカーストでも、カーストが違う人とは結婚できないと考えている人たちも存在しています。カースト違いで恋愛結婚した夫婦も知っていますが、結婚の際には周囲から反対を受けたそうです。そして、結局は離婚されています。(インドでは離婚はかなり稀なことで、世間的にも離婚しにくい) 周りの人たちに祝福されて結婚したいと誰もが思うと思いますが、二人のカーストが違う場合には結婚の障壁となる可能性があります。
★お見合い結婚と恋愛結婚
インドではお見合い結婚が主流です。両親が中心になって結婚相手を探し、お見合いをして結婚するというカップルが多いです。私が聞いた感じだと、おそらく8割〜9割はお見合い結婚です。恋愛結婚をしている人たちもいますが、インドではまだまだ少数派です。
Netflixで 今ドキ!インド婚活事情 (Indian Matchmaking) という番組がありますが、これはインド人仲人がお見合いをセッティングするリアリティショーです。インドの婚活事情を少し知ることはできますが、ここに出てくる人たちは一部の上流階級なので、一般のインド人たちの恋愛観・結婚観とは違います。
インド人は、年頃になると親がお見合い相手を見つけてきます。周りに良い人いない?と聞いたり、仲人の仕事をしている人に頼む場合もあるそうです。お見合いをする時点で年齢やカースト、家庭環境も分かっていることから、家族の勧めもあって結婚に至るケースが多いのだと思います。
日本も昔はお見合い結婚が主流でした。私の祖父と祖母もお見合い結婚ですが、その頃はお見合い結婚が当たり前、という社会だったそうです。しかし、現代では親に決められた相手と結婚するなんて嫌だという人もいると思います。インドではそういう人はいないの?と疑問に思って夫に聞いてみました。すると、ボリウッド映画やハリウッド映画を見て恋愛結婚に憧れている人は多いだろうけど、実際には親がすすめてきたお見合いには行く人が多いだろうとのことでした。親からのプレッシャーが強く、あまり気乗りしないけれどお見合いに行かなくてはならないという男性もいると思います。30才を過ぎたら縁談がどんどん見つかりにくくなるから、と家族から焦らされたりもするようです。また、たとえお付き合いをしている彼女がいたとしても、家族からお見合いをしなさいと強く言われて悩むインド人男性もいます。(おそらくインド人同士のカップルでもある話だと思います)
私も日印カップルで何組か同じような状況で悩む人たちの話を聞きました。彼は日本人彼女とインド家族の間で板挟みとなってつらいし、彼女としては「なんでお見合いを断れないの?私のことはどうでもいいの?」と疑心暗鬼になったりもします。これはとても難しい問題ですが、家族との縁を切れないインド人男性にとっては、家族を選ぶか彼女を選ぶかは究極の選択です。日本でも昔はよくあった話だと思いますが、泣く泣く交際相手との付き合いを諦めてお見合い結婚をしなければならない人もいます。
私が夫と付き合い始めた頃には、これも不安になっていた事の一つです。夫は「僕はインドでお見合いはしないと母親にきっぱりと言っている」と話しており、実際に縁談の話がきても断っていたようでした。しかし、私は本当は家族はインド人との結婚を望んでいるのではないか、とか家族からのプレッシャーが強くなれば私との交際をやめてインドでお見合いをしてしまうのではないか、と不安になったこともありました。
そこで、相手の家族に自分たちの交際を認めてもらい、結婚前提のお付き合いをするためにはどうしたら良いのかを下記に詳しくまとめて書きます。
結婚前提のお付き合いをするには
インド人は基本的に結婚前提のお付き合いを考える人が多いです。インドではお見合い結婚が主流なのもあって、交際前またはお付き合いして早い段階から結婚を意識している人がほとんどだと思います。日本人の場合は、お付き合いしてみてから結婚を考えようと思う人もいるかもしれませんが、インド人とのお付き合いをする時には結婚を意識した交際になるので、戸惑ってしまうこともあると思います。
私の場合は夫と出会ってお付き合いを始める前に、真剣に結婚のことを考えました。私はその時点で30才だったのもあり、もし次付き合うなら結婚を考えられる相手がいいなと思っていました。大半の日本人女性は30代になると結婚を意識すると思います。もちろん20代でも結婚は早くしたい、とか結婚を考えられる人でなければお付き合いしたくない、と考えている女性は多いと思います。
そこで、ここではインド人男性との結婚前提のお付き合いをするにはどうしたらいいかを考えていきます。
・彼の家族の価値観を知る
上記で書いたように地域や宗教・家柄などによって、同じインド人でも価値観は大きく違います。外国人(日本人)に対する反応も違うと思います。そもそも、インドに住んでいるインド人は海外旅行をした事がない人もたくさんいますので、外国人に対するイメージがほとんどない人も多いです。一般的なインド在住インド人の日本人のイメージは「サムライ」「着物」「電化製品の質が良い」くらいだそう。あまり日本という国のことを知らない人たちが多いです。ただ、歴史的な背景もあって、インド人の日本人の対するイメージは良いようです。日本に親しみを感じて好感を持っている人たちが多いのは私もとてもうれしかったです。
まずは、インド人の彼のご家族がどのような価値観を持っているのか彼に聞いてみてはどうでしょうか。昔ながらの伝統的な考え方を重んじる人たちなのか、それとも新しい考え方を受け入れられる人たちなのか?または、日本人に対するイメージはどのようなものなのか?など。そして、彼の家族が日本人とのお付き合いを受け入れる事ができそうなのかも彼に聞いてみるといいと思います。(これらの質問を直接家族に聞くのは少し慎重になった方がいいと思います)ただし、彼が言っている事が100%合っているとは限りません。今までに経験がないから家族に聞いてみないと反応が分からない、という人もいるでしょう。また、外国人との交際は反対されるだろうと予想していても、実際はすんなりと受け入れてくれる場合もあるかもしれません。しかし、まずは彼自身が知っている家族の価値観を教えてもらい、知るところから始めるのがいいと思います。そして、もしも彼の家族が日本人とのお付き合いや結婚に反対しそうなら、交際を話すタイミングやどう伝えるかなどを事前にしっかりと考えてから伝えた方がいいと思います。
・家族へ紹介してもらうタイミング
日本人の場合は彼や彼女の家族へ紹介するとなると、真剣に交際をしていて結婚も視野に入れているという段階になると思います。インド人男性との交際の場合は、これも人によりますが、早い段階から家族に紹介する人もいます。家族への紹介なんてまだ早いと思うかもしれませんが、個人的には早めに家族に紹介してもらった方が良いと私は思います。理由は前回の記事にも書きましたが、私は遊ばれているのだろうか?これは真剣なお付き合いなのだろうか?という疑問や不安を解決できるから。そして、結婚を前提としたお付き合いを始めることができる可能性が高くなるから、の2点です。私が付き合い始めた当時に考えていたのは、もしも何年か付き合った後に家族から反対されて泣く泣くお別れしないといけなくなったとしたら、とてもつらく悲しいだろうなと思いました。遅かれ早かれ、家族に同意を得ないと先には進めないと思ったので、早めに相手に結婚の意思を確認して家族に紹介してもらおうと考えました。もし遊びの関係であればインド人は絶対に家族に紹介しないと思います。友達ではなく、家族(特に両親)というのがポイントです。ある程度付き合いが長くなっても彼が自分の家族に紹介しようとしない場合、彼には結婚の意思がない可能性もあります。
また、家族は彼の結婚についてどう思っているのかも細かく聞いた方が良いです。特にお見合いを勧めてきているのか、は確認しておくと良いでしょう。上記で書いたように親が結婚を焦っている場合は、彼女がいようが関係なくどんどん縁談話を持ってくると思います。彼が板挟みになって悩む前に、彼の気持ちと彼の家族の気持ちも把握しておく必要があります。
私は夫と付き合い始めた当初に、自分には結婚の意思があって、結婚前提のお付き合いをしたいと直接夫に話しました。まだお互い知らないことは多いし、家族も受け入れてくれるかは分からないけど、私が結婚をしたいことは伝わったと思います。どのような会話をしたか細かい部分は忘れてしまいましたが、最初に結婚を考えたりする?と質問してから、自分の気持ちを話したように記憶しています。夫は自分も結婚のことは考えているが、まだいつになるかは分からない、焦らず時間をかけてお互いを知りながら決めていきたいと答えました。夫は慎重な性格なので、文化や言語の違いをもっと知ってお互いのことを理解できるようになってから、結婚を具体的に考えたいと思っていたようです。
私と付き合って数ヶ月してから夫は母親と弟(夫には父親はいません)に電話で私との交際を話したようです。そして、インドに帰省した際にはインドの友人たちが集まる会でみんなに交際を報告したと話してくれました。私はこれを聞いてすごく嬉しかったのを覚えています。私たちの場合はインドの家族や友人たちがすぐに受け入れてくれたのでよかったのですが、これは稀なケースだと思います。かなり勇気が必要なことですが、早めに家族に紹介してもらって了承を得ることができたら、その後の彼との信頼関係や付き合いもさらに深まります。ただし、家族に紹介してもらう前に事前準備をしておくのは非常に大切なことですので、以下で詳しく話します。
・家族の中で誰が決定権を持っているのか?
実際に彼の家族に紹介してもらう前に、まずは家族の中で誰が一番発言権が強いのか、物事の決定権を持っているのかを知ると良いと思います。たいていはおそらく父親か母親になるでしょう。うちの夫の家族の場合は、母親と弟が決定権を持つとのことでした。親戚で口をはさんでくる人がいたとしても、もし母と弟が結婚に賛成ならば親戚のことは関係ないと聞きました。彼の家族は誰が決定権を持っていますか?彼に聞いてみるといいでしょう。
・家族に交際を反対されそうな時のアイデア
もし彼の家族に交際や結婚を反対される可能性が高い場合は、イレギュラーではありますが私の夫に聞いたこんなアイデアもあります。(まだ交際のことを家族に話していない場合に限る)
インド人で外国人慣れしていない人の場合、もしかすると相手にとっては日本人は得体の知れない怪しい外国人と思われるかもしれません。これはあなただからではなく、外国人であれば誰でも結婚相手として受け入れられない、という人も存在します。そこで、初めて家族に紹介してもらう際には、交際相手としてではなく仲の良い友達としてまずは紹介してもらうのはどうでしょうか。少しずつ自分のことを知ってもらって、もし仲良くなれたら外国人に対するイメージも変わるかもしれません。いきなり初対面で日本人の彼女ですと言って紹介するとショックが大きいですが、日本人の友達なら受け入れてもらいやすいかもしれません。もし家族に反対されそうなら、時間をかけて少しずつ仲を深めていくという手もアリだと私も思います。
今年はなかなか対面で人に会うのは難しいので、ビデオ通話や電話を利用して彼の家族と話してみるのはどうでしょうか。いきなりお互いの距離をつめるのではなく、少しずつ相手のことを知っていく時間も必要だと思います。
・初対面で何を話す?言語が通じない場合はどうしたらいい?
第一印象はとても大事です。もし彼の家族と話す機会をつくることができたら、どんな話をしようかとすごく考えると思います。実際私もそうでした。しかし、夫の母親はいつもヒンディー語やグジャラティ語で会話しており、英語は話せません。私が初めてお会いした時も、英語は挨拶くらいしか通じませんでした。インドの家族と話すときに言語が通じないという問題はよくありますが、個人的にはこれは大きな問題ではないと思っています。私の場合は、言語が通じなくてよかったと思うときもあるくらいです。最初は何を話すかということよりも、笑顔でなるべくフレンドリーな雰囲気をつくろうとか、相手が何か知りたいこと・聞きたいことがあれば自分はいつでも答えると決めるとか、そういった心持ちの方が重要だと思います。必要なら彼に通訳してもらえばいいし、両親が話す言語で簡単なフレーズを覚えて挨拶すれば、相手もうれしいと思います。初対面はお互い緊張していますから、まずは表情や挨拶で友好的な雰囲気をつくっていくと良いのではないでしょうか。そして、長く話せなかったとしても、短い会話やチャットでいいから頻繁に彼の家族と話せるようになると良いと思います。前回の記事に書いた通り、インド人はほぼ毎日のように家族と電話やメールで連絡を取り合っています。あなたがその輪の中に入っていくことができれば、結婚前提のお付き合いとして認めてもらえる日も近くなるかもしれません。打算ばかりではダメだと思いますが、なるべく彼の家族と話をする機会をつくってみてください。きっと彼も喜んでくれるはずです。
・できれば結婚前に一度はインドに行って家族に会った方が良い
私が個人的に感じているのは、結婚前に一度はインドに行って彼の家族に会った方が良いということです。今年は海外に行くことは難しいので、なかなか実現できないと思いますが、もし時間があるのならば来年以降インドのご家族に会いに行ってみるというのはどうでしょうか。知り合いの日印カップル(日本人とインド人のカップル)でも、結婚前提のお付き合いをしているがまだ彼の家族に会ったことがないという人たちもいます。もちろん、会ったことがなくても結婚している人たちもいますので、会ってないからといっても問題ではありません。ただ、私の経験上はインドに行くと予想と違うことが次々と現れるので、驚くことが多かったです。私は今までに計4回インドに行っており、うち3回は夫の地元に行って家族と生活をともにしました。結婚前は数日だけの滞在でしたが、結婚後は2週間から1か月ほど滞在しました。今でも結婚前に行っておいて本当によかったと思います。その理由は、夫の家族の生活スタイルや考え方を知ることができたからです。夫に話を聞いてはいましたが、実際に目にすると全然違います。夫にとってはインドでは当たり前の生活習慣もあったりしますから、私にはいちいちそんなことは説明しません。でも自分がインド人たちの生活の中に入ってみると本当のことがよく分かります。あなたが彼との結婚を考えているのならば、インドの家族がどんな生活をしているのかを知っておくと良いと思います。将来的にもしかするとインドに住むことになる可能性もあり得ます。自分は短期でもインドで生活ができそうか?両親や家族との関係性を築いていくことができるのか?といった、結婚後に必ずぶち当たるだろう課題の参考になるのではないでしょうか。なので、私はインド人との恋愛相談をされた場合は、結婚前に一度インドに行って家族と生活してみることをおすすめしています。
・日本の家族には彼のことをどう紹介する?
インドの家族には交際を認めてもらえたけれど、日本の家族には反対された、というパターンもあるかもしれません。私の家族の場合は、あっさりとOKされたので全く反対されませんでした。これも人によりますが、子供が国際恋愛や国際結婚をするというのは親からすると不安に感じると思います。インドのイメージがあまり良くなかったりすると、娘をこんな国に嫁がせて良いものか、と考え込んでしまう親もいるかもしれません。
私の場合は、実家に帰ったときに「インド人と付き合ってるんだ」と何気ない会話の中で両親に話しました。私の両親は一般的な日本人の感覚と少し違うので、母親は「へーそうなんだ」くらいの反応で、父親は「インド人おもしろそうじゃん」と返事があり、妹にも「お姉ちゃんらしいね」と言われました。笑
付き合って数か月して、父親とインド旅行に行くことになったタイミングで父に夫を紹介しました。夫はめちゃくちゃ緊張していましたが、父はそんなことはお構いなしにインドのスラム街についての質問を永遠としていました。母や妹には、付き合って1年ほどしてから実家帰省の際に夫を一緒に連れて行って紹介しました。みんな好意的に受け入れてくれたので、私も安心して家族に紹介できました。
ただ、私のような家族は少ないのかもしれません。もし反対されそうな家族であれば、まずはなぜ反対されそうなのか理由を考えてみるといいと思います。もしインド人に対するイメージが良くないのであれば、インド人に対する誤解や偏見を解いていくことが必要になります。また、もし国際結婚に不安を持っているのであれば、どのような点が不安なのか聞いてみるのもいいかもしれません。例えば、文化や生活習慣の違いを不安に思っているなら、日本で生活する前提で話をするとか。親の性格と反対する理由にもよりますが、間違っても「なんで私の好きなようにさせてくれないの?!」などと怒るのは止めた方がいいと思います。溝をつくってしまうのではなく、丁寧に時間をかけて親の不安や心配を取り除くことに注力した方がよいのではないでしょうか。
同棲するのはアリ?ナシ?
インドでは、一般的に結婚前の男女は同棲しません。できるだけ地元で就職をして実家から職場に通っている人が多く、一人暮らしをしているという人も稀です。私の夫はインドでも実家から遠く離れた都市に大学進学・就職したため、実家に住んでいた期間は短いですが、実家から出た後は一人暮らしではなくルームシェアをしていました。基本的には親元で生活することを望み、必要であれば同性の友人や同僚などとルームシェアをするインド人が多いです。そのため、結婚前の男女の同棲となると、かなり珍しいことです。ほとんどの場合は二人の親や家族が介入して反対するでしょう。おそらくこれも昭和っぽい発想ですが、結婚前の同棲なんてふしだらだとか世間的にはあり得ないという考えを持っている人が多いからだと思います。
もしも、彼と日本で知り合って日本での同棲を考えているのならば、上記の事情は知っておくと良いです。日本では結婚前に同棲しているカップルもいますが、インドではまず普通にはいません。ルームシェアに慣れている人はいるかもしれませんが、同棲はしたことがないという人が多いと思います。
私たちは付き合い始めて1年半ほど経った頃から半同棲を始めました。夫は日本に来てから何度もルームシェアを経験していましたが、私と会ったときは一人暮らしをしていました。そして、私から半同棲をしないかと話しました。すでに夫の母親には会った後で、結婚を意識してお付き合いをしていましたから、もし可能であれば私は一緒に住みたいと思いました。夫もすぐにOKしてくれました。
ただ、完全な同棲をするのは私も勇気が出ず、自分が一人暮らしをしていた部屋はそのままにしておいて、夫が一人暮らししている部屋に荷物を少し移動して一緒に住むことにしました。私も初めての同棲だったので「本当にこの人と関係が続くのだろうか、もしも別れることになったら家も失うことになる、それは避けたい。まずはお試し期間を設けよう」と考えました。結果、約半年は半同棲をしていました。半年経ってからようやく、同棲をしても大丈夫だと思えたので、完全に自分の部屋は引き払って夫の部屋に引っ越しました。
半同棲をしているときには、付き合ってからこれまでの中で一番ケンカが絶えない時期でした。私も夫も本当につらかったと思います。ケンカをしていた理由は、当時私が会社員で残業の多い仕事をしており、なかなか定時に終わって帰宅していなかったことが主な理由です。インド人の感覚からすると、残業して家族やパートナーとの時間を失くすなんてありえないと考える人が多いです。夫も、残業せずにすぐ帰宅する人です。私は俗にいう社畜だったので、大阪での会社員時代は帰宅時間が0時や1時のときもあったし、東京に来てからもそれまでではないものの残業はよくしていました。それで、夫と半同棲を始めてからは衝突することが多くなったのです。夫からは「こんなのでは結婚後の生活が想像できない、僕や家族との時間を優先してほしい」と何度も言われました。私は自分のキャリアをどうするのか、転職するのか、とかなり悩みましたが、結局はすっぱりと会社を辞めて専業主婦になりました。その時に半同棲をやめて、完全に夫と同棲することにしました。
私が専業主婦になるときの葛藤もラジオで話したことがあるので、興味のある人は聞いてみてください。
▼stand.fm ラジオリンク
日本人でも、結婚前の同棲がアリかナシか、人によって意見が分かれると思います。私は個人的にはアリだと思っています。もし私たちが半同棲していなければお互いの生活は知らなかったと思うし、結婚後に初めて上記のような問題が出てくるよりも、事前に分かってよかったです。今後もし何十年と一緒に暮らすのであれば、結婚前にお互いの生活を知るというのは有意義なことです。ただし、彼の家族に同棲のことを話すかどうかは慎重に考えた方が良いと思います。
私の夫は半同棲や同棲を始めたことをすぐ家族に話していたそうです。しかも、私が残業で遅くなったときには母親にもその不満を電話で話していたそうで、お母さんはうんうんと話を聞いてくれたとか。お母さん、心配をおかけしてすみませんでした…!よくこんな状況の私との結婚を許してくれたな、と今は思います(汗) 本当に心の広い夫家族には感謝しています。
もし同棲を考える人がいるならば、彼とは同棲前にきちんと話し合うことをおすすめします。彼の家族に同棲することを伝えるのか、内緒にするのかも確認しておくと良いでしょう。インド人は順番を重要視します。一般的に授かり婚(できちゃった結婚)もインドではあり得ません。私自身は同棲も授かり婚も問題ないと考えていますが、同じような価値観をインド人が受け入れることはできないと思います。日本人にもいると思いますが、インド人は世間体も非常に気にします。順番通りに、婚約・結婚・同居・妊娠出産と進むことを望む家族は多いです。彼と同棲したいという人の気持ちもよくわかりますが、彼ともよく話し合って彼の家族に配慮することも考えなければなりません。
インド人彼氏の本当の気持ちを知りたい
日本人同士のカップルでも、お付き合いを始めてから「彼の本当の気持ちが分からない」「彼の正直な気持ちを知りたい」という女性はいると思います。特に恋愛関係になって間もない頃は相手の気持ちが分からず、不安になってしまう人も多いですよね。気持ちはよく分かります。
では、もしもあなたが今インド人彼氏の本当の気持ちが分からない、知りたいと思っているのならば、私からのアドバイスはシンプルにたった1つだけです。
彼に直接聞いた方がいい!これに尽きます。インターネットで検索しても、周りの男性たちに聞いたり、同じ出身地で同じような生活スタイルをしているインド人男性を見つけて聞いたとしても、それはあなたの彼氏ではありません。彼氏の気持ちは彼自身しか知らないのです。どれだけ情報収集したとしても、それは結局憶測の情報でしかありません。
冷静になってみると理解できるのに、恋愛中は勇気が出ずに彼に正直な気持ちを打ち明けることができない人もいると思います。でも、そのままずっとお付き合いを続けていけると思いますか?いつか必ずお互い本心を伝え合わないといけない時が来ます。遅かれ早かれそのときは来ますから、だったらうじうじと考えていないで早く彼氏に直接聞いた方がいいです。
私は「私のことどう思っているの?」と直球で聞きました。今でも夫が何か怒っている様子ならば「怒ってるの?どうしたの?」と聞きます。夫と付き合うまでは相手に自分の本心を言うのが苦手で、言い争いやケンカもできるだけ避けていましたが、夫との関係ではそういったことはやめました。夫は付き合った当初から「僕には日本人のような付き合い方はできない」とはっきりと言われました。どういうことかと言うと、日本人は場の空気を読むとか、相手の表情や一言から相手の気持ちを推測するということを普段からやっています。しかし、外国人にはこれは至難の業です。分かりやすく言葉に出して伝えないと相手には理解できないのです。コミュニケーション方法が日本人のスタイルとは違います。日本人によくある「言わなくても分かるでしょ、私の気持ちを察してよ」というのは通用しません。でも、私にとっては言葉に出して伝えるコミュニケーション方法は自分に合っているようで、分かりやすく相手の気持ちも分かるので心地よいです。もちろん言い方に気を付けたり、相手の気持ちも配慮しますが、夫との関係を通して自分の気持ちを伝えることは本当に大切なことだと気付かされました。もし、結婚前提のお付き合いをしているのであれば、自分も相手も本心を話せる関係でないと、今後も長い間一緒に暮らしていくのは苦痛だと思います。今一度、彼との関係を振り返ってみてください。自分が不安や心配に思っていることを話して相手の負担になるかも…と考える人もいますが、それくらいの負担で関係性が変わるのであれば彼は本気で人間関係を築く気がないと思います。きっぱりと言いますが、どんなに大変なことでも、この人とずっといたいという本気の気持ちがあれば必ず困難を乗り越えようと努力するはずです。傷つくのが怖い気持ちも分かりますし、自分の努力ではどうにもならないことも時にはあります。それでも相手のことを想うのであれば、できることは全部やって気持ちを伝えたら後悔しないと思いますよ。私は恋愛はいつも失敗ばかりでしたが、そのおかげで夫と出会うことができて、今があります。1年後5年後10年後、あなたが笑顔で楽しく暮らしていることを願っています。
最後に
今回も長くなってしまいました。最後までお付き合い頂いた方、ありがとうございました。恋愛というテーマに正解はありませんので、ここに書いていることを実践してもうまくいかなかった、ということもあり得ると思います。(そのときはすみません…)でも、今までの私の経験や知識を総動員して書き上げたので、完璧ではありませんが現状での自分のベストの記事です。皆さんの恋愛がうまくいくことを願っています。そして、もしよければ感想を教えてください。もっとここが知りたいという質問などもあれば、気軽にコメントやメッセージもください。お待ちしています。
それではまた次回。See you〜!