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アセクシャルな僕のこと

mtfな僕のことについては色々書いてますが
アセクシャルな僕のことってあまり書いていないな。

と思って書こうとしたんですけどね
実はあまりアセクシャルで困ったことがなくて
紹介できるようなエピソードが無いのです……。
アセクシャルはみな困っていないということじゃないですよ。あくまで僕は困っていないというだけ。

というのもアセクシャルであることは割とオープンにしてて
そういうの興味ないんですってよく周りに言ってるから。

僕が主に籍を置く業界は昭和の香り漂うオールドビジネスの最たるもので
ぱりっとスーツに七三分けオールバックのおじさま方が眉間にしわ寄せた険しい顔で闊歩する業界だったりする。

なので夜のお付き合いもままあるわけでして
飲み会や会食はいいんですけど2次会3次会になってくるとちょっと僕が馴染めない場所(ご想像にお任せ)に誘われるものだから
自衛のために言い始めました。

〇〇くん、男なら遊べないとダメだよ。遊べるやつが成功するんだよ

なんていう超有名企業の偉いおじさまもいたりするのですが
アセクシャルだと話しても基本的にはみんな「ふーんそうなんだ」という感じで何も変わりません。
おじさま、あなたの思い描く成功=僕の思う成功とは違うんだよ

とはいえそのおじさまも日本を背負う会社の責任ある立場だから
プレッシャーやストレスは僕の比ではないと思う。
だから否定はしませんよ。ストレス発散は必要だし。
みんな違ってみんないいのです。

あぶないぞ、これ以上は身バレしそう

女性であってもヘアカラー禁止だし長ければ結んでなければいけないような業界で、僕だけ全頭カラーに長髪っていう明らかに浮いたスタイル。
たまにメイクしてるし笑
まぁ変わったやつというイメージがあるから性的な興味がないことも、あーあの人なら別に驚かないよねー的な

若い方は僕に感化されて、会社に髪染めていいか掛け合ってみます!っていう方もでてきているのが面白いですね。
僕は美容業界にも片足突っ込んでいることもあって全然関係のない本職でもそういった話題を出すこともありますが、男性でも、僕なんか年上の世代の方でも美容は気になっているという方は思ったより全然多い。

ほかではなかなかそういうこと話せないけど、僕が相手だから気にせず話せるらしく商談のはずがお悩み相談になるっていう。
古き良き?男性社会はまだまだ美容を気にするのはカッコ悪いっていう価値観があるみたい。
今ではオールドビジネス界の最先端と自負して遠慮なく好きな恰好で出社してます。
みんなついてこいよー! ってな意気込みですよ。

いやだからもう身バレするからこの辺でやめとこ。

その世界で一般的ではないという存在は
その世界でオンリーワンになれるということ。

全ては自分の個性だと思って誇りをもってこ!
 
 

あれ、なんの話だっけ。あ、アセクシャルな僕の話か。
一個だけありました。

もう20年も前、今とは別の会社にいた時のことです。
一次会が終わり上司が何やら電話をかけている。
「2万くらいするけどいい?」
若かった僕はなんのこっちゃわからないけど上司が多く払ってくれるだろうしと思って付いていったら個室に分かれたいかがわしいお店で、いまさら帰るわけにもいかず……

時間まで雑談で乗り切りましたとさ。
しっかりお金とられたよ! たけーよ!

自衛まじ大事


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