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おばちゃん、派遣先で年末のご挨拶をする~アラカンの派遣その9
2025年ですが、もう1本だけ2024年話を。
派遣社員は最終日まで出勤ではあるが、社員さんたちは早めの納会とともにほとんどがリモートに突入する年末。
おばちゃんも、さして仕事はない。おばちゃんのメイン仕事は待ちの姿勢なので、問い合わせも書類提出もない日は珍しくもなく、こういう日は何もすることがない。ネット見たり、タイピング練習したり、ゲームしたり、、、とりあえず待機はしないとならないので座って待つ。
社員さんたちの出社日があり、大ボスも出社していたようで、おばちゃんの席までご挨拶にきてくれた。
入社当時の思い出がばーっときて「いたらずすみません」と言うおばちゃんに、仕事をほめてくれる大ボス。「ありがとうございます。来年もよろしくお願いします」とお互い頭を何度もさげていた。
この日が今年最後かな、と思っていたら、最終日前日に大ボスが出社していた。なんだかむこうで大きく手をふっているが、なんだろう?手招きされているように思い、挨拶がてら近寄ってみた。
「すみません、こちらから行けばいいのに来てくださって」と大ボス。「今日もご出社だったんですね」とおばちゃん。もう一人、小ボスとは違う社員さんがいた。とりあえずお辞儀だけしてみたが。
「あの、お仕事ひとつ頼まれてくれませんか?あんからさん得意だと思って
。年始2日目くらいに完了めどでいけそうに思ったんで」わ、、年末にきたか。
「ありがとうございます。年始早々はまだ書類もこないと思うのでいけると思います」と軽く請け負ったものの、今日は最終日前日。正味3日間。
「ちょっとレクチャーしましょうか」と大ボスと担当の社員さんがおばちゃんの自席にきて、作業内容の説明をする。やることは大したことではないが、資料をみる限り、かなり細かな作業となることはわかった。
「明日も出社しているのでわからないことがあればきいてください」と担当社員さんが言ってくれた。
「よろしくお願いします」で終業時間をこえていた。
2024年最終日。他の派遣さんは、仕事を一区切りつけて、持ち越しなくすっきり年始をむかえる準備をしている中、おばちゃんは年またぎ新規案件で朝からモニターとにらめっこを始めるのであった。
ひとつだけうれしかったのは、最終日に雇用形態問わず参加できる納会があったこと。毎年行ってる派遣さんに同行して部屋に入った。アルコール類もあるし、オードブルにお寿司、デザートまである。乾杯の音頭で、初めて派遣先の社長さんの顔をリアルで拝見した。30分位飲み食いしながらグループの派遣さんたちと話をしたのち、おばちゃんは今年最後の毎日のオンラインミーティングに参加するため席に戻った。
報告するようなことは特になかったので、今年一年の振り返りだったり他愛もないお話。「あんからさん納会行きましたか?これから?」と大ボス。「開始時間に皆さんと一緒に行きました。すごいですね!オードブルにお寿司やデザートまでありました」と報告すると「え?寿司ですと?」と大ボス。大ボスも小ボスも納会参加は新人だったころのみで、あとはリモートで参加してこなかったとのこと。「これは来年は出社しないとですね。あんからさん一緒にいきましょう」と大ボス。
ミーティングも延長して世間話。そろそろお開きにしましょう、と挨拶して退席となった。
来年の納会って1年先の話ですよね?おばちゃん、おいてもらえているのかな?そんなことを思いながら、定時に退勤する人とご挨拶しながら、年またぎの新規案件を少し進めておきたくて残業をするおばちゃんであった。
お読みいただきありがとうございました。お邪魔しました。
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