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テレグラムCEOの逮捕

テレグラムのCEOがフランスで逮捕されたことについては、今後のロシアとウクライナの戦争の行方に大きな影響を及ぼすかもしれません、ということをお話ししたいと思います。

今回テレグラムのCEOの逮捕ということなんですけれど、このテレグラムのCEOはパーヴェル・ドゥーロフ氏です。
ロシアのザッカーバーグとの異名もあるみたいです。
まずテレグラムについて簡単にお話したいんですけれど、秘匿性の高いアプリということで、警察権力とかが、やり取りされている情報を追いにくいことで犯罪に使われているという側面があるということです。

2023年6月のライブドアニュースで日本人も使っているということです。

今回の本筋のニュースなんですけれど、ロイターの方でテレグラムのCEOを逮捕したことを非難している、そういう記事を紹介させてもらおうと思います。

メッセージアプリ「テレグラム」は26日、創業者のパベル・ドゥーロフ最高経営責任者(CEO)がフランス・パリで逮捕されたことを受け、ドゥーロフ氏は何も隠し事はしていないと表明し、メッセージ・ソーシャルメディア・プラットフォームの所有者をプラットフォーム悪用で摘発するのは不合理だと表明した。

ドゥロフ氏は、24日夜にアゼルバイジャンからプライベートジェット機でパリ郊外ルブルジェ空港に到着後に逮捕された。

テレグラムは声明で、同社が欧州連合(EU)法律を順守しており、モデレーション(投稿の監視)は「業界標準の範囲内で、常に改善されている」と説明。

「ドゥーロフCEOには何も隠し事はなく、頻繁にヨーロッパを旅行している」とした上で「プラットフォームやその所有者がプラットフォームを悪用していると主張するのは馬鹿げている」と主張。事態の迅速な解決を望むとした。

この件に関しては、もしかするとなんですけれど、不確実であるんですけれど、このドゥーロフ氏がわざとフランスに行って逮捕されに行ったという説もあるわけです。
ここは不確実であるということは、まずお伝えしておきます。

ソースなんですけれど、Anton Gerashchenko氏というウクライナの内務大臣の補佐官かな。
内務大臣関係者ということで、かつては内務副大臣をされていた方で、この方のポストが興味深いので紹介していきたいと思います。
別の専門家ヴァディム・デニセンコ氏の考えを引用されているという形です。

※参考翻訳(動画内はXの翻訳を読み上げ)

未来研究所の専門家であるヴァディム・デニセンコ氏は、テレグラムとパベル・ドゥーロフ氏の逮捕について次のように考えを述べました。

1. ドゥーロフは自分が指名手配されていることを知りながらパリに向かったようです。つまり、これは意識的に司法の手に身を委ねた可能性があります。または、何も起こらず、すべてうまくいくと誰かに説得されたのかもしれません。

2. 現時点では、彼の動機は不明です(もしドゥーロフが本当に降伏を決意したのであれば)。考えられる選択肢は2つあります。1つ目はロシア国内での駆け引きです。ドゥーロフはこの中で、まるで神風特攻隊のように見えます。

もう1つの可能性は、彼がロシアに対抗するために西側諸国と意識的に協力しているということです。しかし、彼の動機が明らかになるまでは、これらはすべて推測に過ぎません。

3. 重要なのは、これらすべてが、バクーでのプーチン大統領とドゥーロフ氏の会談の可能性が浮上している中で起こっているという点です(ロシアではこの件について多くの議論があります)。ドゥーロフ氏がロシアの公式代表団の誰かと会う予定だった可能性は高く、その後、彼がパリに行くことを決めたのかもしれません。

4. 数日前、ロシア社会学に関する調査結果が発表されました。その中で「情報を得るためにどのソーシャルメディアを使用していますか」という質問に対し、69% が Telegram と回答しました。

5. ロシアには、中国の技術なしで独立したインターネットを構築する機会はないでしょう。しかし、ロシアは中国の技術を取り入れることを拒否しています。

6. Telegram は旧ソ連圏だけでなく、実質的には全世界に広がっています。インドには3億人以上のTelegramユーザーが存在し、ラテンアメリカ、南アメリカ、極東の多くの国々にも広がっています。Telegram の制御は、21 世紀の世界的な情報戦争において非常に重要な要素となっています。

7. ドゥーロフ氏はクレムリンとどのような交渉を行ったのでしょうか。おそらく、メッセンジャーの支配権を売却または譲渡することが話し合われたのではないでしょうか。彼は以前のプロジェクトで前向きで生産的な協力関係を築いてきました。それにもかかわらず、なぜ合意に至らなかったのでしょうか(もし本当に達しなかったのなら)。おそらく金銭の問題、またはその金額に関する問題でしょう。なぜ彼は降伏を決断したのでしょうか。今となっては答えるのは難しいですが、彼の意識的な決断だったのかもしれませんし、誰かの保証を信じてパリに来たことが単なる誤りだったのかもしれません。また、それがロシアによるより大きな計画の一部である可能性も否定できません。

Telegram に関して現時点で予測を立てるのは時期尚早です。おそらく、すぐに決定が下されることはないでしょう。

非常に興味深いところでもあります。
不確実なことも多いんですけれど、ロシア軍には影響を及ぼすんじゃないですかね。
そういう言論もあるみたいです。

内容削除を指示したみたいなそういう書き込みの情報もあるみたいで、今後どうなるんでしょうか。
非常に気になるところです。

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