自己紹介④TV出演!行列の出来る法律相談所も
法律も医療も知らないだけで損をする、弁護士・医師・YouTuber石丸です。
本日もよろしくお願いいたします。
本日も私の紹介動画の方を流させていただきたいと思っています。
今日は4回目ということで、メディア出演等のお話。
行列のできる法律相談所とか、橋下さんを3億で雇いたいですとか、そんな発言をしていたり、あとは弁護士会の会長選挙に立候補しましたので、その話なんかもしています。
もしよろしければ是非最後までご覧ください。
アディーレと言えば、先程から広告の話をずっとしてますけど、弁護士のメディア露出の先駆けのイメージがあるんですけど、それも元々の戦略なんですか?
今まで弁護士はテレビで出てこなかったと思うんですけども。
そうですね。
いわゆる客寄せパンダ役として、メディアに出演する。
当時はやっぱり今より地上波ってすごく力がありましたから。
法律事務所って、決定的な差別化って実はないんじゃないですか。
分かんなくて、もいけない依頼する時点でそうです。
依頼する時点でわからないですからね。
あったとしても分からないですし、特に僕が手掛けている一般民事の領域って、更に差別化があんまりない、できない感じなんです。
そうなってみると、ビジネスは何でもそうなんですけど、差別化がない中で、なんで選ぶ基準が出てくるのかというと、規模・立地・知名度(ブランド)の3つなんです。
いかにこの3つをスピード感を持って突き進めていくかっていうオーソドックスな経営のやり方を、本当に経営学入門とかに出てくるやつなんですけど。
もしかして横国で学んだことですか?
横国ではあんまり学んでいなくて後で学んだんですけど。
授業としてはあったんでしょうけど。
聞いていない。
ちょっと遅れて学んだということで。
それをこの弁護士業界に当てはめてみたと。
規模で言うと、弁護士数・支店数、そこはやっぱりこだわっていたことの一つでもあります。
あとは立地は本当にそこの支店の中で、いわゆるランドマーク的な、池袋サンシャイン、横浜だったらランドマークタワーで、大阪・名古屋・福岡、それぞれそういうところもあるんですけど、できるだけそういうとこで支店を作っていく。
3つ目としては知名度を上げていくために、メディアに出来るだけ露出していこうっていうので、最初のきっかけになったのが「行列のできる法律相談所」
あれの若手スペシャルに自分で応募したのが始まりなんです。
行列に若手弁護士としてでるじゃないですか。
すると目に見えて、放送日の翌日に売上が上がるとか、そんな感じなんですか?
いや、そういうのではないです。
むしろ「出ました」っていうのをホームページに上げて、それを見て「テレビに出てる先生なんだ」っていう感じが多かったです。
本を書くのに近いですね。
書いても全然客は来ませんけど、本を書いてるっているので信頼上がって伸びていくみたいな。
確かに本書くのに近い部分はありますね。
皆が「出たい」と一般的に思われるので、テレビ局が選んで出してるはずなので、ちゃんとしてる人だろうという推定が働くと。
そういうところはあると思います。
ちなみにテレビはいきなり行けるもの何ですか?
元陰キャラじゃないですか?
途中間違えた陽キャになって女遊びしてましたけど、ゲーセン大好きの引きこもりスタートなんですけど、テレビだと島田紳助さんとかタレント揃いの中に飛び込んでいくわけですけど、意外と喋りはいけるもんなんですか?
やっぱり最初は結構きついんですよ。
でも埋もれてしまうと次じゃ声がかからないみたいな。
だからもう出た時は仕事だっていうことで、気を張ってあらかじめ気の利いたこともできるだけ考えてとか、やれることはやって。
でも終わった後は「はぁー」みたいな感じです。
言える範囲でいいんですけど、台本とかがあるわけじゃないんですか?
ここで「石丸先生こういうこと言って」「ここでなんとか先生反対して揉めてください」みたいな、そういうのではなく?
番組にもよりますけど、ほとんど台本って無いに近いです。
事例ぐらいは聞いてるかもしれませんけど、考えていてその場で言ってください、みたいな?
そうですね。
その場でっていうか、回答が偏らないように事前にある程度聞いてどれを答えるか。
確かに全員一緒だったらテレビ的に「そうなんだ」で終わりますからね。
それぐらいはありますけど、でもそこでそれぞれが何をどう言うかは、全くのフリーです。
情報番組なんてもっとフリーですよ。
台本なんてそもそも無いですし、そもそもどのニュースをやるか自体も行ってみないと分かんないんです。
僕はテレビ出たことないんで、一視聴者として「そういうもんなんだろう」みたいなプロレス的なうがった目で見てたんです。
芸人さんとか全然違和感ないんですけど、プロが弁護士としてコメントするときに、本当にその人がその場で言ってんのか、こういう風に言ってくださいみたいなのがあるのか、常々疑問だったんです。
こういう風に言ってくださいは無いです。
弁護士が法律権的な見解を言うのに、プロデューサーがこう言えなんてありえないじゃないですか。
それは言ってこないです。
せめて向こうとしても人選ですか。
こういうふうに言ってくれたらいいなっていう期待を込めて選ぶところまで。
番組にもよると思います。
行列はある程度、バラエティ色も強いし、言ったらグレーなどっちでも取れるようなやつを、どっちでも取れる形でポンと上げて、A案・B案でワーワーっていう目的じゃないですか。
ボールの投げ方によってはAと言ってもBと言っても別に間違いじゃない感じの作り方じゃないですかね。
そこら辺は空気をまさに読みながら、研鑚を積んでいくと。
そうですね。
そう考えるとYouTubeとかの方が編集ができるじゃないですか。
それは楽だなとは思うんです。
ばーって喋って面白い瞬間があればいいんですからね。
テレビはもちろん生は編集無しですけど、行列とか編集ができるとしても、それは僕らがやるわけじゃないから。
だからもうワーって言っても「全カット」みたいなパターンも全然あるんですよね。
盛り上がったのに。
そうです。
だから、別のマライティ番組ですけど、長野に取材に行って、丸一日取られたやつで、オンエアが5秒とか。
まだ全カットされるよりマシかみたいな。
そういう世界なんですね。
当時はテレビの権限っていうか、力が非常に強い時代だったので。
ちなみに全然使われませんとか5秒ですとかっていうのは、オンエアを見るまで分からないんですか?
分からないです。
楽しみに「俺映ってる」って言って、アディーレ皆で見てたら「あれ?終わったの?」そういうやつですね。
そういうのもありました。
橋下さんが市長辞めたくらいに・・・
橋下さんはそこ出身か。
そうですね。
僕がちょうどその頃、大阪の番組オファーがあったんで、「橋下さん、年収3億で雇いたいです」とか言ったら、それ絶対ドッカンくるなと思ったら全然こなくて、「あれ?なんでだろう?」でオンエア見たらカットされてました。
なぜそこをカットする、お前!と。
知名度が上がっていって、ついに2009年。
東京弁護士会の会長選出馬ということで、どちらかと言うと弁護士の中での知名度が上がるわけですけども、衝撃が走りました。
僕はこの頃、まだ弁護士になってないの知らなかったんですけど。
ロースクール生ですね。
噂には聞いたかなぐらいですけど、2009年東京弁護士会会長選出馬と。
これはまたどうして?っていう話と、勝算あったんですか?
いや、ないんです。
ある種の目立っていこうっていう話なんですか?
あるいは一石投じていこうみたいな感じですか?
両方です。
元会長候補っていう肩書きを広報的にも使いたいなっていうのは正直k一つあったし、一石を投じたいっていうか、その時は僕が当選する勝算なんて全くないし。
だから選挙活動もぶっちゃけ何もやってないです。
ただ今後ロースクール制度が始まって、僕らみたいな人達が主流派になってきた時に、今まで通りこの何十年もずっとやってきた選挙のやり方とか、ひいては会の運営の仕方が、そのまま未来永劫続くとは思うなよ?っていうあたりの啓発みたいのはあります。
人口ピラミッドで言うと、僕64期ですけど、我々の世代は超ボリューミーなんで、投票を本気で行ったらすごい票があるので、いつか若手世代と年寄り世代とで政権交代が起きそうではありますけど。
でも、投票は行かないんですよね。
日本の政治と一緒。
若手は行かない。
そこは日本の選挙と一緒なんですけど、弁護士業界は上のシルバー世代っていうのが確実に減ってきてるんです。
だから今の日本って、若手が本気で選挙に行っても変わらないんですよね。
高齢者が多いんで。
そこは決定的に違うんですけど、なぜか若手は選挙に行かないんですよね。
人口ピラミッドが弁護士だけちゃんと少子高齢化じゃなくて、ビラミッドになってるんで、弁護士年金はめっちゃ余裕っていうところはありますけど。
勝算はなかったということですけど、とは言え、出る以上は何が起こるか分かりません。
対立候補全員倒れるとか、何が起こるか分かんないんで、もし会長になってたならば、何を実現したかったんですか?
やりたいことは、実は今でもやりたいと思ってるんですけど、まず弁護士界が力を持ちすぎてる。
あとやっぱり一部の上の世代たちの意思が全体を反映して、それが弁護士全体の総意のように受け取られてるっていうのがすごくおかしいと思っていたんです。
いろんな壊し方あるんですけど、一つは任意加入団体にしちゃおうと。
強制だから自分の意いそぐわないところになるんだから、だから辞める自由を作ったらいいんじゃないかと。
なるほど。
弁護士界の任意加入団体化ということで。
めちゃくちゃに怒られそうな感じですね。
そうです。
こんなことを言ってるから、言いたい放題言われるんです。
しばかれそうですね。
いろんな意見があると思うんですけど、一番リジットなやつですよね。
弁護士界強制加入団体が大前提なんで、その大前提自体を疑うと。
もう一つの方法としては、第三弁護士会っていうのを東京で。
別のを作ってそこの中で若手がメインに入って、当時僕が若手だったんで、そういう風に既存の弁護士会とは違う新しいやり方をするっていうのもありだなと。
これは我々若手の中でも、たまに冗談半分で出てくるんです。
東京だけ東京弁護士会と第一弁護士会と第二東京弁護士会の3つがあるんですけど、さらに新東京弁護士会とか第三弁護士会とか作ればいいじゃん、みたいな話を皆が口では言うんですけど、実際にはなかなか作ってないんです。
いや、これ調べたら、できないです。
でも一応、1個だったのが2個になって3個になる歴史があるじゃないですか。
歴史は歴史なんですけど、その後、結局立法的に蓋をされていて、もう作れない。
これ調べたことがあるんです。
可能性があるならと思ったんですけど、今の世は改正弁護士法です。
あれで完全に作れなくなってます。
総括として、勝機はないものの知名度は上がるよね、というようなところで出馬したわけですけど、どうでした?
予想通り落選しちゃいましたけど。
出馬してよかったのかというのは。
知名度が上がったとか、業界にひと波っていうところはあると思うんですけど、結局この頃の恨み・やっかみみたいなのが、後の業務停止処分とかに影響を与えた可能性があるので、評価は難しいです。
ただ僕としてはこの後は出てないですけど、この後も副会長選とかには、所属してた弁護士が出たりとか、そういうのは継続的にはやってたりはしたんです。
最初はさすがにダメもとのトライだったけど、その後はもしかしたらもう少し勝算のある戦いを後輩たちが続けて行ったかもしれないです。
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