医者バイトって何?
今日は医師のアルバイトの実態についてお伺いしたいんですけれども、医師はバイトの方が儲かるって聞いたんですがいかがですか?
基本的にはバイトの方がコスパがいい。
医者バイトってどんな働き方なんですか?
開業をするなり、どこかの病院に勤務するなりして、常勤している一つの病院っていうのが基本的にあります。
休みの日とか自宅研究みたいな日があるので、他のクリニックとか働いてアルバイト料をもらうっていうのがあって、それをいわゆる医者バイトって言ってます。
相場とか、楽とかきついとかってあったりするんですか?
例えば美容系のうちの脱毛なんかもそうですけど、実際は看護師さんが施術するので、医者はいるだけみたいな。
人工透析、実際は機械が自動で動くんで。
リハビリもそうです、作業療法士さんとか。
そういう方が手取り足取りやるので。
あとは寝当直。
誰かがいなきゃいけないってルールがあるのでいるけど、1日1回呼ばれるかどうかみたいな。
何もなければただ行って寝るだけ。
金額は例えば美容系だと1日行ったら10万とか、時給1万とか。
東北の病院とかに泊まりに行かなきゃいけないとなると、1泊10万プラス交通費。
もっと安いのも、もちろんあります。
健康診断なんかは5~6万とか、ワクチン接種、コロナの前に入ったやつとかも別にただの筋肉注射なんで、そんなに技術も別にいらなくて。
きついのとかもあるんですよね?
きついのはあります。
例えば当直とかでも産婦人科の当直とかで、夜中にお産が来たりとか、それはやっぱりそれなりのリスクがあるし、あとは麻酔科医の全身麻酔の手術なんかは、全身管理にリスクがあったりとかするので、あれの辺はやっぱり誰でもできるとかっていうものではないです。
バイトとかしたりされてたんですか?
バイトは最初の2年間の研修医の時は、今はルールが変わってできないっていうことになっているので、あれはバレるとかなり研修中止させられて、結構厳しいルールだったので今はやってないんです。
3年目で開業したので結果としてはやってないんです。
だから大学病院とかだと給料が本当に3年目入局1年目だと高くなくて、40万は多分絶対いかない。
土日削って両方のバイト行くと7万のやつだと14万。
それを8回やると100万増えちゃうんで、本業の勤務のところからもらっているより全然多い。
こういう経済的なねじれって、だいたい時が経つにつれて是正されていくはずなんですけど、なぜか医者のバイト問題については全く是正される気配がないんです。
友達とかでも週4勤目くらいを希望すると「いや週5出てほしい」みたいな。
それって実はバイトの人を頼んでしまうと、内勤の人に1週1日プラスで出てもらうより高くつくっていう謎のルールみたいな話があって。
ブラックジャックみたいなお医者さんっているんですか?
あれは無免許なので、いないんじゃないですか。
相当な法外な値段を多分もらっているじゃないですか?思い出しちゃいました。
「ブラックジャックによろしく」の方は当時の初期研修医の実態を描いた作品としては、かなりリアリティが実はあるかな。
むしろ僕の同期って、あの世代よりもさらに下ぐらいなんです。
昔はそれを見て医者を目指したみたいな人、僕はブラックジャックよりさらに下の「ドクターK」で当時マガジンで人気だったんですけど。
石丸先生はお医者さんであると当時に弁護士でいらっしゃると思うんですけれども、弁護士の方はアルバイトってあるんですか?
弁護士は歴史的に事務所に勤務しながらも個人でそれとは別に事件を個人として受けていいよっていうのがあるので、それをバイトといえば弁護士にもあります。
ただ確か一人の弁護士が複数の法律事務所に勤務するっていうのは確かダメだったっていうルールがあったと思うので、医者みたいに他の法律事務所に行ってそこでバイトするっていう形態ではダメ。