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これから国民民主党はどうする?

今、国民民主党に注目が集まるようになってきているんですが、それはいくつか理由があります。
3つ、今日は国民民主党をこれからどうするんですかということで、関心のある争点を私自身の口からご説明したいと思います。

①首班指名は?
②連立は?
③実現したい政策は?
・103万円
・25.1円/L

一番聞かれるのが「玉木さんは連立政権に入って大臣とかなるんですか」あるいは「大臣に誰か出すんですか」いうことを聞かれるんですが、結論から言うと連立政権には入りません。
私たちが欲しいのは大臣ポストではなくて、政策の実現なので、そのためには大臣として入るよりも、むしろ今のポジションを活かして政策実現を与党にしっかり飲ませるという方が、国民の皆さんの思いに合致しているだろうということで、そういった戦略を取っていきたいと思います。

その上で直面するのが首班指名って言われます。
首班指名って何かというと、選挙が終わった直後に40日以内に国会を開いて、そして内閣総理大臣を選ぶという、そういう手続きがあります。
誰がなるのかというと当然一番数を多く取った政党から総理が普通出るはずなんですが、ただ今回は少し変わってまして、石破さんは自民党で一番多く議席を得た政党の党首なんで、当然彼がなるかと思いきや、公明党入れても過半数を取っていません。
だから逆に言うと野党の議席を全部足せば過半数取れるので、野党が全部まとまって例えば野党第一党の野田佳彦さんと書けば、石破さんは総理になれなくて野田さんがなるということになっているわけです。

そういう中で「じゃあ玉木さんどうするんですか」と。
逆に私たちが自公に合わせて石破さんに乗れば、石破さんは確実に過半数を超えるわけです。
私たちは乗らなければ石破さんは少数与党のままということです。
ただ首班指名の選挙っていうのは、まず1回目やって決まらなかったら決戦投票が残っているんですが、決戦投票は規約上、過半数を取らなくてもいいんです。
相手より多ければいいので。
私たちどうするのかというと、当然1回目は国民民主党の代表である「たまき雄一郎」を書きます。
2回目の決戦投票に、石破さんと野田さんがなった時にどっちを書くのかということなんですが、「たまき雄一郎」と書きます。
これは無効票になるんじゃないかと。
2人のうちいずれかを選ぶ選挙ですから。
それであえて「たまき雄一郎」と書くと無効票になるんですが、私は今回、むしろ無効票に書くことが、国民民主党に入れてくれた方々の思いに一番寄り添う投票行動だというふうに思っています。

まず石破さんに入れるわけにはいきません。
今回、政治と金でおかしいと言って過半数割れを起こしたわけですから。
そういった方々に我々が乗ると「石破さんを総理にするために国民民主党も動いたのか」って言われるから、これはあり得ないです。

一方でじゃあ野党が全部足し合わせたら過半数がいくから「じゃあここにするか」と。
その代表である野田さんにするかというと、これも共産党から維新まで全部あるわけでしょ。
それを集めてそのトップになった政権を担う総理大臣は「どういう政策をするのか?」
基本政策もバラバラ。
外交安保もエネルギー政策も全部バラバラになっている。
憲法も護憲の人と改憲しろという人がいる。
そんなことでまとまっても仕方がないので、我々は今回はどちらにも与せず、2回目の決選投票になっても「国民民主党」と書くということを決めましたので、そういうことで我々は臨んでいきたいというふうに思っています。
ご理解是非ください。

そして具体的な政策実現をこれから与党にも厳しく交渉して、今度は勝ち取っていきたい。
今回私は有利だと思っているのは、もし私たちの案を飲まなければ、我々は法律とか予算に賛成しませんから。
今までは我々の意見も聞きますと中途半端に聞いていたんだけど、今度本気で聞かないと法律・予算は一本も通りませんから。
そういう状況を民意が選んだんです。
だからその民意に丁寧に寄り添うことが必要です。
我々も逆に与党は過半数を割ったわけだから、もっと謙虚に野党の意見でも国民民主党の意見でも、広い心で取り入れる。
でも一方で野党の責任も今回大きくなったと思っているのは、自公が過半数割っているからといって、とにかく何でも法律を通すなとか、予算通すなって言ってたら、これまた国民の期待を裏切る。
だから私たちは国民民主党が大事なんだと。

何でかというと、我々は今回「対決より解決」ということを訴えて票をいただいたんです。
珍しいことだと思います。
今どちらかというと対立を煽ったり、極端なことを言わないと票が取れない中で、むしろ「対決より解決」「政策本位」といって議席を4倍にしたわけですから。
我々の果たす役割は実はすごい重いと思ってます。
なので、やりたいのはまず103万の壁を上げたい。
これは手取りを増やす経済政策ということで、103万の壁を引き上げますということは、選挙中何度も訴えてきたんで、これは何としても実現したい。
そして178万円まで上げろと言ってますが、これは色々交渉があると思います。
ただ103万が具体的に110万でも20万でも30万でも上がって、1年間で働ける手取りが増えたら皆さん嬉しいでしょう。
何が一番大事かというと、「1票を国民民主党に託したら手取り増えたじゃないか」という実感を皆さんにしてもらいたいんです。
だからそういう意味でも103万やりたい。

あとは国民民主党といえばトリガー条項ということで、長年にわたって求め続けてきたガソリンの暫定税率。
もともと1970年、もう50年も前にできて、最初は「道路を作るためだけです」と言ったのが、もう50年引っ張って、そして道路以外にもバンバン使って、何だかわからないと。
一回、もうやめたらいいですよ。
そうすると物流コスト下がって、皆さんの物価が全部下がるので、非常に生活が楽になります。
こういうことを是非政府に飲ませていきたいということで、これからの交渉を強く臨んでいきたいなと思います。

今日は国民民主党は28議席を得てこれからどうなるのか、首班指名どうするの?連立組むの?実現したい政策はどうやってやるの?何なの?という具体的な3点にわたってお伝えさせていただきました。

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