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ペルソナ・ノン・グラータ
ペルソナ・ノン・グラータ、先日、日本を火の海にすると発言をした中国大使に対する対応は、これが検討されています。
このペルソナ・ノン・グラータというのはラテン語で、好ましくない人物というものになります。
あと、国外退去を命じるような言葉と考えていいのかなと思います。
《好ましくない人物の意》派遣された外交使節または外交官に準じた人物に対して、受け入れ国が好ましくないと判断した場合、派遣国にその旨を通告する語。
先日、中国大使が日本を火の海にすると発言をしました。
事の発端は、我々が5月の18、19、20と日本の国会議員団が台湾の方、頼清徳新総統の総統就任式に出たわけです。
それを受けて中国大使が怒って、日本を火の海にすると発言をしたわけです。
それに対して、最近は松原仁さんが積極的に発信されておられて、衆議院の外務委員会でも発言をされておられます。
2024年5月31日、日華懇がありました。
日本台湾友好議員連盟のようなものであります。
超党派の日華議員懇に出席。台湾訪問の報告、それに対する中国大使による日本の平和を脅かす旨の暴言、総領事による内政干渉の書簡について。古屋会長から呉大使に対する文書を発出。私はペルソナノングラータ適用が妥当であると提言、与野党議員から賛同の声を頂きました。 pic.twitter.com/omkzRioLPq
— 松原仁(衆議院議員 無所属 東京26区 目黒区・大田区)まつばら仁 (@matsubarajin731) May 31, 2024
これ現状では、政府・外務省の対応が残念なことで、電話で抗議をした、それだけなんです。
呼び出してもいないという状態であります。
本日、議連があって緊急の総会があって、議連で出すべき、向こうに送るべきメッセージが決まったということです。
ペルソナ・ノン・グラータについては、最近の事例だと2022年10月の事例があります。
政府は4日、ロシア政府が在ウラジオストク日本総領事館の領事を国外退去させたことへの対抗措置として、在札幌ロシア総領事館の領事1人に対し、外交上の「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましくない人物)」と通告し、10日までの国外退去を命じた。
林外相は外務省で記者団に「ロシア側の措置に対する相応の措置として通告した」と説明した。森健良外務次官が4日、ミハイル・ガルージン駐日ロシア大使を外務省に呼び、政府の決定を伝えた。
この当時は林外務大臣の下でロシア大使を単なる電話だけの抗議じゃなくて呼んで、北海道にいるロシア総領事に出て行けということを命じたということです。
質問主意書を見ておきたいと思います。
平成17年に鈴木宗男さんが出された質問主意書になります。
外務省在外職員の飲酒対人交通事故に関する質問主意書ということで、鈴木宗男さんの質問主意書がコンパクトにまとまってます。
質問8でペルソナ・ノン・グラータの定義いかがということで書いてあります。
あと、昭和55年より現在まで外務省在外職員でペルソナ・ノン・グラータに指定された者がいるかということです。
これは今になっては先ほどの読売新聞の記事であったように、日本のロシアにいる日本の大使が追い出されたわけなんですが、それを踏まえてとなります。
質問8
ペルソナ・ノン・グラータとは、好ましくない人物という意味であり、ウィーン条約第九条1は、接受国は、いつでも理由を示さず、派遣国に対し、使節団の長又は使節団の外交職員である者がペルソナ・ノン・グラータであることを通告することができ、派遣国は、状況に応じ、その者を召還し、又は使節団におけるその者の任務を終了させなければならない旨を規定している。
また、同条2は、派遣国がその義務を履行することを拒否した場合又は相当な期間内にこれを履行しなかった場合には、接受国は、その者を使節団の構成員と認めることを拒否することができる旨を規定している。
質問9
昭和五十五年四月一日から平成十七年十月二十六日までの間に在外職員でペルソナ・ノン・グラータに指定された者は、確認されていない。
平成17年時点ですが、こういう質問主意書が過去に出ていたということです。
今回私も5月18、19、20と台湾に行ってきましたので、当事者の一人としてこの件に関しては推移を見守っていきたいと思っています。
今回ペルソナ・ノン・グラータという言葉紹介させていただきました。