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内閣発足時の支持率、過去22年で最低!?

石破茂内閣、内閣発足時の支持率で過去22年最低を記録したという記事を紹介したいと思います。

先日発足した石破茂内閣なんですけれど、前途多難と言いますが、そんな感じの船出になっています。
過去22年最低支持率ということで色々と理由は考えられるんですけれど、まず私はこの数字は意外だなと思いました。
というのも、石破さんはなぜかオールドメディアの支持率が良かったと思うんです。
例えば総理にしたい人ランキングでは毎回ほぼ1位になってたことがよくあったと思うんですけど、その石破さんがいざ総理になると内閣発足時の支持率がこんな感じでとにかく低いという、とにかく意外ではありましたけれど、でもこれだけの低さになる理由というのは山ほどあるとは思います。

そのポイントとかあるんですけど、その中で強調されているのが国賊発言で問題となった村上誠一郎さんが総務大臣になるということです。
これは亡き安倍晋三元総理を「国賊である」ということで、1年間の党員停止処分を受けた方をよりによって総務大臣も重要なポストに置いたという、それは響いてるんじゃないかという分析もなかなか興味深いところだなとは思います。

石破茂内閣に早くも〝黄色信号〟が点灯か。報道各社の世論調査で、内閣発足時の支持率が50%前後しか獲得できなかったのだ。日経新聞では、2002年以降の内閣で最低だった。背景には、自民党総裁選で強調した「予算委員会」での審議を反故(ほご)にして「9日の衆院解散、27日投開票」の衆院選を強行するうえ、安倍晋三元首相を「国賊」と罵倒した村上誠一郎氏を総務相に抜擢(ばってき)したことなどが嫌悪された可能性がある。かつては「総理総裁にしたい政治家」のトップにあげられた石破首相だが、挙党体制の構築にも失敗したまま、国民の審判を受けることになる。

謙虚で誠実で温かい政治を行っていく」「ルールを守る政治を実現していく」

石破首相は就任直後の記者会見でこう語り、自身の内閣を「納得と共感内閣」と名付けたが、早くも雲行きが怪しくなってきた。報道各社の世論調査で、想定外の低支持率を突き付けられたのだ。

中でも、日経新聞・テレビ東京が1、2両日に実施した緊急世論調査では内閣支持率が51%と、現行の調査方式を導入した2002年以降、内閣発足時の支持率として最低となった。

石破氏が厳しく攻撃してきた第1次安倍内閣(71%)、第2次安倍内閣(62%)にも遠く及ばなかった。

不穏な〝兆候〟はあった。9月27日の総裁選直後に行われた毎日新聞の世論調査でも、石破新総裁に「期待する」との答えは52%だったのだ。

石破氏周辺では、「低すぎる。70%ぐらい行くと思っていた」「(リベラル系の)毎日でこの結果は厳しい」などと不安が広がっていた。

不人気の理由は、まず「言行不一致」にあるようだ。

共同通信の緊急調査(1~2日実施)で、「首相や閣僚が与野党議員と一対一で論戦を交わす予算委員会を衆院選前に開催するべきか」と聞いたところ、実に72・7%が「開催するべきだ」と答えた。

石破首相は総裁選で、「国民に判断いただく材料を提供するのは政府の責任であり、新しい総理の責任だ」「本当のやりとり(審議)は予算委員会」「『すぐ解散します』という言い方は、私はしません」と断言していた。

それが、森山裕幹事長ら「早期解散論者」に諭されて、簡単に「9日解散、27日投開票」の衆院選を表明した。野党各党は「ウソ解散」「敵前逃亡解散」などと酷評している。

ベテラン議員は「これまで、『熟慮の石破』が売りだったのに、あまりにも前のめり。国民は『裏切られた』と感じているのだろう」と突き放す。

自民党派閥裏金事件をめぐっても、国民の目は厳しい。

前出の共同調査では、首相交代で自民党の政治とカネの問題について、73%が「解決に向かうとは思わない」と回答している。

石破人事への批判も強い。

自民党内では、早期解散を見据えて、「主流派も反主流派もなく、新総裁の下で一致団結、政策力、実行力に基づいた真のドリームチームを」(岸田文雄前首相)などと期待する声が多かった。

ところが、石破首相は、総裁選の第1回投票でトップに立った高市早苗前経済安保相に幹事長や重要閣僚でなく、総務会長を打診して固辞された。主要閣僚には、岩屋毅外相や中谷元防衛相など、国防族のお友達を並べるなど「論功行賞」「リベラル重用・保守外し」「安倍路線の決別」という色彩が強くにじんでいる。

有馬氏「改革が『虚構』なら危機的」

中でも、批判が強烈なのが、安倍氏への「国賊」発言で党処分を受けた石破首相の盟友・村上氏の総務相起用だ。

村上氏は、「国賊」発言問題についての記者団の質問に、「正論を述べた」「終わったこと」などと〝逆ギレ〟する姿勢さえみせている。

フジテレビ客員解説委員の平井文夫氏は本紙連載「ニュース裏表」(2日発行)で、村上氏の入閣について、「さすがに厳しいと思う」「安倍氏を『国賊』と呼んだ人を入閣させるというのは、『党の半数を敵に回した』ことになる。国会議員だけでなく、自民党支持層の有権者の中にも『石破許すまじ』の声は相当上がっている」と指摘している。

党内では、「村上氏が暴走すれば、保守系だけでなく幅広い層からの反発を招きかねない」と危機感が広がっている。

歴史的な低支持率の結果をどう見るか。

政治評論家の有馬晴海氏は「石破首相の『改革姿勢』に期待していた国民世論からすれば、早期解散や政策論でブレ始めた言動は『裏切り』に映るだろう。石破首相は、党内で孤立しても、空気を読まず、世論に寄り添う論陣を張っていたから、支持を受けていた。国民はあくまで、『自民党にお灸をすえる』という姿勢で一貫している。石破氏の改革が『虚構』だと受け止められれば、支持率は危機的状況に陥る」と分析している。

内閣発足時はご祝儀相場みたいなのがあるんですけど、岸田政権の時の支持率に比べると50%というのはかなり上がった方だと思いますが、内閣発足時に考えるとなかなか厳しいんじゃないかなと思います。
今後次第かもしれませんが、ただ結局国会の方では予算委員会をせずに衆議院を解散するんじゃないか、それが濃厚になっているわけです。
場合によってはやっぱり予算委員会やるとかということも可能性は無きにしも非ずかなとは思っています。

何にせよ新たな船出ということで、とにかく国民が納得っていうのがやっぱり重要だと思いますので、その点を念頭に置いた上で石破茂総理には国を引っ張っていってもらいたいなと思っています。


プチ報告で質問主意書を出しました。
日本共産党に関する質問主意書・政府見解に関する質問主意書。
これは政権・内閣が変わるたびに出しています。
例えばこういう質問を出しています。
「日本共産党に対する石破内閣の見解について」3番まであるんですけど、1番だけ見ます。

令和3年9月4日加藤勝信官房長官(当時)は記者会見において、政府としては日本共産党のいわゆる敵の出方論にとった暴力革命の方針に変更はないものと認識している旨、及び志位和夫さんの発言によって政府の認識は何ら変更するものではない旨発言している。
日本共産党の敵の出方論に沿った暴力革命の方針に変更がないという見解は、石破内閣においても変わりないか。

これで変わったらどうなんですかね。
やはり「共産党は暴力革命の方針に変更はない、いやいや日本共産党は暴力革命を取り下げたんだ」とか、そういう政府見解にするとまた荒れますよね。
どうなるのかというのは気になるところです。
石破さんはリベラル色がやっぱり強いので、本当に答弁書が返ってくるまではわかんないんです。
ここ数年で一番リベラルと言っていいんじゃないかなと思います。

そんな感じで最後に質問主意書の報告でした。


石破さんの内閣発足時の政権支持は、もちろんインターネット上でも話題になっています。

村上誠一郎総務大臣においては、総務大臣はNHKを管轄しますので、我々としてはもちろん評判悪いのはそうなんですけれど、とにかくNHKの改革を進めてもらえればとは思っています。
私としては石破政権は確かに黄信号とは言われてるんですけど、長期政権であることを前提とした上で取り組んでいきたいと考えています。

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