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沖縄で反基地イデオロギー政治は終焉? オール沖縄弱体化?

「沖縄の政局がかなり変わってきた、具体的に言うとオール沖縄の勢力がかなり弱ってきた、つまり基地反対派の勢力がかなり弱ってきた」という夕刊フジの記事を紹介したいと思います。

今回は金曜日に買ってきた夕刊フジの記事を一つ紹介したいと思います。
「石破降ろし地方反乱」というのがトップ記事になっていますが、こちらは飛ばして2面の方にあります。
八重山日報の仲新城誠さんという方が書かれた記事になります。
「オール沖縄 重要選挙で大敗」「反基地イデオロギー建成は終焉へ」そして「10月27日衆院選でジレンマ」という記事が書かれています。
沖縄の政局をだいたい把握する上で非常によくまとめられている記事だと思いましたので紹介したいと思います。

沖縄で6月と9月、玉城デニー県政の今後を占う重要選挙があった。知事を支え、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力がいずれも大敗し、「反基地イデオロギー県政」は終焉(しゅうえん)に向かっていると強く感じた。

6月の県議選で「オール沖縄」勢力は48議席中20議席にとどまった。改選前の24議席から大きく後退し、辺野古移設を容認する自民党中心の野党が多数派となった。

辺野古移設をめぐり、県は国と法廷闘争を繰り広げてきたが、県議会の承認がないと新たな裁判は起こせない。移設反対の発信などを目的に、県が米国に設置しているワシントン事務所も、存続が認められなくなる公算が大きくなった。

沖縄県がワシントンに事務所を置いていたというのも税金で運営されているのでいかがなものかと思います。

玉城知事は今後、辺野古移設阻止に向けた方策をほぼ完全に封じられる。辺野古に限らず、知事肝いりの重要政策も、自民党など野党の理解がなければ実行できない。事実上、県政は「レームダック(死に体)化」する。

地方政治は首長と議会の二元代表制なので、県の方で何かやりたいということがあっても、玉城さんが進めたい政策があっても、議会の方で過半数の賛成がないと進められないということなんです。
玉城知事を支持しているオール沖縄勢力が定数48中20しかないので、自民党の支持を取り付けないと、というのがそういうことです。

「オール沖縄」勢力の主な敗因は、辺野古移設工事が進展し、選挙で移設の是非を争点化できなくなったことだ。

「オール沖縄」勢力がいくら反対を訴えても、目の前で辺野古沿岸が埋め立てられている中ではリアリティーを欠く。有権者の関心は米軍基地問題から、物価高や子の貧困といった経済、福祉問題へシフトした。

県議選に続き、普天間飛行場を抱える宜野湾市で9月に市長選が行われた。「オール沖縄」勢力の候補者はついに、選挙戦で「辺野古」にほとんど触れず、経済、福祉問題を中心に訴えるという戦略を取った。

「オール沖縄」勢力の全盛期、辺野古移設を容認する自民党の候補は県民の反発を恐れ、選挙で「辺野古」に言及することを避けていた。当時「オール沖縄」勢力や沖縄メディアは自民党の姿勢を「辺野古隠し」と呼んで激しく批判したものだ。

ところが、宜野湾市長選では、皮肉にも「オール沖縄」勢力の方が「辺野古隠し」に走った。だが、ご都合主義の沖縄メディアは、こうした変わり身の早さを疑問視もせずスルーした。

市長選は、自民党などが推薦する元職の佐喜真淳氏が圧勝した。辺野古移設の是非が争点にならなければ勝てない、という「オール沖縄」の弱点が改めて露呈された。

10・27衆院選でジレンマ
10月27日に衆院選が投開票される。「オール沖縄」勢力は、辺野古移設反対を掲げれば有権者から絵空事とみなされ、経済や福祉に重点を置けば自民党に後れを取る、というジレンマに直面する。

「オール沖縄」に支えられる玉城知事も、現在の反基地一辺倒の姿勢を転換しない限り、2年後の知事選で当選は困難だろう。イデオロギー優先で政治を進める時代は終わったのだ。

辺野古の工事が進むにつれて政局が変わってきたというのも説得力はあり「なるほど」と思いました。
それに加えてやっぱりオール沖縄の酷さというのか、活動家の酷さみたいなのも、やっぱり皆さん・多くの人が知るところになったっていうのもあるんじゃないかなとは思います。

名護市で2024年6月28日に47歳の男性警備員の方が亡くなりになった事件も、活動家がダンプカーの前に飛び出ようとしたところを警備員の方がかばってお亡くなりになったというところです。
映像を県議会で確認しようとしたら、オール沖縄の政力の県議の者が部屋から退出するということまで起こっているということです。


衆院選について確認して、候補者がどんな感じだろうというのを見ておきたいと思います。

まず1区なんですけど、あかみね政賢・日本共産党、前職当選8回なんです。
そしてコクバ幸之助さん・自由民主党・51歳・当選4回。
下地ミキオさん・63歳。
和田ともひささん・参政党。

下地先生は私も2024年に沖縄行った時にお話しさせていただきました。
沖縄2区です。
予想される顔ぶれということで新垣クニオさん・68歳・社民党・当選1回。
宮崎政久さん・自民党・当選4回・59歳。
赤嶺ノボルさん・日本維新の会・新人57歳。
今野あさみさん・新人・参政党の方です。
ヒガタカシさん・47歳・新人・無所属。

沖縄3区の予想される顔ぶれです。
ヤラともひろさん・62歳・当選2回・立憲民主党。
島尻安伊子さん・59歳・当選1回・自由民主党。
新城つかささん・参政党・新人です。

沖縄1区で下地ミキオさんが新人というのも「1区」だと新人という扱いになるのかもしれないです。
沖縄4区です。
金城トオルさん・立憲民主党・71歳・新人。
山川やすひろさん・日本維新の会・54歳・新人。
西銘恒三郎さん・自民党・70歳・当選6回。
山川ひとしさん・新人・れいわ新選組・50歳・比例重複とのことです。

ということで、オール沖縄の勢力もかなり弱ってきています。
沖縄4区の方なんですけど、れいわ新選組が候補者を出したことで揉めてましたよね。
立憲民主党も候補者を出してるので、イデオロギー的には被るので票割れしちゃうということなんです。
もともと、れいわさんは沖縄1区を擁立してたんだけれど、どうやら1区の方は撤回をされたということです。
4区の方は結局出馬を続けられるってことなんですかね。

どちらかというと、保守・革新で言うと、自民党が保守としても維新の会さんも参政党もどちらかというと保守なので、そういう意味では票割れっていうのはあるかもしれません。
その辺はなかなかジレンマですかね。

ということで、オール沖縄の勢力が弱ってきているとはいえ、保守側も票割れしそうな状況なので、なかなか難しい戦いになりそうな気はしますけれど、今回夕刊フジの仲新城誠さんの記事で、沖縄の状況がかなり変わっているということを皆さんと共有できたらと思います。

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