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石破新内閣が発足!総理になる前に解散表明?
今日は10月1日に発足いたしました石破新内閣について解説コメントしたいと思います。
まず就任会見で、「納得と共感の内閣政治を目指す」ということをおっしゃったんですが、あるいはこれは決戦投票で高市さんと争ったときに「ルールを守る自民党・ルールを守る自民党・ルールを守る自民党」で3回言ったんです。
多分、高市さんがルールに違反する形で全国にチラシを配っていたので、その嫌味を言おうと思ったんでしょうけど、でも今見ると石破さんもルール守ってよと。
そして国民の納得と共感を得られることをやってよ、今本当にできてるの?っていうのが発足後に数日間で広がってきているというのは、石破さんもやばいんじゃないかなという気持ちです。
正直長いこと、2012年に安倍さんと戦って、それでその後に幹事長になりますけど、ずっと反安倍派というか反主流派だったので、ある意味干されてきたわけです。
今回、政権を奪取して内閣総理大臣になったということなんですけど、ただ国民の皆さんも石破さんは今までの政治と自民党の党首・総裁と違って、本当に納得と共感・ルールを守る、そういう政治をやってくれるんだと期待したはずなんです。
これがガラガラと崩れたのは戦後最短で10月1日に国会開いて10月9日に解散してしまおうと。
10月27日には総選挙だということをぶち上げたことで、石破さんの納得と共感の政治とかルールを守る自民党という、この吐いた言葉の信頼性自身が極めて揺らいできているということなんだと思います。
なぜかというと総裁選中も自分が石破内閣ができたらすぐに解散するんじゃなくて、当時、小泉さんがすぐに解散するって言っていたので、それもある種の対抗になるような議論として「いやいや予算委員会」。
予算委員会というのは皆さんもテレビ見たことあると思いますが、全大臣が座ってて、それであらゆる質問に答えるっていうそういう委員会なんですけど。
予算委員会をちゃんと開いて、石破総理のみならず閣僚もどういう考え方を持っているのかということをきちんと我々野党からの質問に答える形で表明をして、それで判断材料をちゃんと与えてから国民に信を問うと。
これ私が言っているのではなくて、2週間前に石破さんが言っていたので。
総裁選挙中で言っていたにも関わらず、まず総理大臣になる前に「すぐ解散だ」と10月27日に投票日だと言いました。
そもそも総理大臣しか解散のことを言っちゃダメなんですよ。
何でかというと解散というのは我々衆議院議員の首を一気に飛ばす行為だし、あるいは様学校で習ったかもしれませんが、司法・立法・行政という三権分立があります。
解散権とは別に憲法に書いているわけではないんだけども、どちらかというと7条の解散というのは時の政権が自由自在にいつでもやって、それで行政権、つまり内閣とそして立法府・国会との関係・2つの強い権力を統治する1つの手段、特に行政側から国会側に対して「お前ら全員クビだ」というのが解散なので、それはまさに権限を持った地位にある人しか言っちゃダメなんです。
それを与党の自民党総裁に選ばれたからといって、総理大臣になる前の単なる一総裁・自民党新総裁の時に、解散に軽々に言及するのは私はそもそもがルールに反していると思います。
こういうことは小さいことかもしれませんけども、憲法上のある種の手続きなんで、そういったことを守れない人は大きなルールを守れなくなっていくと思うんです。
それはすごく心配しています。
言っていることとやっていることが違うんじゃないかと。
あなたに期待したのは、これまでの慣例・慣習じゃなくて、「自民党を変える」ということをやって欲しかったのに、「自民党を変える前に自分が変わってしまっている」ということで、とても自民党を変えることを期待することはできないということです。
あえて言うと石破カラーとか何とかカラーとよく言いますけど、脱色・ブリーチされていると。
既にブリーチが進んでいるなという気がするので、これは皆さんの期待外れ感がダンダンと時間とともに高まっていくんじゃないかな。
だから解散してボロが出る前に「もうやっちゃえ」というのが今回の選挙ではないかなと。
石破さん頑張ってください。
今までいっぱい色々いいことを言ってたんだから。
「ルールを守る」とかって「正直な政治をやらなきゃいけない」と国民民主党みたいなこと言ってたわけですから。
「本当に石破さん頼むよ」ということです。
あと中身のことに関して言うと、前にたまきチャンネルに取り上げましたけど、経済政策は本当心配です。
石破さんが新総裁になった瞬間にまたグワーッと株が、まず先物が下がって現物が追いついてきて2,000円ぐらい下げたわけですからマーケットも警戒してます。
緩和的な政策・金融政策とか、あるいは機動的な財政出動みたいなことは「引き継ぎます」とは言ってますけど、多分これまでの発言から見ると、本心は金利を上げたいし増税したいっていうのが石破さんだと思っているのは皆さんはよくご存じだと思います。
そうなると、今は選挙も近いしリップサービスで言ってるかもしれないけども、「本当はあんたは財政タカ派でしょう」というのは、多分皆さんご存じなんで、本来の石破さんの政策をやると、明らかにデフレに逆戻りです。
あと経済政策は確かに本人不得意かもしれませんが、なんといっても外交安保は俺の領域だと思ってるはずです。
でも私からすると、例えば先般、石破さんが9月27日に当選された日に、アメリカのハドソンっていうシンクタンクあるんです。
そこに発表した「アジア版NATO構想」っていうのが私やばいと思ってます。
悪いことは言わないんで、早めに取り下げたほうがいいです。
アメリカとの関係とか同盟国との関係でも、やっぱ不信感を増すだけの内容だし、確かにその地位協定の見直しとかはいいんですけど、そこに至る具体的な道筋は全く示されてないので「大丈夫ですか」みたいな感じはします。
外交安全保障は失敗できません。
確か茂木さんが代表選挙中に言ったんですけど、経済政策を間違っても自民党が支持を失うだけなんですけど、安全保障政策や外交政策を間違ったら日本がなくなりますから。
あと、石破さんがなんでなったかというと、岸田総理の時に裏金問題が発覚したんだけれども、それに十分対応できなくて、岸田さんの下では政治改革が進まないということで正論を吐く石破さんに期待が集まったんだと思います。
でも結局、今のままだと石破さんもこの政治と金の問題は解決できないと思います。
明らかに、例えば麻生派とかで同じような裏金づくりがあったってこともいろんな証言から出てきてるわけですから。
そういう意味では新事実が出てるんで再調査すべきなんです。
私にこの前石破さんがご挨拶に各党をまわって来られた時に「石破さんおめでとうございます」「言ったことをやってくれるんだったら応援しますけど、逆に言ったことをやらないんだったら厳しく批判します」ということは伝えておりました。
後者にならないように期待したい、というふうに思っています。
今、混乱している世界をぐわっと再編して、そして本当により良い政治を作っていくその中心的な存在になるように頑張っていきたいと思っていますので、是非皆さんの後押しご協力、もう選挙が始まりますんで、物心両面でのご支援をいただければと思っています。
是非とも皆さんには引き続き、たまきチャンネルご愛顧いただくと同時に、間もなく始まる選挙に対して、いろんな形での後押し・ご声援を賜りますことをお願いを申し上げたいと思います。