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税収6年連続過去最高!国の懐だけが豊かに!
2025年の予算案が出来上がってきましたけれども、なんと税収が6年連続過去最高の見通しとなりました。
このことについての意味を説明したいと思います。
令和7年度予算の予算がまとまってきたんですけれども、76.8兆円で書いているのは内閣府の出した中期の経済見通しにおける数字ですけど、多分超えてくるんじゃないかなと。
私は最終的にはまだ始まってませんけど、最後締めたら80兆円ぐらいの税収になるんじゃないかなと思ってるんです。
過去振り返ってみましょう。
コロナが始まった2020年度。
これは大変な時期で企業もなかなか思った通り営業もできなくて、税収も下がってということで2.7兆円下振れしたんです。
それでもこの60.8兆円というのは当時過去最高の税収でありました。
そこからプラスに転じて2021年度は67兆円、2022年度は71.1兆円、2023年度は72.1兆円、2024年度は73.4兆円ということで来ましたけれども、5年連続過去最高の税収を記録してきたわけです。
大きな理由は、2020年はコロナで物価が下落しましたけれども、その後、特に最近数年は高い物価上昇になってまさに皆さんの生活が苦しんでいると。
累計しても大体9%ぐらい物価上昇しているということなんです。
じゃあ税収はどうかというと2020年から来年度の税収見積もりからすると約16兆円伸びてまして、率にして26.3%増えてるんです。
皆さん、思い出してください。
コロナの時から今に至るまで26%ぐらい皆さんの所得が増えてますか?
皆さんの手取りは増えてますか?
国は明らかに26%以上、国の懐が豊かになっているわけです。
現に6年連続の過去最高の見通しになっているわけです。
物価の上昇に応じて税収が上がってくるっていうのだったら理解できるんですけど、さっき言ったように2020年と2024年を比べたら、物価上昇したといっても9%前後なんです。
だからその物価上昇の率以上に国の税収が増えてますし、何より皆さんの国民の懐の増加率以上に、国の懐の増加率は高いということがわかると思います。
だから、取り過ぎた税金を今こそ国民に返そうと言ってるんです。
私は税収が経済成長で伸びることは良いことだと思います。
ただ国民の懐が豊かになる度合いと同じ程度で国の懐が豊かになるんならいいんですけど、国民の皆さんの懐が豊かになる度合いの何倍も国だけ懐が豊かになっているのは、それは経済政策の在り方としてはおかしいんじゃないですかってことを言ってるんです。
だから今の103万円の壁です。
基礎控除・給与所得控除を足した水準を与党宮沢税調会長を中心に123万円までは上げると決めましたけども、これだとはっきり言います。
憲法が保障する生存権を守ることはできないと思います。
だって、20万円上げても基礎控除と給与所得控除で10万円+10万円なんですけど、給与所得控除といっても190万円以上の収入のある方については、サラリーマン・サラリーウーマンであっても給与所得控除による減税額はゼロですからね。
だから多くの人にとっては単なる基礎控除を10万円上げただけ。
となると結局、年間の減税額は5,000円とか1万円なんです。
だから5,000円とか1万円のケチな減税じゃなくて、我々の主張する178万円まで、103万円の壁を引き上げて、例えば年収200万の人だったら9万円ぐらいの減税、年収300万の方だったら11万円ぐらいの減税とか、そういうことをして家計を支えてはどうですか。
じゃあ財源どこにあるんだって議論するんですけど、国は26%も税収増えてるじゃないですか。
全部が全部とは言いません。
16兆円増えてて、そのうち一部でもお返しして、半分でも8兆円返すじゃないですか。
よく7兆円の減税・8兆円の減税だって言うんですけど、来年の予算から7~8兆減ったとしても2022年度ぐらいの税収なるわけです。
このとき十分やっていけてましたよね。
ちなみに2023年は4兆円ぐらいの定額減税を岸田さんがやりましたよね。
あれだけ税収が減ると思いきや過去最高です。
しかも当初予算より3.8兆円も上振れしてるんです。
多分、来年度77兆円ぐらいで私は予算を組むと思いますけど、同じように2兆・3兆上振れしたら、多分来年度の税収は80兆を超えると思います。
その可能性だって十分ある。
それは明らかに取り過ぎ。
だって2020年コロナの始まったとき60兆円だった税収が80兆になって、5年間ぐらいで20兆増やしたら取り過ぎですって。
民間から企業から家計から。
特に家計からね。
だから全部が全部と言いません。
増えた分の半分ぐらいの8兆円ぐらいをお返ししたって十分国も回るし、何より経済も回るし、国民生活は豊かになるということを是非皆さんわかってください。
2月・3月まで103万の壁の引き上げ延長制に入ってますけれども、どうか皆さん、私たち国民民主党は税金を取って使う側の立場ではなくて、税金を払う側の立場に立って政策を実現していきます。
今こそ取り過ぎた税金を国民に返そう、このことを強く訴えていきますので、是非、後押し・応援、国民民主党にまた、たまきチャンネル・玉木雄一郎にいただきますよう、お願い申し上げます。