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国史教科書を支援者の方から送っていただきました

支援者の方から国史教科書を送っていただきました。
この本についてお話をしたいと思います。

こちら竹田恒泰さんが作られた国史教科書ということで、支援者の方からこちらを送っていただきました。
私も「欲しい欲しい」と思っていて、買いに行こうかなと思っていた時に、事務所の方に帰ったらこちらが届いていて、本当に送っていただきましてどうもありがとうございました。

私も国会議員として活動する上で常々問題意識があるのは歴史教育です。
これはかなり問題があると思っていて、特に教科書に何が書かれているかというのは非常に重要だと思いますし、度重なる教科書検定に関する問題の指摘は私も問題だと思っておりましたが、なんと竹田恒泰さん自ら教科書を作られるという偉業を達成されたということです。
本当に素晴らしい取り組みだと思います。

ということで、Amazonに掲載されているところを少し紹介させてもらおうと思います。
こちらはKindle版が出ればいいのかなと思うんですけど、現状はないということです。
こちらは書籍の紹介で「特徴」がありますので一部読み上げます。

①最も面白い
面白い教科書を目指しました。楽しみながら学べる「読み物」に仕上がっています。歴史は本質的に面白いものです。その面白さを素直に表記しました。

②最もレベルが高い
私たちは、全国の偏差値の高い高等学校の入試問題を遡って解析して本書を執筆しました。おそらく、もっともレベルの高い教科書になったと思われます。

③光と影をバランスよく配置
従来は、日本に誇りが持てるような逸話は教科書にはタブーでした。しかし、日本の歴史には誇らしいこともあったはずです。「光」と「影」をバランスよく配置することで、生徒たちは、悪いことは繰り返さないように、また良いことは伸ばしていこうと思えるはずです。

④全体を通じての課題探求
日本列島では一八〇〇年以上王朝交代がなく現在に至ります。そして、それは日本の歴史の大きな特徴の一つです。「それがなぜか」というのが本書の全体の課題です。生徒たちは、学習する過程でその答えを探求していく構造になっています。

⑤「日本人」のための教科書
米国には「国史(National History)」という教科はありますが「アメリカ史(American History)」という教科はありません。外国人が学ぶ「アメリカ史」と、アメリカ人が学ぶ「国史」は内容や書きぶりが異なるのは当然です。本書は日本版「国史」を追求した教科書です。

竹田恒泰さんの最近のTwitterでの投稿も紹介します。


少し内容を読み上げさせていただきます。
まずこの教科書の課題というところの一部分です。
先ほども話ありましたけれど、日本は王朝交代がなく世界最古の国と言ってもいいんじゃないかなと思います。
日本だけ一貫して国が続いている。
その次に長いのがデンマーク王国、こういうのがわかるようになっています。

私も皇室の重要性というのは本当に知ったのは30代後半です。
KAZUYAさんの動画でその意義を知ったぐらいということです。
歴史教科書歴史の教え方には私自身、問題あると言いますか、必ずしも今思えば良くない教育と言いますか、十分ではない教育を受けていたんだなと思うところです。

この教科書の課題を一部読ませていただきます。

文明に移行した後の人類の歴史は、国家攻防の繰り返しでした。
次に載せた世界各国王朝逆年表を見ると、国家の寿命はそれほど長くないことに気づくでしょう。
400年以上続く国家はそう多くはありません。
ところが日本列島では、大和王権発足から約1,800年の長い間、王朝交代が起きずに歴史を重ねてきたと考えられます。

古代エジプトなど大和国家より古い王朝や古代国家はありました。
しかしそれらは全て滅びてしまいました。

王室がある国で特に歴史が長いのは、王室が成立して約1,100年のデンマークや約950年のイギリスです。
次に近代国家として成立し現代につながる政治体制を確立した国では、アメリカやフランスなどがあります。
また戦後成立したばかりの中華人民共和国などは比較的新しい国家です。
王室の歴史で比較すると、日本の皇室の成立はデンマーク王室より古く、皇室は現存する世界最古の王家とも言われます。

近代国家としては日本よりアメリカやフランスの方が先に成立しましたが、日本はアジアで最初に近代化を果たしました。

日本の世界最古の王家は非常に重要な観点だと思います。

内容の一部ですが、「昭和天皇とマッカーサー元帥の会談」を少し紹介させていただきます。
日本の歴史が途絶える危機にもなったところです。
昭和天皇とマッカーサー元帥の会見という写真もあります。
写真についての説明文を見ますと、昭和20年9月27日に東京のアメリカ大使館で撮影。
この部屋は現在もアメリカ大使館に残っている。
マッカーサー元帥は背が高く略装で、しかも腰に手を当ててくつろいだ様子なのに対し、昭和天皇は背が低く正装で直立しているため、政府はこの写真の掲載誌を発禁処分としたが、GHQがそれを覆したという説明も書かれています。

ここも読ませていただきます。
やはり日本の歴史において、非常に重要な場面だと思います。

昭和天皇が初めてマッカーサー元帥をご訪問になったのは昭和20年・1945年9月27日のことでした。
元帥は当初、天皇は戦争犯罪人として訴追されないよう、命乞いをしに来るのではないかと考えていたようです。
ところが昭和天皇は元帥の想像もつかないことをおっしゃったそうです。
当時、次上長を務めアメリカ大使館まで同伴した藤田尚徳は備忘録に、昭和天皇のお言葉について次のように書き残しています。

敗戦に至った戦争の、いろいろの責任が追及されているが、責任はすべて私にある。
文武百官は、私の任命する所だから、彼等には責任はない。
私の一身は、どうなろうと構わない。私はあなたにお委せする。この上は、どうか国民が生活に困らぬよう、連合国の援助をお願いしたい。

引用:藤田尚徳「侍従長の回想」講談社

昭和天皇のお言葉を聞いたマッカーサー元帥は次のように回想しています。

死を伴う程の責任。それも私の知り尽くしている諸事実に照らして、明らかに天皇に帰すべきでない責任を引き受けようとする。
この勇気に満ちた態度に私は骨の髄まで揺り動かされた。
私はその瞬間、私の眼前にいる天皇が個人の資格においても、日本における最高の紳士であることを感じ取ったのである。

引用:マッカーサー回想記・朝日新聞社

マッカーサー元帥は昭和天皇との会談を経て、皇室を存続させることを強く意識にするようになったとみられます。

全国からGHQに充てられたおびただしい数の直訴状のうち、天皇に関するものはほとんどが皇室の存続を希望する意見が書かれていました。
またマッカーサー元帥の軍事秘書官のボナー・フェラーズが10月2日付の元帥宛のメモで、天皇を戦争犯罪人として取り扱うことは不敬であるのみならず、精神的自由の否定となり、政府機構は崩壊し暴動は避けられないであろうと伝えました。

残りの部分も興味深いところでありますが、興味深いと思われる方は是非この本を買っていただけたらと思います。
最後に「国史教科書第7版 刊行に寄せて」という冒頭にある竹田恒泰さんのご苦労話も共有しておきたいと思います。

文部科学省の教科書検定に最初に中学校の歴史教科書を申請してから4回連続で不合格となり、その5年の間に初版から第5版までの中学歴史文部科学省検定不合格教科書を毎年発売してきた。
しかし令和5年度の教科書検定で第6番と第7番が修正を加えた上で合格となり、くせつ6年の歳月を経て、ようやく中学校の歴史教科書として使用されることになった。
そこで学校の使用開始に先駆け、合格版国史教科書第7版を一般書籍として発行する次第である。
教科書を作るために設立した零細の出版社がここまで継続してこれたのは、毎年発売する不合格教科書を買い求めてくださった読者の応援の賜物であり、この場を借りてお礼申し上げたい。
教科書検定は文科省の事務官だけでなく、各分野の専門知識を備えた大勢の調査官により行われる。
申請図書はこれまで数多の検定意見・欠陥箇所の指定を受けてきたが、私たちは従来の常識に沿って書き換えたり削除したりするのではなく、言葉を補うことで私たちの意図する記述を残すという方針で取り組んだ。
その結果、版を重ねるたびに分量が増えページ数が大幅に増加することになった。
中には納得のいかない検定意見が付されることもあったが、誤解する恐れのある表現・理解しがたいという指摘の多くは順当なものであった。
私たちは試行錯誤を繰り返して誤解されない文章・理解しやすい文章を書くことを目指してきた。
その結果、検定を通じてより良い教科書にたどり着いたのではないかと思う。
令和3年度の教科書検定で合格の感触をつかんだ私たちは他社の中学歴史教科書と比較して、最もレベルが高い教科書を目指すことにした。
そのため偏差値の高い高校の入試問題を過去十分に渡って分析し、これらの問題を解くために必要な教科書はどのような内容であるべきかを検討し修正を施した。
それが今回合格した申請図書である。
中学の歴史学習や高校受験のみならず、教員が授業の参考とし、または社会人が国史を学び直すのに役立てていただけたら幸いである。

国史教科書を改めまして送っていただきました方、どうも本当にありがとうございました。

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