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手取りが増える経済政策!

今日は経済政策についての解説をしたいと思います。
名付けて「手取りを増やす経済政策」

以前たまきチャンネルで、石破さんの自民党と野田さんの立憲民主党、与党第一党・野党第一党の経済政策が実は似ている、という話をしましたけども、これだと元気が出ないんです。
デフレに逆戻りする可能性があります。
そこで我々国民民主党が最も特徴的な経済政策を掲げてますが、それが「手取りを増やす経済政策」なんです。
なんでこのことを我々言ってるかというと、皆さんご存じの通り我々国民民主党は結党以来給料が上がる経済を実現しようということで言ってきましたし、実際に上がってきたんです。

これ見ていただきたいんですけども、我々の目指す経済政策の柱は「まず賃上げを実現しましょう」と。
とにかく積極財政と金融緩和とあらゆる手段を使って賃上げできる元気な経済環境を作って、それで名目の賃金上昇率を4%・5%に引き上げていこうということで、できてきたんです。
中小企業とか非正規をさらに広げていかなければいけないところと課題はあるんですけども、傾向は出てきたんです。
この賃上げができたら手取りが増えて、手取りが増えたら消費が増えるので、また企業の売上が上がって、来年の賃上げやボーナスのアップに繋がっていく、この好循環がグルグル回ると、だんだん雪だるま式に増えてきて経済は大きくなっていく。
こういう好循環を目指そうということなんですが、今、何が問題かというと、賃上げを実現したってことをさっき言いましたが、この次です。
手取りが増えるってところに実は繋がってないので、連間の連鎖の中の鎖がまず切れてるんです。
切れてる鎖は何で切れてるか。
つまり賃上げしたのに手取りが増えない。
理由は何か、2つあります。

1つは税金が実は上がっている。
これは前に説明しましたが、ブラケット・クリープということをここで説明しました。
賃上げになったら、その賃上げ、あるいは所得の上昇率ほど手取りが増えない。
何でかというと、税負担がだんだん累進課税やそういったもので重くなる仕組みになっているので、賃上げほどは手取りが増えないっていうことが1つあります。

あとは社会保険の負担が上がってます。
これは高齢化、あるいは今回、子ども子育て支援金という1兆円を結局健康保険料に乗せているので、そういう意味では健康保険料が上がっていって、賃上げしたんだけどなかなか手取りが増えない。

であれば、鎖を繋ぐための具体策で、1つはやっぱ税金をできるだけ下げよう・社会保険料を下げようということなんです。
「財源あるの?」って言うんですけど、今、国の財政はすごく良くなってます。
さっき言ったように逆にブラケット・クリープは国の側から見ると、国民の皆さんの所得や賃金の上昇率以上に税収が入ってきますから、過去2年連続の最高の税収になってますし、2024年8月の税収は2023年8月に比べて、確か2割以上増えてます。
だからその意味では非常に良い形で税収が上がってきて、国の財政も健全化してきてるんです。

ただここで皆さんに言いたいのは、国の財政は健全化していけば良い、来年はプライマリーバランスが黒字になるということなんですが、優先順位を間違えちゃいけないのは、政治・政府の役割は国の懐を豊かにすることではなくて、国民の懐を豊かにすることなので、取りすぎた税金はお返しして、むしろ切れかかった・切れている鎖をきちんと1個の切れている鎖にバシッと入れることをすれば、グルグル回って、結局、企業業績上がれば法人税も増えたり消費税も増えたりするので、税収は心配ないんです。
まず切れた鎖をちゃんと埋める、それが「手取りを増やす経済政策」なんです。

だから財源的にはむしろ今国に沢山集まってきてます。
外為特会から円安で非常に運用益も上がっているということで利益も出ている。
そういったことをきちんと適切に国民に還元していけばいいということで4つあります。

まず1つはこの鎖をつなぐためには所得税の減税。
ブラケット・クリープ対策にもなるんですが、基礎控除を上げましょう。
具体的に103万から178万円です。
これ逆に言うと103万までは税金かからなかったんですけど、103万円を超えたら税金がかかるようになるんですが、今度はこれはその上限を178万円まで引き上げます。
なんでかというと、1995年に103万円と決まってずっと横ばいなんですが、デフレだったからです。
でも基礎控除というのは生きるために必要な最低限のコストを賄う所得には税金かけない。
それ取り上げちゃったら生きていけなくなるから。
でも生きるコストはインフレで上がってます。
であれば、この基礎控除等の水準は引き上げなきゃいけないということで178万円まで引き上げます。
なぜかというと、1995年に103万が決まった時の最低賃金と現在の最低賃金に比べると1.73倍になってます。
最低賃金も生きるために必要な最低限の所得を賄うための基礎単価です。
「ここから賃金下げちゃダメ」っていうその最低水準を示したものが最低賃金です。
それが1.7倍になっているならば基礎控除も1.7倍にすれば178万円ということで、学生の皆さん、パートナーの皆さん、178万円まで国民民主党は税金取りませんから。
それ以外の人もまず皆さんの所得から178万円を引いてから、残りに税金かけるので、全ての人に減税効果が及びます。
これ是非やりたいので応援してください。

2つ目ですけども消費税の減税です。
ずっと国民民主党が言ってますが、実質賃金はプラス、つまり名目賃金上昇率が安定的に物価上昇率を上回る。
そういう傾向が出てきたんですが、まだボーナス除くと実質賃金マイナスなんで、このプラスに安定的になるまでは消費税を減税して10%を5%にしようと。
単一税率にするとインボイスいらなくなるのでインボイスの負担もなくなるということで、これもやっていきたい、鎖をつなぐ有効な方策としてやりたい。

3番目はガソリン代・電気代の引き下げです。
今やってるじゃないかと言いますけど、補助金でやってるんです。
我々はガソリン代はガソリン減税でやりたいと思います。
そして電気代の値下げは再エネ賦課金を取るのをやめて、その分下げようと。
上がってるのは再エネ賦課金が最近上がったから上がってるんで。
こういうことで皆さんの生きるコストを下げよう、生活費を下げようと。
そうすると手取りも増えますから、鎖がまたつながるわけです。

最後に社会保険料を軽減していきたい。
高齢化や医療の高度化、またさっき言った1兆円の子ども子育て支援金などで、皆さんの社会保険料はどんどん上がってます。
前にも説明したんですけども、皆さんの払ってる健康保険料の多くは皆さんの病気と怪我のためではなくて、後期高齢者医療制度を負担するために、6兆円以上、いわば拠出するために皆さんは保険料を払ってるので、自分の病気や怪我には使われてません。
こういうことも見直しながら、社会保険料・社会保障制度改革をやりながら、きちんと社会保険料を軽減していきたい。
我々は例えば75歳以上の方についても、現役並みの所得のある方については「申し訳ありません。ご高齢なんだけれども、払う余裕がある以上は現役世代の皆さんのためにも同じ3割負担してください。」
またその対象を少し広げていこうということを提案して、そのことによって医療費を抑えて、社会保険料を抑えていく。
こういったこともパッケージで示して、とにかく賃上げが手取り増に繋がるところが切れている鎖をパシッと入れたいと思います。
そのことによって、消費の拡大、売上増、次なる賃上げ、持続的賃上げ、そして売上が上がれば法人税も消費税も上がって税収も増えて国の財政も良くなるという、この好循環がここで切れているので、それでやりたいのはこれです。

「手取りを増やす経済政策」
これを解説した考え方と具体的な方策を今日は解説させていただきました。

是非手取りが上がってほしいなと。
あるいはバイトされている方でもパートで働いている方でも、税金で取られる基準をもう少し上に上げてほしい、そんなことを思う人は「国民民主党、頑張れ」と応援いただければと思います。
我々が勢力が大きくなれば、必ず皆さんの手取りは増えますので、是非後押し応援よろしくお願いします。

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