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103万円の壁引き上げ ガソリン減税の検討…大きな山が動いた!

今日は「103万円の壁の引き上げ」について、大きな山が少し動いたのか、このことについて解説します。

非常に今注目を集めています「103万円の壁」です。
前回も解説した通り「今週が山だ」というふうに申し上げていたのは、金曜日の11月22日に政府として経済対策を閣議決定するんですが、その中に是非入れ込もうと。
ここで入らないとその先の税制改正・予算の議論につながっていかないので、経済対策に「103万の壁の引き上げ」が入るかどうか、実現するかどうかの命運を決める大事なポイントだということは前回も申し上げました。

でどうなったか。
まず私たちが求めていた「103万の壁」は当初はこの国・政府のまとめる新たな総合経済対策の中に全く入ってませんでした。
全く入ってなかったんで「これではダメだ」ということで、我々から要求項目を自民党・公明党の政調会長にぶつけて、それでその返答が返ってきたのが11月19日でした。

ある程度、我々の感覚に沿った形の文言が入っていたんですが、改めてこれを国民民主党の党内で全員参加の会議にかけて「こういう形でいいのか」ということを検討して「概ねいいけれども、2点だけ修正してくれないか」と言って、それを自民党・公明党に20日のうちに打ち返しました。
そしたら、これを全て飲んでくれたということで、20日の午後2時半から3党の政調会長・税調会長が集まって合意に達したということであります。

中身は特に我々が「入れてくれ」と頼んだのは大きく3つです。
一つはこの総合経済対策の中身、私たちの一丁目一番地の政策である「手取りを増やす」と。
「手取りを増える・手取りが増える」ということを入れてくれと。
実はものすごく抵抗してまして、それを入れてしまうと政府の総合経済対策が国民民主党の対策になってしまうということで抵抗を受けたんです。
ただこれは経済政策として我々が前から申し上げている好循環を作るためには、賃上げは民間の努力でやります。
でも手取りが増えないと次の消費の増加、企業の売上アップにつながって、さらなる賃上げにつながるという好循環が切れちゃうので、手取りを増やすということは極めて重要なんで「入れてくれ」と言ってすごい抵抗されたんですけど「手取りを増やす」という言葉が入りました。
これが非常に大きいことだと思います。

2つ目はこれです。
「103万円の壁を引き上げる」ということについては、これが明確に盛り込まれました。
いわゆる「103万円の壁」については、税制改正の中で議論し引き上げる。
この「103万円の壁」は引き上げると。
この経済対策の中で明確に記されましたので、これは皆さん、一票入れていただいた皆さんの力です。
この29年間ビタ一文動かなかった「103万円の壁」を引き上げるということを政府が決定することになったわけですから。
これは皆さんが選挙に行っていただいて国民民主党に一票を託していただいた成果が、もうここで既に皆さん出ましたから。

ただ、これからも後で言いますけども、具体的な引き上げ幅とかやり方については、これから税制改正議論が始まりますので、そこで本格的に行っていきます。
20日の日にも実は午前中には税制改正の議論が自民党・公明党と行われましたけれども、ただ上げることは確定しましたので。
富士山でいうと2合目ぐらいまでは行ったと。
ここからまだ長い長い道のりがありますけど、これからまた税制改正の中で頑張っていきたいと思います。
ただ少なくとも「103万円の壁を上げる」ということが、ついに政府が決めたんです。
政府与党が決めましたから、これは他でもない、皆さんの一票のおかげです。

たまきチャンネルを長くご覧いただいたり、スパチャいただいたり、応援してくれた皆さんの一票で、この不動の103万円、29年間動かなかった103万円が動いたんです。
これはまず私は成果として皆さんに御礼申し上げたいし、さらなる実現に向けて全力を傾けていきたいと思います。

3つ目です。
我々が要求した、いわゆるガソリン減税ですけれども、これについても明確に記されました。
ガソリン減税(暫定税率の廃止を含む)、それを検討して結論を得るということなんで、また税制改正の中での検討なんですけど、ただ暫定税率の廃止を含むガソリン減税について検討して結論を得る、とまで書きました。
引っかかりましたよ。
ここからさらに税制改正の中で、実を取っていきたいというふうに思います。

そして今日、こうしたことを内容に3党合意という形で3党の政調会長が文書を、このように原案ですけれどもまとめて、今後、補正予算については年内の早期成立、そして税制改正や当初予算等にも関わる事項が経済対策に含まれてますんで、引き続き実現に向けて誠意を持って行動するということで3党で合意をしたということであります。
私は「大きな山が動いた」って書きましたけど、「少し動いた」ということです。
103万円をとにかく引き上げることを決めたのは結構、山は動いたと思いますが、まだただこれから我々は178万円という水準を掲げていますし、長くトリガー条項の凍結解除で苦しんだガソリン減税もそう簡単ではないと思います。
ただここで政府の対策に明確に入ったわけですから、これを取っ掛かりにさらに交渉を進めて、なんとか実現を図っていきたいというふうに思います。

103万を上げることだけは確定しましたけれども、どこまでどうやってやるかということについては、これからですから。
さらに皆さんには注目をいただいて、是非「103万円の壁の引き上げ」、要は皆さんの税負担を引き下げて、そして手取りを増やして消費を増やして経済を元気にしていく。
その起爆剤となる政策一歩・半歩・2歩ぐらい前進しましたので、ここからさらに歩みを進めていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

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