見出し画像

エジプト軍・情報部が支配する大学 カイロ大学の広告塔 小池百合子

小池百合子さんが卒業を疑惑視されているカイロ大学について、そしてカイロ大学と小池百合子さんの関係について簡単に解説をしたいと思います。
まずカイロ大学についてお話をしたいと思います。

本を紹介したいと思います。
カイロ大学という本になります。
ベスト新書で浅川芳裕さんという方が書かれています。
こちらはKindle版を私は2020年6月に買って読んだところなんです。

今回、令和6年7月号の月刊Hanadaの記事に「小池百合子とカイロ大学、どす黒い闇」という記事があります。
トップの記事です。
これも浅川さんが書かれた記事ということになります。

カイロ大学について紹介があったので、少しおさらいしておきたいんですけど、カイロ大学は日本の大学と全然違うところになります。
端的に言うと国家機関の一つです。
霞ヶ関の省庁の一つみたいな感じです。
ある意味、文部科学省がカイロ大学みたいな感じなのかな。
プラスアルファ、やっぱり軍隊、軍の情報部が権力を握っているということで、そのトップにいるのが大統領ということになります。
エジプトの大統領令によって、各学部長の人事権は大統領が握っているという、そういう日本の大学とはかなり違うところになるかなと思います。
アカデミックな面もあるんでしょうけれど、とにかく非常に特殊な大学で軍隊と関わりがあります。

エジプトっていうのは民主化達成みたいな話はあるのかもしれませんが、実情は独裁国家みたいなところがあるとは思います。
これもいろいろと新聞記事を見ると、「エジプトちゃんと民主化しろ」みたいなツッコミ記事・新聞記事いくつもあると思います。
ということで、日本のいわゆる大学とはだいぶ違うということです。
こういう人事権をトップ・大統領が握っていて、その中では腐敗がはびこっているという話はHanadaの中には書いてありました。

小池百合子さんの話なんですけれど、いろいろと疑惑が取り沙汰されていますが、まずカイロ大学が小池百合子さんの卒業はもう認めているということです。
カイロ大学自身が公表をしていて、カイロ大学にとっても小池百合子さんが卒業生として認めることは広告塔になるということで、カイロ大学としてはエジプトの国益になるということみたいです。
エジプトの国益にかなった形でということで、卒業しているかどうかっていうのは、当時のことに関しては正直いろいろと疑惑があるのは確かなんですけど、一つ言えるのは、やっぱりカイロ大学自体が卒業を認めているということなんです。

カイロ大学の卒業生にいろいろと著名人がいるんですけど、その中の一人にサダム・フセインというのがいるということで、サダム・フセインの場合は高校を卒業していないので、カイロ大学に結局行ったんですけれど、その入学の時に高校を卒業していないので、高校を卒業して入学が認められたということなんですけど、小池百合子さんの場合は特例らしいです。
大学の途中から入学を認めてもらったとか、そういう話がここで書かれていて、しかもそれが当時の佐藤榮作内閣総理大臣とエジプトの間での約束みたいな、そういう話がここでは書かれています。
それはそれで、非常に興味深いところかなと思います。

カイロ大学と小池百合子さんの関係を疑うといいますか、そういう記事に対しては、カイロ大学が日本のいろんなメディアとか、いろんな勢力に対抗していると。
対抗するというか、そっち側から攻撃が来るということで、例の一つが東京都議会の自民党の会派が、かつて小池百合子知事にカイロ大学卒業の証明を求める決議というのを出そうとしたんですけれど、それを取り下げたという事例があります。

2020年6月10日の日刊スポーツの記事ですけれど読んでみます。

東京都の小池百合子知事と対立する都議会自民党が、小池氏のカイロ大卒業の証明を求める決議案を9日に議会に提出しながら、10日になって取り下げる、「珍事」が起きた。

カイロ大学は攻撃的と言いますか、そういう意味では我々も小池百合子さん関係でいろいろと発信する際は、少し注意は必要なのかもしれません。

あとはHanadaの中で書いてあるのは、小池百合子さんがエジプトのエージェントとして、エジプトの国益にかなう形でいろいろと政治家として活動される中で、エジプトに大量の国益をもたらしているということは指摘されています。
ただ、それが日本にとってもいいのであれば、win-winであれば全然いいとは思いますが、果たしてエジプト支援に見合う形で日本が国益・利益を享受しているかどうかというところは、それは我々国民がしっかりと監視していかなきゃいけないところになるのかなとは思っています。

ということで非常に面白い記事ではありました。
記事の中で引用されているものに、エジプトの国が運営している新聞の記事があります。
その中で先ほどお話しした当時の佐藤榮作内閣総理大臣がエジプトとやりとりして当時中学生・14歳だった小池百合子さんを特例として留学生として迎えるとか、そういうことなどが、新聞記事を元に記事が書かれています。

アハラーム紙というエジプトの新聞みたいです。
アハラーム紙、2004年の6月21日の記事にそれが書いてあるということで、キーになるのが、ハーテム氏という方です。
ハーテム元情報大臣なんですけれども、かつてエジプトの革命を起こした関係者・要人の一人でもあります。
エジプトのこれまでのトップの方とも一緒に協力して今のエジプトを形作ってきた方とも言えるということで、小池百合子さんはハーテム氏をエジプトの父と慕っていたということみたいです。

カイロ大学というのは日本の大学と全然違う状況であるということと、エジプトの国家機関の一つであるということで、カイロ大学卒業に関してはカイロ大学自体が認めているということなのです。
その中でも、当時の手続き上に問題があったのかどうかということについてはいろいろと言われています。

あと、サダム・フセインは確か法学部2年の時に中退したらしいんですけれど、サダム・フセイン自身がそれを認めているにも関わらず、カイロ大学は「サダム・フセインは卒業生です」ということを宣伝しているみたいです。
そういうことも書かれておりました。

そんなところで記事を少しだけ紹介をさせていただきました。
興味のある方は是非買って読んでいただくのがいいんじゃないかなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?